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高木貞治の数学書を入力・公開するプロジェクト今年は高木貞治の没後50年で,著作権が切れる年である。すでに青空文庫では入力作業が始まっている。 しかし青空文庫では数式を含んだ本は難しい。そこで,LaTeX形式で入力して公開できないものか。作業場・公開場所としては そんなことをつぶやいていたら @jin_in 先生がさっそく 解析概論以外の本,例えば初等整数論講義なども,同様に進めることができるだろう。 [訂正]当初Wikibooksとしていましたが,Wikisourceを使うべきだとご指摘いただき,引っ越しました。申し訳ありません。 [2011-01-08追記] 代数学講義と初等整数論講義も @jin_in 先生が作ってくださった。 @cocoatomo さんが代数的整数論を作ってくださった。 [2011-01-10追記] プロジェクトに関する作業上の取りまとめを行うページWikisource:高木貞治プロジェクトが作られた。
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こうした入力って、自炊したデータのOCRを使うのは法律的に
こうした入力って、自炊したデータのOCRを使うのは法律的にOKなんでしょうか?
流石に数式は無理でしょうが、最近のOCRは大分精度が上がっているので、文章入力の手間が大分省けると思うのですが。
OCRはOK
OCRはOKなはずです。
ただし,いわゆる版面権が著作権法に取り込まれると,場合によってはそれも禁じられる可能性があります:
例えば、最近出た「定本
例えば、最近出た「定本 解析概論」を買って来て、頑張って文章を全部入力をしても問題無いと言うことでしょうか?そんなこと出来ませんが(時間的な意味で)。
死後に出版された物の扱いはどうなるのかな、という素朴なギモンです。調べれば分かることでしょうが。
第3版は大丈夫ですか
解析概論の第3版は著者の死後に出版されたもので、黒田成勝氏が最終的な改訂作業を行なっているはずです。
この改訂部分について著作権上の問題がないことを確認する必要はありませんか。
他の著作に関しても、改訂されたものの序文を読む限りでは黒田氏の手がかなり入っているように思えます。
Re: 第3版は大丈夫ですか
第3版と書いていただいたのがミスリーディングだったと思います。「第3版でないといけないのか」「軽装版ではダメか」といったお問合せもいただきましたが,高木先生の著された『解析概論』を公開するプロジェクトというのがもともとの狙いだったと思います。
…というのが私の個人的な考えでしたが,いま @jin_in 先生からは少し違ったご意見をいただきました。Wikisourceでプロジェクトを始められた @jin_in 先生のご意向を尊重しつつ話し合っていきたいと思います。
Re: 第3版は大丈夫ですか
解析概論改訂第三版に関しては、著者自身と出版社からの要望に対して著者も了承したものと考えられます。それを踏まえて、改訂が行われているので、高木先生による著作と考えています。
改訂第三版、改訂第三版軽装版、定本を見比べていないので、補遺を除く本文の表記上の違いがどれくらいかわからいし、著者と出版社間での権利譲渡契約がどうなっていたかわからいので迂闊なことはいえませんが、表記の変更箇所が著作物だとはいえないのではないかと思います。
今回のプロジェクトのために入手する方もいるようで、改訂第三版と限定すると入手できない方もいると思うので、改訂第三版、改訂第三版軽装版、定本のどれを参照してもよいと思いますが、表記の違いが細かい修正の対象にならなければよいと思っています(http://twitter.com/jin_in/status/22516269420904448)。
代数学講義改訂新版と初等整数論講義第2版は著者の意向による改訂ではありませんので、ご指摘のような問題がありえます。改訂は表記の変更で主で、著者の意向が大きく変わっていないと思うのですが、これは私も気になっています (http://twitter.com/jin_in/status/22450307308978176)。
実は昨日、解析概論の勢いで代数学講義と初等整数論講義のプロジェクトも開始しようしたのですが、上記のことが気になり出版社に問い合せる必要があるかなと思いながら、まだ開始していません。
プロジェクトには協力したいところだけど
家のどこに本を置いたのか、わからなくなってる(自爆モード)
昨晩本棚がある部屋はざっと確認したんですが見つかりませんでした。
もっとも正確には本棚まで到達できなかった (本棚の前に本やらビデオやら
CD やらの山があって物理的に本棚までたどり着いてない…) ので
まだ可能性はあるんですけど… 腐海に沈んでしまっただろうか…
もしかしたら 8 年ぐらい前に引っ越した時の段ボールにまだ入ったままかも
しれないし、実家に置いてある可能性もわずかながらあるし ^^;;;
# ちなみに 1 年ぐらい前にふと目を通したくなった時は 1 時間ぐらい
# 捜索隊を出したけど発見できず、諦めて図書館で借りました :-)
とりあえず今週末にもう 1 度遺跡発掘をしてみる予定。
これを機に, TeXWiki も MediaWiki
これを機に, TeXWiki も MediaWiki 化し(げふんげふん
いえ、何でもないです
Re: これを機会に
PukiWikiから変換できればいいのですが…
ググってみると 対応表 http://ja.wikia.c
ググってみると
対応表
http://ja.wikia.com/wiki/Help:PukiWiki%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%A7%...
