質問用フォーラムです。ご質問の前に質問のしかたをご覧ください。

hyperref パッケージの color.sty 依存対策

- aminophen の投稿
TeX Wiki の hyperref の項を読んでいて「hyperrefとgraphicxの組み合わせでエラー」という記述があったので調べていました。
原因は、colorlinks オプションを指定した場合に color パッケージを \RequirePackage するのですが、hyperref と graphicx に
共に dvipdfmx ドライバ指定していてもなお color が dvips.def を読もうとするからでした。

これは hyperref.sty (2012/11/06 v6.83m) のコードの2974行目以降

\DeclareVoidOption{dvipdfmx}{%
  \HyOpt@CheckDvi{dvipdfmx}{%
    \def\Hy@driver{hdvipdfm}%
  }%
}

を以下のように修正すると正常化します。

\DeclareVoidOption{dvipdfmx}{%
  \HyOpt@CheckDvi{dvipdfmx}{%
    \def\Hy@driver{hdvipdfm}%
    \PassOptionsToPackage{dvipdfmx}{color}%
  }%
}

問題無さそうならパッチを適用していただければと思います。

追記:最初の書き込みで
    \kvsetkeys{Hyp}{colorlinks}%
という行を書いていましたが、これは付けてはいけないので訂正しました。

TeX Wiki の編集

- 前田 一貴 の投稿
TeX Wiki を暇を見つけて編集しようと思っているのですが,現状を見て気づいたことを書いておきます.
良い機会ですので,提案,意見,要望があればここに書くと良いのではないかと思います.

・削除されたページはどれを復活させるべきでしょうか.
  http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?RecentDeleted
  を見て,復活させたいページがあれば復活させて下さい.
・行末改行 ~ がやたら使われているのですが,いかがなものでしょうか.
・見出しが「* → *」という形式になっているものは醜いので,直した方が良いように思っています.

MacTeX2015版TeX Live ユーティリティの不具合と解決

- TANAKA Hiroyuki の投稿
MacTeX 2015 をインストール後、TeX Live ユーティリティを起動するとログに
「Looks like you're using TeX Live 18446744....」(正しくは「... TeX Live 2015」となるはず)
と書かれ、「ホームボタン」を押すと「内部エラー」となったり、リポジトリにアクセスできなかったりします。

この状況で、ターミナルで tlmgr --version を実行すると、以下の結果が現れます。

tlmgr revision 37488 (2015-05-23 19:58:40 +0200)
tlmgr using installation: /usr/local/texlive/2015

解決策は https://github.com/amaxwell/tlutility/issues/17#issuecomment-111517743 にありました。
以下の内容のテキストファイルを作成し、
/usr/local/texlive/2015/release-texlive.txt
として保存するというものです。
=====
TeX Live (http://tug.org/texlive) version 2015

This file is public domain.  It is read by install-tl --version,
tlmgr --version, and texconfig conf, and a final line appended with
the precise version number by tl-update-images during a build.

The following blank line at the end helps avoid confusing output when
used directly from svn, so don't delete it.

====(最後の空行まで含む)

その結果、TeX Live ユーティリティは正しく動作するようになり、
ターミナルで tlmgr --version を実行した結果は以下のように末尾に1行増えます。

tlmgr revision 37488 (2015-05-23 19:58:40 +0200)
tlmgr using installation: /usr/local/texlive/2015
TeX Live (http://tug.org/texlive) version 2015

以上、ご報告まで。(pretest のときはこのバグはなかったそうです。)

なお、ファイルの作成は、テキストエディットではなく、nano などを利用する必要があります。
sudo nano /usr/local/texlive/2015/release-texlive.txt

w32TeX: luajitlatexでエラー

- 浮亭 夢介 の投稿
6/16付け stable版 luajittex-w32.tar.xzを解凍し,luajitlatex foo.tex として
コンパイルしたところ,次の pop-up message が出ました.
なお,同日付けの dev版 luajittex-dev-w32.tar.xz を使うと正しく処理
できました.


添付 ltj.png

endnotesを表紙で使うとTeXLive2015でエラー

- 匿名 の投稿
みなさま

TeXLive2015に更新したところ,endnotes.styを使って\author{}内部に\fnsymbolを使って注を付けようとするとスタック不足でエラーになります。TL2014では問題ないですし,注印が数字とかだと問題ありません。具体的なソースファイルは

\documentclass{jarticle}
\usepackage{endnotes}
\begin{document}
\renewcommand{\theendnote}{\fnsymbol{endnote}}
\title{xxx}
\author{yyy\endnote{zzz}}
\maketitle
\theendnotes
\end{document}

です。これでplatexを走らせると以下のエラーが出ます。

! TeX capacity exceeded, sorry [input stack size=5000].
\font@name ->
\OMS/cmr/m/n/8
l.7 \maketitle

ググってみたところ,fixltx2eで\fnsymbolに変更があったのが原因だと推測されますが,詳しくないので分かりません。

なにか解決策が分かれば教えていただけると嬉しいです。とりあえずはTL2014でなんとかなりますが,いずれは2015にしたいですし,endnotesは便利なので使い続けたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

expert オプションのカナ文字化け

- aminophen の投稿
ちょっと疑問に思ってしまったので、質問させてください…

LuaTeX-ja の luatexja-preset に expert オプションを付けて PDF を作成すると
- PDF ビューアで文字を選択してのコピー&ペースト
- Xpdf や Poppler の pdftotext
の両方で「仮名が文字化けする」という問題を、昨夜解決していただいたようです。
手元の W32TeX に当該コミットのスクリプトを持ってきて小塚 (OpenType) で試したところ、解決を確認しました。
# Twitter 拾っていただきありがとうございます

