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情報処理学会のjsample.texがpdflatexでコンパイルできません
pdflatex jsample.tex
This is pdfTeX, Version 3.1415926-2.5-1.40.14 (TeX Live 2013)
restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./jsample.tex
LaTeX2e <2011/06/27>
Babel <3.9f> and hyphenation patterns for 78 languages loaded.
(./ipsj.cls
Document Class: ipsj 2012/10/12 v1.04 IPSJ class
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/latex/graphics/color.sty
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/latex/latexconfig/color.cfg)
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/latex/pdftex-def/pdftex.def
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/generic/oberdiek/infwarerr.sty)
(/usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/generic/oberdiek/ltxcmds.sty)))
! LaTeX Error: Font family `JT1+gt' unknown.
See the LaTeX manual or LaTeX Companion for explanation.
Type H <return> for immediate help.
...
l.263 ...tShape{JT1}{gt}{m}{it}{<-> ssub*gt/m/n}{}
? x
No pages of output.
Transcript written on jsample.log.
土吉の出力について
\usepackage{otf}
\begin{document}
木下 \CID{13706}信
\end{document
と入力しても土吉が出てこないので困っていました。
インターネットで見つけた
http://ichiro-maruta.blogspot.jp/2013/08/windows-tex-live-2013.html
Windows の TeX Live 2013 でヒラギノフォントを埋め込む方法(丸田 一郎 2013年8月29日木曜日)
という2ページの文章を参考にしてやってみましたところ、見事出力に成功しました。
たいへんうれしかったので、みなさんにご報告します。
丸田さんの文章では、windowsのmklinkコマンドを使ってリンクを張るように指示されています。
その方が楽なのかもしれませんが、
c:\texlive\texmf-local\fonts\opentype\public\hiragino
というフォルダーにヒラギノフォントを置いて、名前を変える方法をとりました。
それ以外は、丸田さんの指示どおりにしました。
この結果、pdfの他の文字も見やすくなりました。
このフォーラムに顔を出されている方かどうかわかりませんが、
お礼を申し上げたいと思います。
RTL in XeTeX
行末での数値の代入
OTF パッケージで、“\CID{ }” の直後に改行すると、スペースが入るのですが、その理由は、下記の 3: に相当するから、ということなのでしょうか…?
(Windows の ptex で試しています)
\documentclass{jarticle}
\begin{document}
\newcount\test
1: あいうえお\test=1かきくけこ
2: あいうえお\test=1
かきくけこ
3: あいうえお{\test=1}
かきくけこ
% -------------------------
1: \char\jis"3021あいうえお
2: \char\jis"3021
あいうえお
3: {\char\jis"3021}
あいうえお
% -------------------------
\makeatletter
\newcommand{\testA}{\afterassignment\testB\@tempcnta}
\newcommand{\testB}{\char\jis\@tempcnta}
\makeatother
1: \testA="3021あいうえお
2: \testA="3021
あいうえお
3: {\testA="3021}
あいうえお
\end{document}
extractbb
GhostscriptにおけるCJKの設定について:新しいスクリプトの整備が始まっています
その中で,フォント有無を確かめて,存在すればシンボリックリンクを張ったりエントリーを追加したりする,kanji-config-updmapのようなスクリプトが,Norbertさんにより整備されつつあります.
しかし,特に中国語(簡体字,繁體字とも)と韓国語について知識が足りず,苦労しております.
些細なことでも構いませんので,アドバイスなどいただければ幸いです.
議論はMacTeXのメーリングリスト内で行われており,アーカイブ自体もメンバーのみに公開されていますので,まずはhttp://tug.org/mailman/listinfo/mactexから購読の申込をよろしくお願いします.
日本語についてもまだまだ発展途上ですので,OSでの環境構築に造詣のある方(ディストリビュータなど)にもご参加いただけますと,お互いの重複開発が減って好都合かと思います.
以下,整備され始めたNorbertさん作のcjk-gs-integrateスクリプトについてほぼそのまま翻訳してお伝えします.
このスクリプトでは,cidfmap設定ファイルの更新と,エイリアスの生成を行います.
フォントに関するデータベースもPerlスクリプトに格納されているので,必要なファイルは1ファイルのみです.
perl cjk-gs-integrate.pl --help
を実行すると,長い説明を読むことができます.
