Twitterに,学生は「みんな驚くほど電子書籍に関してネガティブな反応」「買ってる人も当然ながら皆無」といったツイートが流れていた。確かに電子書籍は読んだあとブックオフにも売れないし…。
うちの学生が今年1月にうちの大学生83人に対して行ったアンケートの結果は次の通りである。回答者の学部や学年は不明。
- あなたは電子書籍を利用したことがありますか?→はい24,いいえ59
「はい」→
- どの端末で利用しましたか?(複数回答可)→パソコン7,ガラケー18,スマホ3,iPad 1(iPadは貸してもらって使ったとのこと)
- 電子書籍を購入したことはありますか?→ある9,ない15
- 電子書籍をこれからも(利用したことのない人はこれから)利用したいと思いますか?→とても利用したい12,やや利用したい49,どちらでもない16,あまり利用したくない3,全く利用したくない3
- 政府は「2020年に全ての小・中学生に1人1台電子教科書を配布」という目標を掲げ、取り組んでいます。この取り組みで、子どもたちが電子教科書を使って勉強することについてどう思いますか?→とても賛成8,やや賛成43,どちらでもない17,あまり賛成できない12,反対3
当然でしょうね。 端末を買うお金があったら、遊ぶかもっと本
当然でしょうね。
端末を買うお金があったら、遊ぶかもっと本を買うかするでしょう。
端末をホイホイ買えるのは中年あたりの層なんじゃないですか?
けど、この年令の人達は電子書籍が安いなんてことはほとんど気にしないでしょうね。月に数冊の本なら気にせず普通に買えるでしょう。
そもそも、文庫・新書・週刊誌などを読むためにわざわざ5万円とかだして端末を買ったりはしないでしょう。漫画も同様。
端末が電卓並みの値段にならない限り、本格普及はありえないと思います。安い電卓って、なくしたってそんなに気にしないでしょ。
電子書籍でなくても困らないからでは…
アメリカの大学生は、普段から300ページくらいの本を数冊、大きな鞄に入れて、自宅から自転車と地下鉄を乗り継いで通っていたり、あるいはキャンパスまで車で来て駐車場から教室までエンエン歩いていたりしますよね。
日本の大学生は教科書持ってこない場合も多いです。それは大学の授業で教科書をあまりつかってない(予習を前提としていない)からのようにも見えます。
毎週毎週本を1冊くらい読んでおかないと単位を取れない授業……なんてのがあったら、読んでくれるんでしょうけど、そんな授業をしたら、学生のアンケート評価で最下位→翌年から違う授業に変更ってなりそうですね。
興味がない、といっても価格設定、そもそも電子化されていない
興味がない、といっても価格設定、そもそも電子化されていない(電子化の技術水準も開発途上で低い、とくに理系の教科書・専門書)、ハードの問題とか、いろいろあるでしょう。学校で習う内容に関係がある本、とくに日本語の理系の本(数式が大量に出てくるレベルの)は有料のものでもほぼ皆無、無料の青空文庫などにも皆無です。数学雑誌などにも電子辞書の話題がちらっと書いてあるのですが、まだまだ技術が普及しておらず変動が激しいのでこれぞというものが登場するまでは普及が難しいという結論が多いです、教育の電子化を謳ってもそういう教科書類を読んで見ても(サイトや付属メディアなどと連動するという)、10年前の技術を使ったもので、最新の電子辞書とかは出たばかりでスタンダードなものが確立しない限り、普及するのはなかなか難しく思います。
まず価格、アマゾンで紙の本の1円中古が大量に出回っているのにKindle版を数百円の価格設定をする出版社はアホすぎる。。。100円や200円にしないと価格優位性が見込めないが、情報弱者が購入するのだろうか。ほかにはせいぜいすぐ読めることと紙の本の保管や処分に困らないことのためにわざわざ数倍の金を払うだろうか?まあスマホなら、電車やバス内、待ち時間などでも簡単に読めますが、タブレットは若者が気軽に持ち運んで利用するにはやや大きすぎるのではないかとも思う。英語本のKindle版は、日本語版(邦訳がある場合)や紙の英語版よりも格安なことも多いですが(日本語中古が数千円や数万円に暴騰しているとき英語版が数百円だった)、紙の日本語の1円本が大量にある場合さすがに安さで勝てない。もともと向こうにはハードカバーとペーパーバックの違いはありますが、日本語でいう通常版と文庫版のようなものよりも価格が結構違うと思います。英語版でも、Kindle化されておらず、英語版も和訳も絶版というのもいくらかあります。漫画とかだと、99円セールもよくやってるみたいですが、活字本もこういうところは見直して欲しいですね。こういう柔軟性が難しいというのはもともと割引がほとんどない業界だからというのもあるかもしれません、業界の事情までは知りませんが。
それにツイッターでもよく言われてますが、Kindle化リクエストってどうなってるんでしょうね?あれ、アマゾンにログインしなくても投票できましたが、ちゃんと集計されているのだろうか。結局まだまだ著作権関係や電子化コストがかかるようなので古典の復刊は難しいという意見もあります。1円中古本が出回っている本を電子化しても利益が見込めるが、昔の本を改めて電子化してもコスパが悪いということだろうか。
それに、PCで読めないとかいうのもだめ、Kindleにせよ、ibooksにせよ、端末商法がバレバレ、スマホやタブレットを持ってれば(ibooksはiOSのみ)読めるのだが。ここらのハードや情報の普及率も、日本ではまだまだ低いのだろうか?
電子書籍でググると10年以上前のwin98などで電子辞書を電子化していた時代のページが結構ヒットするのですが、PCで読むことに需要がなかったが、タブレットなどが安価で大量生産できるようになったからとかいう意見もあります。