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マルチスクリーン環境でのBeamerプレゼンテーション
ここで相談・議論してもよい話題かどうか定かではないのですが、Beamerによるプレゼンテーションについて、是非、助言をいただきたく書き込みます。
最近のノートパソコンは、液晶プロジェクタを接続するとデュアルスクリーンになるものが増えてきている気がします。
1. 先日、BeamerのスライドファイルをUSBフラッシュメモリに入れて学会会場に持参したのですが、発表用PCはデュアルモニター状態になっており、一方のモニターにしか映写できない状態でした。液晶プロジェクタの方でフルスクリーンによる映写を行いましたが、手元にあるノートPCでスライドを確認しながら発表することができず、マウスをレーザポインタ代わりに使うことも難しい状態でした。一方、PowerPointの人達は特に問題ない様子でした(PowerPointは持っていないのでその人達がどうやっているのかよく分かりません)。このケースでは、学会会場のPCなので、こちらが設定を変更するわけにもいきません。みなさんは、このようなときはどうしていらっしゃるのでしょうか。
2. 新しい非常勤勤務先の大学にMacBookAirを持ち込んでPreview.appによるBeamerスライドの映写を試みたのですが、ディスプレイをミラーリングすると1-2秒に1回程度画面が黒くなり、講義が難しい状態でした。拡張デスクトップモードにすると、安定した映写を得られるのですが、上記と同様に、手元にスライドが映写されない状態で、非常にやりにくく困りました。現任校や他の非常勤先では正常にミラーリングしますし、拡張デスクトップモードでもスクリーンと同じものが教卓の小型モニターに映し出されますので問題ありません。新しい非常勤先では教卓に小型モニターはありません。講義室の液晶プロジェクタは固定された設備なのでこちらが何とか対処するしかありません。この大学での今後の講義をどうしようか、悩んでいます。
マルチスクリーン環境でも、全てのスクリーンに同じ映写を同調できれば問題が解決するような気がするのですが、 それはマルチスクリーンの意義に反するので、そんな方法はないのかなとも思ったりします。
助言がございましたら、よろしくお願い申し上げます。
見出しのフォントについて
情報処理学会のjsample.texがpdflatexでコンパイルできません
pdflatex jsample.tex
This is pdfTeX, Version 3.1415926-2.5-1.40.14 (TeX Live 2013)
restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./jsample.tex
LaTeX2e <2011/06/27>
Babel <3.9f> and hyphenation patterns for 78 languages loaded.
(./ipsj.cls
Document Class: ipsj 2012/10/12 v1.04 IPSJ class
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/latex/graphics/color.sty
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/latex/latexconfig/color.cfg)
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/latex/pdftex-def/pdftex.def
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/generic/oberdiek/infwarerr.sty)
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/generic/oberdiek/ltxcmds.sty)))
! LaTeX Error: Font family `JT1+gt' unknown.
See the LaTeX manual or LaTeX Companion for explanation.
Type H <return> for immediate help.
...
l.263 ...tShape{JT1}{gt}{m}{it}{<-> ssub*gt/m/n}{}
? x
No pages of output.
Transcript written on jsample.log.
土吉の出力について
\usepackage{otf}
\begin{document}
木下 \CID{13706}信
\end{document
と入力しても土吉が出てこないので困っていました。
インターネットで見つけた
http://ichiro-maruta.blogspot.jp/2013/08/windows-tex-live-2013.html
Windows の TeX Live 2013 でヒラギノフォントを埋め込む方法(丸田 一郎 2013年8月29日木曜日)
という2ページの文章を参考にしてやってみましたところ、見事出力に成功しました。
たいへんうれしかったので、みなさんにご報告します。
丸田さんの文章では、windowsのmklinkコマンドを使ってリンクを張るように指示されています。
その方が楽なのかもしれませんが、
c:\texlive\texmf-local\fonts\opentype\public\hiragino
というフォルダーにヒラギノフォントを置いて、名前を変える方法をとりました。
それ以外は、丸田さんの指示どおりにしました。
この結果、pdfの他の文字も見やすくなりました。
このフォーラムに顔を出されている方かどうかわかりませんが、
お礼を申し上げたいと思います。
RTL in XeTeX
行末での数値の代入
OTF パッケージで、“\CID{ }” の直後に改行すると、スペースが入るのですが、その理由は、下記の 3: に相当するから、ということなのでしょうか…?