そこで疑問なのですが、pTeX/upTeX + dvipdfmx で otf に expert を付けて PDF を作成すると
- PDF ビューアで文字を選択してのコピー&ペースト
では正常で
- Xpdf や Poppler の pdftotext
では仮名文字が欠落するという問題が残っています。これは美文書6版サポートページに書かれた頃から
既知のようですが、なにか解決策はあるのでしょうか、というご相談です。

# LuaTeX-ja のほうを解決していただきながら、すみません…

追記:「文字化け」というと不正確でした。「抜け落ちる」に訂正しました。
サポートページのような事後処理ではなく PDF 作成時の対応のほうが良いと思いまして…

TeX jreport 表紙の表示について

- ジョルジュ サンド の投稿
TeXstudioを利用しております. 
chapterを使用したい + articleのデフォルトのようにタイトル, chapterをページ分けしないような文書を作成したいと, jreport.clsの"\clearpage" を全て削除したclsファイルを作成したのですが, 上手くいきません. よろしくお願いします.

W32TeX の TEXMF

- aminophen の投稿
つい先ほど,W32TeX を更新しようと思って阿部さんの「TeX インストーラ3」を使って差分アップデートしました。
旧環境のインストールは 2015-05-16,新環境のインストールは 2015-06-11 です。すると,

texdoc graphicx

のようにドキュメントを読もうとして失敗しました。エラーが

[string "c:/w32tex/share/texmf-dist/scripts/texdoc/sea..."]:432: attempt to concatenate local 'TEXMFPROJECTS' (a nil value)

と出ています。TEXMFPROJECTS なる値が無いと言われたので

kpsewhich -var-value=TEXMFPROJECTS

とすると確かに返ってこないのです。たしか旧環境ではあったはずと思い,バックアップの 2015-05-16 で同じこと
をやると C:/w32tex-old/share/texmf-projects と返ってきますので,構成が変わったことに気づきました。

代わりに新環境では TEXMFPROJECT なる値ができていて(S が無い),これに texdoc のスクリプトが対応していない
のだと思いました。差分インストールしたのがまずかったのでしょうか,それとも別の問題があるのでしょうか。

(TeX インストーラでは http://www.dnsbalance.ring.gr.jp/pub/text/TeX/ptex-win32/current/ から情報を取得し,ダウンロードしたことになっています。)

eps画像の表示について

- 匿 名 の投稿
初めまして。
最近Texを使ってレポートを書こうと思い立ちいろいろと試行錯誤をしているのですが、表題の通りeps形式の画像がうまく表示されず困っています。少々長くなりますがご容赦ください。


最初、gnuplotで作成しepsで出力した画像をTexで表示させようとしたのですが、画像の一部が切れてしまいました。
また、Texのグラフィックスオプションでスケールを変えたり縦横の高さを変更したりもしたのですが改善することはありませんでした。


どうやら上記の症状はepsファイルのbounding boxなるものがおかしな値をとることに関係しているらしく、他サイトで扱っていた改善方法(GSVIEWでbounding boxを確認する、オプションを変更する)を試したのですが、どれもうまくいきませんでした。
てっきりepsファイル側の問題だと思っていたのですが、自分でepsファイルのbounding boxの値を確認しても特におかしな値をとっているということはなく、原因は不明のままです。
しかし、ダメもとでepsファイルのbounding boxの値を手動で適当に変更したところ、Texで途切れることなく表示させることができました。


結局、現在のところはgnuplotで出力したeps画像のbounding boxを手動で変更し、Texに読み込ませるという力技でレポートを作成しています。



はたして、上記の症状は何が原因で起こっているのでしょうか?
根本的な解決方法はあるのでしょうか?
ほかの方々でepsファイルを利用している方は問題なくできているのでしょうか?



長いうえに読みづらい文章で恐縮ですが、ご意見よろしくお願いします。

PNGファイルの取り込みとTikZが両立できません。

- 鳩 場土 の投稿
 「改訂第6版 LaTeX2e美文書作成入門」についてきたDVD-ROMに収録されているソフトをPC(Windows7)にインストールして使っています。

\includegraphics[width=1.0\linewidth]{gakkon1506_0001(small).png}

というコマンドを用いて、画像ファイル(.png)を文書に取り込むことにはひとまず成功しました。
 ところが、TikZを使うためにパッケージをプリアンブルに書き込んだところ、それまで表示されていた画像が表示されなくなってしまいました。

 ネットを検索してみましたが、同じような事例と解決策が見あたりませんでした。
 どうか、この問題の解決策をお教え願います。

 プリアンブルを以下に掲載します。

\documentclass [b5paper, fleqn, papersize] {jsarticle}
\usepackage [dvipdfmx, hiresbb]{graphicx}


\usepackage{tikz}


\usepackage{multicol}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{newtxtext, newtxmath}
%\usepackage {float}
% \usepackage{oft}
\setlength{\headheight}{0mm}
\setlength{\topmargin}{-25.4truemm}
\setlength{\oddsidemargin}{-1.0truecm}
\setlength{\columnseprule}{0.4pt}
\setlength{\mathindent}{0.5truecm}
\pagestyle{empty}

 よろしくお願い致します。