ソースレベルでのコンバータ
http://atsushi-takayama.com/junk/wikiconv.html
などいくつかあるみたいですが, 手間は掛かりそうですね.
出版社には、以下の内容で問い合せる予定です。 http:/
出版社には、以下の内容で問い合せる予定です。
http://blog.jin-lab.jp/2011/01/blog-post_1827.html
Re: 出版社には、以下の内容で問い合せる予定です
@jin_in 先生ありがとうございます。
@cocoatomo さんからもいただきました:
http://d.hatena.ne.jp/cocoatomo/20110110/1294663688
初版本より入力
旧字旧仮名のままだとどんな雰囲気になるかと思い、
初等整数論講義のEuler関数のところを、初版本(昭和6年)に基づいて少し
入力してみました。
http://ja.wikisource.org/wiki/%E5%88%9D%E7%AD%89%E6%95%B4%E6%95%B0%E8%AB...
やはり旧字・カタカナだと読みにくいでしょうか?
1. 問い合わせの返事が来るのを待って改訂版を入力する
2. 初版本の漢字・仮名遣いを現代の表記に改めつつ入力する
3. そのまま旧字旧仮名遣いで入力する
の3つの方針が考えられると思います。
議論のたたき台としてご利用ください。
ウィキブックス活用論
ウィキソースは「それそのもの」を集めるのが趣旨ですから、ウィキソースには初版に基づいて旧字旧かなでそのまま入力して、完成したら(様式についてはもっと自由にできる)ウィキブックスにインポート(トランスウィキ)して、ウィキブックスのほうで新字新かなへ改めたり解説を加えたりするという方法論は現実的な手の一つだと思います。
が、どうせならウィキソースのプロジェクトページで提案されたほうが良いのでは?
/* それはともかく、解析概論用のテンプレートを流用(リダイレクトなどを含む)でなく直接初等整数論講義に使うのは違和感が…… */
Re: 初版本より入力
「ウィキブックス活用論」に書かれているように、初版本をベースというのもありだと思います。
解析概論が始まったときも、初版本をベースにという話もありましたが、それは別プロジェクトにしようということで、改訂第三版等というで開始されました。ですから、そのうち解析概論初版本というプロジェクトもできるかもしれません:-)。
どの版をベースにするかは決めておいたほうがよいので、
http://ja.wikisource.org/wiki/Wikisource:高木貞治プロジェクト
に「初等整数論講義 初版」というのを追加されたらどうでしょうか。
手間は増えますが、版ごとに分けてしまうというのもアリではな
手間は増えますが、版ごとに分けてしまうというのもアリではないでしょうか。
解析概論(岩波講座版)
解析概論(単行本初版)
などなど。
先の続きですが、古典でも底本を明記しています。「千夜一夜物
先の続きですが、古典でも底本を明記しています。「千夜一夜物語」ならパートン版とか。それに倣うことを想定しています。
また版間の異同を知る上でも、版ごとに分けてしまう方が良いかと思います。プロジェクトの性質によっては必要の無い事かもしれませんが。
Re: 手間は増えますが、版ごとに分けてしまうというのもアリではな
増刷時に誤植の訂正はよくあることですが、実は増訂版(1943年)の増刷版(1954年)が発行されているときに、巻末の「解説補遺」に半ページ程度追加されていたりします。
そのうち、高木貞治 完全集 プロジェクトが立ち上がるかもしれませんね;-)
Re: 出版社には、以下の内容で問い合せる予定です
共立出版の担当者からはメールを受け取ったという連絡がありました。結果をお伝えできるのはまだ時間が掛かりそうです
そういえば
高校生の時アルバイトでためたお金で買った「解析概論」が本小屋の「高級本棚」に眠っているような気が・・・
「つんどく」ではなく「かざっとく」だったはず。本棚の前にミカン箱いっぱいのパソコン系雑誌の山があるので、それをで置けないと行き着かない。その本棚には確かASCIIの第1号とかAhSki!とかがしまってあるはずなんだけどなー。
カタカナ入力
青空文庫用に入力したことがあるのですが、
カタカナだと、カタカナの「カ」と漢字の「力」の区分が画面上では、つきにくい。
縦書きだと、数字の「二」とカタカナの「ニ」の区分が画面上では、つきにくいなどの難点があります。
ただ、カタカナをひらかなに変換するには、nkfなどを使えばすぐなので、入力はどちらでもよいのですが。
プロジェクトの目的
言わば、復刻版を目指すならば、明らかに高木先生の手になる版で、かつ誤字等の訂正された最後の方の刷を定本として、旧字旧仮名であれ、本の表記どおりに入力すべきと思います。
そうでないとすれば、旧字旧仮名は新字新仮名に修正したほうが読み手にはやさしいものとなると思います。(私としては、こちらの方がいいのでは思いますが)
また、青空文庫では、入力者と校正者を分けており、負担を軽くするための知恵のひとつかと思います。
当面の入力は、
入力者がどの版その刷でいつ発行したものか、
最後に付記しておいた方がいいかと思います。
当面は旧漢字等の表記は修正しない。
著作権問題の解決を見て、最終的な方針を決める。
解析概論の著作権
以前岩波書店に問い合せしていた解析概論の著作権に関して岩波書店から回答がありました。非常に残念な回答です。
http://blog.jin-lab.jp/2011/02/blog-post.html
あら、残念
改訂第三版ベースで入力したページは (少なくとも一時的に) 消しておかないとマズいのかなぁ?
