旧機のmacbookpro 2019 の環境を再現できないので間違っているかもしれませんので その点お含みおきお願いいたします。
macOS Catalina から「ヒラギノ角ゴPro/ProN」がなくなった影響かと想像しています
新規購入された MacBookPro は「移行アシスタント」を利用されてセット アップされましたか?想像するに利用されていないと思います。一方、 MacBook Pro 16inch 2019 で問題なくコンパイルできるのは、移行アシス タントを利用し、過去の環境を継承したいたからではないかと想像していま す。
ちなみに、先日入手し、移行アシスタントはユーザ環境のみでセットアッ プした私の macBookPro のフォントは Font Book.app をアップルスクリ プト経由で 警告メッセージに関係する「Hiragino Mincho ProN」の postscript 名とパス情報入手すると以下のようになり、入っていない ので、エラーは再現しました。
postscript名 フォントパス HiraMinProN-W3.ttc /System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN.ttc HiraMinProN-W6.ttc /System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN.ttc ちなみに以下のようにして font book から情報を取得してます。
osascript -e 'tell application "Font Book" to get typefaces' | ruby -r uri -ne ' $_.chomp .gsub(/,[[:space:]]*/, ",") .split(",") .each do | item | #typeface id file://(1111)(2222)#postscript-name=(33) /typeface id file:\/\/(.*)(.{4})#postscript-name=(.*)[[:blank:]]*/ =~ item; printf( "%-63s %s\n", $3 + $2 , URI.decode_www_form_component($1, enc=Encoding::UTF_8) + $2 ); end '
以上を踏まえ、ヒラギノから原ノ味 に変更ではお気に召さないかもしれませんが、とりあえずの処置案として以下のようにしてみました。
なお、Package inputenc Error: inputenc is not designed for xetex or luatex とエラーになるので inputenc も暫定でコメントアウトしておきました。
@@ -1,10 +1,11 @@ \documentclass[svgnames, table, 14pt]{beamer} \usepackage{zxjatype} -\usepackage[hiragino-pron] {zxjafont} +%\usepackage[hiragino-pron] {zxjafont} +\usepackage[haranoaji] {zxjafont} % ヒラギノ角ゴ ProNを使う -\setjamainfont[Scale=0.95,BoldFont=ヒラギノ角ゴ ProN W6]{ヒラギノ角ゴ ProN W3} -\setjasansfont[Scale=0.95,BoldFont=ヒラギノ角ゴ ProN W6]{ヒラギノ角ゴ ProN W3} +%\setjamainfont[Scale=0.95,BoldFont=ヒラギノ角ゴ ProN W6]{ヒラギノ角ゴ ProN W3} +%\setjasansfont[Scale=0.95,BoldFont=ヒラギノ角ゴ ProN W6]{ヒラギノ角ゴ ProN W3} % themeを指定する % \usetheme{Darmstadt} @@ -14,7 +15,7 @@ \setbeamertemplate{navigation symbols}{} \usepackage[english]{babel} -\usepackage[latin1]{inputenc} +%%%%% \usepackage[latin1]{inputenc} \usepackage{times} \usepackage[T1]{fontenc} \usepackage{hyperref}
- PS emacs prelude 参考にさせていただいており、大変重宝しています。
zxjafontパッケージでは1.0版(2020年2月)から3ウェイトに対応するようになり、そのためhiragino-pron
プリセットで「明朝W2」が指定されるようになっています。
オプションにnothreeweight
を指定すると以前と同様の2ウェイト前提の動作に戻ります。
\usepackage[hiragino-pron,nothreeweight]{zxjafont}
ところで、提示いただいたソースを見ると、zxjafontの読込の直後で和文フォントを明示的に設定しています。
% ヒラギノ角ゴ ProNを使う \setjamainfont[Scale=0.95,BoldFont=ヒラギノ角ゴ ProN W6]{ヒラギノ角ゴ ProN W3} \setjasansfont[Scale=0.95,BoldFont=ヒラギノ角ゴ ProN W6]{ヒラギノ角ゴ ProN W3}
和文フォントの明示設定を行うのであれば、zxjafontの読込は要らないのではないかと思われます。
※ややこしいですが、\setjamainfont
等の和文フォント設定命令を提供しているのはzxjatypeの方です。zxjafontはプリセット設定(hiragino-pronでヒラギノを一括指定する、等)を行うためのものです。