引数なしで
perl cjk-gs-integrate.pl
を実行すると,以下のことが行われます:
- Ghostscript Resourceディレクトリの探索
- 見つかったすべてのCIDフォントに対する,Ryumin-Light-Hのような小さなフォント設定ファイルの生成
- 見つかったすべてのCIDフォントからCIDFontディレクトリへのシンボリックリンクの作成
- すべてのTTFフォントに対するエントリーをcidfmap.localに生成
- 存在が仮定されているPSフォント名に対する名前参照の追加(どの実体へ参照するかはprioritiesの順序で決定)
- cidfmapからcidfmap.localが読めるように更新
実際にどんなものが生成されるか先に確認したければ,
perl cjk-gs-integrate.pl --output Resource
を実行すればよく,次のものが作られます:
Resource/Init
Resource/Font
Resource/CIDFont
スクリプトファイルは
https://raw.githubusercontent.com/norbusan/cjk-gs-support/master/cjk-gs-integrate.pl
にあります.
名前参照の順序など,フォント定義を変えて楽しみたい場合は,スクリプトファイル内の
__DATA__
よりも後の項目を,たとえば,fontdefs.txtというファイルに保存し,編集して,
perl cjk-gs-integrate.pl -f fontdefs.txt -o Resource
を実行すればよいです.
texmf.cnfのTEXINPUTSでドライブ自体を指定したい(W32TeX)
W32TeXを使用しています。
USBメモリにスタイルファイルを入れるような使い方をしたくて,$TEXMFLOCAL/web2cにtexmf.cnfを作成し
TEXINPUTS.uplatex = .;H://;$texroot/{uplatex,platex,latex,generic,}//
と指定しているのですが,
kpsewhich -progname=uplatex -all filename.sty
としてもH:¥以下に存在するファイルが表示されません。
(「H://」となっているところを「H:/foldername//」のようにすれば,H:¥foldername¥以下にあるファイルは表示されます。)
ドライブ全体をTEXINPUTSに含むことはできないということでしょうか??
upLaTeXでのOTFパッケージとPXBabelの併用
日本語と韓国語での文書作成が主ですが、ここ数年で一気に便利になり、
感激しております。開発に携わっていらっしゃる方々に感謝いたします。
ところで、表題の件についてご質問(ご報告?)です。
以下のようなTeXソースをupLaTeX+dvipdfmxで処理したところ、
次のような問題が発生しています。
・\textgtなど書体変更コマンドが効かない
・疑問符や感嘆符のあとのグルーが入らない
・クオーテーション・マークをノノカギに変換、JIS2004字体など、
OTFパッケージの機能が働かない
\documentclass[a4j]{utarticle}
%\documentclass[a4j]{tarticle}
\usepackage[bxutf8]{inputenc}
\usepackage[uplatex,expert,jis2004]{otf}
%\usepackage[uplatex,noreplace]{otf}
%\usepackage[multi,jis2004]{otf}
%\input{otf-hangul.dfu}
\usepackage[english]{babel}
\usepackage[main=japanese]{pxbabel}
\usepackage{furikana}
\begin{document}
\kana{寒}{さむ}さ\kana{来}{き}たり\kana{暑}{あつ}さ\kana{往}{ゆ}き、\textgt{\kana{秋}{あき}\kana{収}{をさ}めて\kana{冬}{ふゆ}\kana{蔵}{ざう}す。}
\Kana{閏,余}{じゅん,よ}もて\kana{歳}{とし}を\kana{成}{な}し、\textgt{\Kana{律,呂}{りつ,りょ}は\kana{陽}{やう}を\kana{調}{ととの}ふ}
\selectlanguage{korean}
찰 寒 올 來 더울 暑 갈 往 \textgt{가을 秋 거둘 收 겨울 冬 감출 藏}
윤달 閏 남을 餘 이룰 成 해 歲 \textgt{가락 律 음률 呂 고를 調 별 陽}
\selectlanguage{schinese}
寒来暑往 \textgt{秋收冬藏}
闰馀成岁 \textgt{律吕调阳}
\selectlanguage{tchinese}
寒來暑往 \textgt{秋收冬藏}
閏餘成歲 \textgt{律呂調陽}
\selectlanguage{japanese}
“疑問?感嘆!平叙。”辻芦飴煎鄭
\end{document}
なお、自分なりに次のことは少し試してみたので、お知らせいたします。
・OTFパッケージのオプションを[uplatex,noreplace]にすると、
\textgtは作動するが、疑問符などの後ろのグルーは入らない
・uplatexではなくplatexで処理するようにすると、中韓の漢字書体以外は
狙った通りの組版結果になる(BXfltsrcは、ややハードルが高そうでテストしておりません……)
・また、pxbabelを読み込まず、中間の部分をコメントアウトしてuplatexで処理すると、
"mktextfm uprubygothrn-v"というのが2行並んだmissfont.logが生成され、コンパイル不可能
以上です。utf82texを使うなど(以前は使っていました)、迂回策はあるのでしょうが、
ぜひともOTFパッケージとPXBabelを併用したいと思っております。
こうした動作が仕様なのかどうか、改善策があるかどうか、
ご教示願えれば幸いです。よろしくお願いいたします。