人間かシステムか

みずほ証券がジェイコム株を61万円で1株売るべきところを1円で61万株売るとした誤入力をシステム側でチェックできなかったことについては人間の問題?でも取り上げたが,同様な事故がまたあった。フィギュアスケートの採点集計システムが国際スケート連盟(ISU)の減点ルールを実装していなかった。あとで人間が気づき,表彰式後に優勝者が入れ替わるという前代未聞の珍事が発生。人間は間違うことがあるので,ルールはシステム側に組み込んでおくことが望ましい(To err is human; to manage error is system.)。

優勝者入れ替わる、前代未聞の事態に 男子フィギュア(朝日)によれば,「ISUは昨季から新採点システムを採用した。ただ、ISUの機材を購入するには多額の費用がかかり、しかも英語が使用言語のため、日本国内で独自にシステムを開発した」。スクラッチから開発するほうが安く,しかもローカリゼーションも容易でないような閉じたシステムを売りつけようとするISUにも問題がなかったのか。採点集計システムのようなアルゴリズムを公開すべきものはオープンソースにして各国が容易にカスタマイズできるようにすればいいのだが。

といったことを昨日書こうと思っていたら,辰己さんが今年は「プログラミング軽視の影響」元年…か?にすでに書いてくださっていた。

追記:辰己さんの続編これもプログラム軽視で起こった事件でした。で言及されているイーホームズ社長、「改ざん可能なプログラムが問題」(朝日):「イーホームズの藤田社長は「106種類ある大臣認定プログラムは、同じ数値を入力しても106通りの結果が出る」と述べ、使っても無意味だと主張した」。誤差範囲を超えてランダムな答えを出すなら大臣認定って何なんだ。

ところがまたひっくり

ところがまたひっくりかえって
アプリケーションは問題なくて
日本の連盟が使用を理解せずに
人員配置を間違ったとかっていう話もでてきました.
プログラムを作ったとこから
「うちは間違ってない」みたいな苦情があったとかで
ISUに確認したら,製作元の言うとおりだったとか.

#どこでみたんだったかな..このニュース

あらあら,ほんとです

あらあら,ほんとですか。^^;
システムがらみではよくわからんことがたくさんありますね。

フィギュア:全日本の

フィギュア:全日本の集計、本当は人的ミス 連盟認める(毎日)ですか。ISUのものも自動集計できず人間がやっていたようですね。ルールがよくわかっていないのですが,自動集計が可能だとすれば,ISU側も単に手抜きなだけで,ソフトに織り込んでおけばミスが起こらないようにできるのでしょうか。

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