伊藤直人さんの提示されたソースを使って 2020 の環境では、 lualatex で処理できますね。 2021 は伊藤さんの報告のあったエラーが出ます。
jlreq.cls と fancyhdr.sty の md5 ハッシュ値は以下の通り。
868bc0d61432c75e3e1211d1d9b8c17c /usr/local/texlive/2020/texmf-dist/tex/latex/jlreq/jlreq.cls fabb6dc3f8b8b91195b34f374a062517 /usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/jlreq/jlreq.cls 7ed8cbc4d361ec87392817e0dd4f65ec /usr/local/texlive/2020/texmf-dist/tex/latex/fancyhdr/fancyhdr.sty 7ed8cbc4d361ec87392817e0dd4f65ec /usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/fancyhdr/fancyhdr.sty
ちょっと時間がないので、報告まで。
2020 vs 2021 でのエラーに関して
差分がある jlreq をまずはチェックするのが王道かと思います。 もちろん fancyhdr が元々持っていた不具合や他の修正も検討が必要ですが
#この分野、私は不得手なので、追跡作業は、時間があるときになります
jlreq with fancygdr?
jlreq を使っていない時代は、 fanchdr を多用していましたね。 いろいろな情報もあるので便利に使っていました。
一線を退いていることもありますが、jlreq を使うようになって fancyhdr はあまり使わなくなっている「気」がします :-) 可能であれば jlreq の持っているヘッダー・フッター機能を 利用することも多くなってきましたね。
ということで まだまだ情報は fancyhdr に比べ情報量は少ないのですが jlreq の機能を試されてはいかがでしょうか。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行するとマニュアルを見ることができます。
texdoc jlreq-ja
texdoc だけの情報だけでは不足気味感は拭えないので、 伊藤さんが fancyhdr でやろうとしていたことを jlreq で実装したいのですが、時間が今はないので 情報だけ。
% にっき♪ の 2018年8月10日 の書き込み % http://abenori.blogspot.com/2018/08/jlreq-declarepagestyle-declarepagestyle.html % (Linux) upLaTeX + jlreq で小説原稿を作る % https://aznote.jakou.com/linux/latex_novel.html
二つ目の方を利用して、標準でページ番号が下部中央から下部左に変更する例をサンプルとして添付します。アーカイブした内容は以下の通り。
Archive: jlreq-test.zip Zip file size: 152670 bytes, number of entries: 5 drwxr-xr-x 3.0 unx 0 bx stor 22-Feb-18 23:42 jlreq-test/ -rw-r--r-- 3.0 unx 421 tx defN 22-Feb-18 23:42 jlreq-test/jlreq-test.aux -rw-r--r-- 3.0 unx 29306 tx defN 22-Feb-18 23:42 jlreq-test/jlreq-test.log -rw-r--r-- 3.0 unx 146260 bx defN 22-Feb-18 23:42 jlreq-test/jlreq-test.pdf -rw-r--r-- 3.0 unx 1505 tx defN 22-Feb-18 23:42 jlreq-test/jlreq-test.tex
和田様 お気遣いいただきありがとうございます。
実は,私もあの後研究して一応,fancyhdrで使って私がしようとしていたものは,最初の質問のものと内容が少し異なりますが添付ファイルにあるようにできました。※名前以外の個人情報は,「hogehoge」,「ほげほげ」などで置換しています。
4000 件近いデータの項目チェックから現実逃避中 :-)
すごい&祝「卒業」fancyhdr!!
ついでにお節介ツブヤキ :-) なので、お暇な時にご笑納いただければと思います。
tex のクラスやスタイルファイルでは、オプション値を key value で するものも多いです。 でも多くの例が「key=value,」として「=」や「,」の 前後の空白なしや、複数の設定をまとめて一行にしている例が多い。 多数あったり、一行にまとめられてしまうともはや「呪文」。
LaTeX で処理できれば良いじゃないという声もあるけど、 LateX ソースももっと人に読みやすいように記述したほうが良いと思っている。 なので、エディタの編集機能を使って「=」などを揃えると、何を設定しているのかが分かりやすくなると信じています。 私は emacs の align-regexp とかを利用していますが、vscode や vim にもきっと類似の機能があると思う。 もしかしたら「マルチカーソル」かも。
で、伊藤さんの設定を私のポリシーで編集すると
\NewPageStyle{preport}{
running_head_position = top-left ,
nombre_position = bottom-center ,
nombre_ii_position = bottom-right ,
nombre = \thepage/\pageref{LastPage} ,
nombre_ii = 作成者:hogehoge 名無しの権平 ,
odd_running_head = \textbf{\Large ほげほげ実験 報告書} ,
}
同じような理由で上記に関する定義の直後の呪文のように見える「\newtcbox{\point}」を以下のように表現すると、 「色」や「tikz」のところの処理が浮き出てくるように見えるのではと思います。 キーが増えて来たらソートしておくのも手です。
\newtcbox{\point}{
enhanced ,
nobeforeafter ,
tcbox raise base ,
boxrule = 0.4pt ,
top = 0mm ,
bottom = 0mm ,
right = 0mm ,
left = 4mm ,
arc = 1pt ,
boxsep = 2pt ,
before upper = {\vphantom{dIg}ポイント\relax} ,
colframe = murasaki ,
coltext = murasaki!25!black ,
colback = murasaki!10!white ,
overlay = {
\begin{tcbclipinterior}
\fill[murasaki] (frame.south west)
rectangle node[text=white,font=\bfseries] {!} ([xshift=4mm]frame.north west);
\end{tcbclipinterior}
},
}