単に消しただけだと履歴から復元される可能性があるので Wikisource の管理人に
お願いしてきれいさっぱりと消去してもらわないとマズい???
# 増訂版持ってない… 古本屋漁りするかなぁ…
MediaWikiは削除の概念がWiki的ではないので
確かに、ページを白紙化しただけではページは消えたりしないし、ウィキメディアプロジェクトの運用もそれを削除とみなすようなことはしていないです。ウィキソースに削除依頼のページがあるので、そこへ理由を書いて、管理者の機能で削除してもらうのが自然でしょう。
それから、管理者(=sysop≠サーバー管理者≒dev)の機能で削除してもデータベースの別領域に移されるだけなので、管理者ならば削除後に内容を確認したり、2023年になったら管理者の機能で履歴ごと復帰するというようなことも(事故でデータベースが破損したりしていなければ)可能です。なので、削除をしたからといって、それまでの入力者の労力が全部無駄になってしまうということはありません。
ウィキソースにページの復帰依頼があったかどうかは確認していませんが、時限的な復帰はそのときになったら忘れられているという可能性もあるので、削除依頼を出したときにでも、復帰に関して何らかの表示をしておいてもらうように提案をしておくというのはいかがでしょうか。
Wikisourceでの既存記事の扱い
[[利用者:Ninomy]]です。
Wikisourceでの対処についてはとりあえずそのプロジェクトページ http://bit.ly/eB5UXP で議論することにしましょう。
共立出版からの回答です
http://blog.jin-lab.jp/2011/02/blog-post_24.html
せっかくの高木貞治プロジェクトも、TPP参加で公開停止です
せっかくの高木貞治プロジェクトも、TPP参加で公開停止ですか。著作権が20年延長されると公開できるのは2031年以降。
問題の数式表示も、数年前までは実装が困難でしたが、html5で数式対応のめどがようやく立ってきたところで、ブラウザ上で簡単に表現できるようになり、これから昔の数学書が次々に公開されて高木貞治の論文集なども公開され理工書電子書籍の黄金時代が到来するだろうと思っていたのに残念です。とはいえ数式表示はブラウザ上だけの話で、青空文庫のiPhoneアプリ版の数式表示などは勝手に縦書きにされ数式が項が一個だろうと1ページ1つしか表示されず底本ではどう表示されているかなどのノイズも多く集中して読めず相当酷かったですが。
著作権保護期間70年となると、元和算家の明治初期の数学者の著作ぐらいしか公開できないように思いますが、そもそも明治期の数学書、理工書となると底本が入手困難でレイアウトすら縦書きでかなり異なるわけで。尤も読んだことがあるのはちくまの高木貞治の数論の本ぐらいであとはポアンカレの著作の明治期(?)の和訳ならGooglebooksにスキャン本が公開されてたのがあったはずです。あのガロアが読んだルジャンドルの幾何の教科書も明治期に訳されたみたいですがずっと絶版のようで、伝記内で読んで自分も読破したいと思った方も多いはず。裳華房あたりで部分的に公開されてたプランクの力学は現代とあまり変わらなかったはずです。昭和初期ぐらいだと、旧字旧かなで漢字まみれでひらがなカタカナが逆なのを除けば現代と体裁はそんなに違わないのですが。公開後95年となると、寺田寅彦の論文集などもアウトになる危険性がある。別に有料でも読みたいのですが、現状日本の電子書籍ストアには数式が大量に出てくる理工書は皆無だし、著作権が絡んでくるとなると出版社は腰が重いだろうし・・・。