(Windows の ptex で試しています)
\documentclass{jarticle}
\begin{document}
\newcount\test
1: あいうえお\test=1かきくけこ
2: あいうえお\test=1
かきくけこ
3: あいうえお{\test=1}
かきくけこ
% -------------------------
1: \char\jis"3021あいうえお
2: \char\jis"3021
あいうえお
3: {\char\jis"3021}
あいうえお
% -------------------------
\makeatletter
\newcommand{\testA}{\afterassignment\testB\@tempcnta}
\newcommand{\testB}{\char\jis\@tempcnta}
\makeatother
1: \testA="3021あいうえお
2: \testA="3021
あいうえお
3: {\testA="3021}
あいうえお
\end{document}
extractbb
GhostscriptにおけるCJKの設定について:新しいスクリプトの整備が始まっています
その中で,フォント有無を確かめて,存在すればシンボリックリンクを張ったりエントリーを追加したりする,kanji-config-updmapのようなスクリプトが,Norbertさんにより整備されつつあります.
しかし,特に中国語(簡体字,繁體字とも)と韓国語について知識が足りず,苦労しております.
些細なことでも構いませんので,アドバイスなどいただければ幸いです.
議論はMacTeXのメーリングリスト内で行われており,アーカイブ自体もメンバーのみに公開されていますので,まずはhttp://tug.org/mailman/listinfo/mactexから購読の申込をよろしくお願いします.
日本語についてもまだまだ発展途上ですので,OSでの環境構築に造詣のある方(ディストリビュータなど)にもご参加いただけますと,お互いの重複開発が減って好都合かと思います.
以下,整備され始めたNorbertさん作のcjk-gs-integrateスクリプトについてほぼそのまま翻訳してお伝えします.
このスクリプトでは,cidfmap設定ファイルの更新と,エイリアスの生成を行います.
フォントに関するデータベースもPerlスクリプトに格納されているので,必要なファイルは1ファイルのみです.
perl cjk-gs-integrate.pl --help
を実行すると,長い説明を読むことができます.
引数なしで
perl cjk-gs-integrate.pl
を実行すると,以下のことが行われます:
- Ghostscript Resourceディレクトリの探索
- 見つかったすべてのCIDフォントに対する,Ryumin-Light-Hのような小さなフォント設定ファイルの生成
- 見つかったすべてのCIDフォントからCIDFontディレクトリへのシンボリックリンクの作成
- すべてのTTFフォントに対するエントリーをcidfmap.localに生成
- 存在が仮定されているPSフォント名に対する名前参照の追加(どの実体へ参照するかはprioritiesの順序で決定)
- cidfmapからcidfmap.localが読めるように更新
実際にどんなものが生成されるか先に確認したければ,
perl cjk-gs-integrate.pl --output Resource
を実行すればよく,次のものが作られます:
Resource/Init
Resource/Font
Resource/CIDFont
スクリプトファイルは
https://raw.githubusercontent.com/norbusan/cjk-gs-support/master/cjk-gs-integrate.pl
にあります.
名前参照の順序など,フォント定義を変えて楽しみたい場合は,スクリプトファイル内の
__DATA__
よりも後の項目を,たとえば,fontdefs.txtというファイルに保存し,編集して,
perl cjk-gs-integrate.pl -f fontdefs.txt -o Resource
を実行すればよいです.
texmf.cnfのTEXINPUTSでドライブ自体を指定したい(W32TeX)
W32TeXを使用しています。
USBメモリにスタイルファイルを入れるような使い方をしたくて,$TEXMFLOCAL/web2cにtexmf.cnfを作成し
TEXINPUTS.uplatex = .;H://;$texroot/{uplatex,platex,latex,generic,}//
と指定しているのですが,
kpsewhich -progname=uplatex -all filename.sty
としてもH:¥以下に存在するファイルが表示されません。
(「H://」となっているところを「H:/foldername//」のようにすれば,H:¥foldername¥以下にあるファイルは表示されます。)
ドライブ全体をTEXINPUTSに含むことはできないということでしょうか??