ムペンバ効果

今朝の朝日新聞に 「湯は水より早く凍る」現象議論沸く 大槻教授は批判 という記事があり,はじめて ムペンバ効果 なるものを知った。 2008年7月9日放送の「ためしてガッテン」 で放映されたようだが見逃した。上のページには「約20℃以上の水ならば、なんと温度が高いほど早く凍るのです」とある(信じてお湯を冷凍庫に入れないように!)。 大槻先生の反論: 【ムペンバ効果】【ムペンバ効果、再び】。 なお,放送に協力された前野先生のコメントが 学者のたまごでした:ムペンバ効果,追記 に紹介されている。

ムペンバ効果追記

自由研究にw

続きの記事が出ていますね。

ムペンバ効果調査中(3):ムペンバ君の報告
http://www.cml-office.org/archive/121763006484.html

ムペンバ効果調査中(4):J-CASTニュースの記事
http://www.cml-office.org/archive/121766789585.html

コメント欄でこんなのが紹介されていました
未解明の「ムペンバ効果」身近な不思議を体験~ギザで実験できます
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/080807_3.htm

夏休みの自由研究にぴったり?

厳寒体験室は、きっとうってつけの環境ですね、
寒いけど。

Re: 自由研究にw

携帯でポップコーンもそうですが,やってみるとおもしろいですね。

冷蔵庫は熱いものを入れるとフル回転するので条件によっては速く氷になっても不思議ではないけれど,凍るまでの電気代は余計にかかるでしょう(熱力学の第1法則)から,実用的価値は少ないでしょう。

「ベイズ統計と統計物理」という書籍、パラパラと見ています。

「ベイズ統計と統計物理」という書籍、パラパラと見ています。
以下は、この本からの引用
P20より『それで、氷の結晶の中では、次の2つの規則を満たす状態が高い確率で実現されていることになる。
1:水素結合の条件
2つの酸素を結ぶどの線上にも、ちょうど1個の水素がある。
2:各頂点に完全な水分子があるための条件
どの酸素のそばにも、ちょうど2個の水素がある
※以下では考えないが、実際の氷では、条件1の方を破る配置(水素結合が不完全な状態)も存在し、提案した人の名を取ってビエルム欠陥と呼ばれる』
P48より『氷の「残留エントロピー」の謎を解いて、体積あたりのエントロピーがほぼゼロの新しい氷の状態をはじめて作り出したのは、日本の研究者である』
例えばムベンバ効果も「大量の歪がある氷だったらどうだろうか」などと考えていくべきなのでは。
単に『お湯の方が早く凍るなんて馬鹿じゃないの?』なんて面白くない。
塩の結晶も上手く作れば綺麗な立方体の結晶が作れるが、そうでない場合はガタガタになる。
この2つの結晶の分子の結合エネルギーの合計が同じか?と言われたら「たぶん違う」と
言いたくなるのではないだろうか。

などと思ってWikipediaの「氷」を見ると、氷III、氷V、氷VI、氷VII、氷VIII、氷X、氷XIの記述が・・・
氷って一種類じゃなかったの!!

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