Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 佐藤 禎宏 の投稿
返信数: 9
Mac OS X EI Capitan にアップデートして MacTeX2015613.pkg でインストールしました。その後、アップデートのコマンドを入力すると次のメッセージが表示されます。

$ sudo tlmgr update --self --all

Password:

tlmgr: package repository ftp://ftp.kddilabs.jp/CTAN/systems/texlive/tlnet

tlmgr: backupdir as set in tlpdb

  /usr/local/texlive/2013/tlpkg/backups

is not a directory.

Exiting.

$

解決には backupdir の場所を変更しなければならないと想像するのですが、解決方をお尋ねします。よろしくお願いいたします。

佐藤 禎宏 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 佐藤 禎宏 の投稿
/usr/local/texlive/2013/tlpkg/backups のdirectory を作った後、

$ sudo tlmgr update --self --all

を実行したところアップデートが動き出しました。
この操作が正しいかどうかわかりません。コメントいただければ幸いです。
もっと良い方法がありましたらお教え願います。
佐藤 禎宏 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 和田 勇 の投稿

tlmgr の処理を見ると update 時は自動で backup が設定されており、そのバックアップディレクトリは、texlive/リリース年/tlpkg/backups が標準になります。独自ディレクトリにバックアップしたい場合は、--backupdir=/バックアップディレクトリオプションを追加するようです。具体例では

sudo mkdir /hogehoge/backup
sudo tlmgr update --self --all --backupdir=/hogehoge/backup

としますので、佐藤さんの処置方法はこれと合致していますので、妥当だと思います。

# 私の環境は 2015 ですが、tlpkg/backups を rename して退避して実験したところ同じようなメッセージになりました。
和田 勇 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 佐藤 禎宏 の投稿
回答ありがとうございます。

その後、次で調べてみました。
$ tlmgr --version
tlmgr revision 38967 (2015-11-28 03:15:58 +0100)
tlmgr using installation: /usr/local/texlive/2013
TeX Live (http://tug.org/texlive) version 2013 

目的は、texlive  2015 をアップデートすることです。使っているものはその様になってません。
tlmgr using installation: /usr/local/texlive/2015
TeX Live (http://tug.org/texlive) version 2015 
に変更する方法を教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。

なを、もう一台のMac では次の様に表示されます。
$ tlmgr --version
tlmgr revision 38967 (2015-11-28 03:15:58 +0100)
tlmgr using installation: /usr/local/texlive/2015
TeX Live (http://tug.org/texlive) version 2015
に表示されます。

佐藤 禎宏 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 和田 勇 の投稿
技術的には、TeXLive 2015 を追加インストールするか、もう一方の Mac から rsync 等でコピーするなどでもできますが、PATH などの環境変数の設定変更が必要になります。
設定変更のポイントは 2013 が残っていますがそれらを参照しないよう、
1)PATH 変数を TeXLive 2015 優先に
2) TEXで始まる環境変数が 2013 を指していたら 2015 に書き換え
と言うを考慮すれば 2015 が使えるようになるのですが  ...

 2013 にこだわりがないのであれば 古いものをアンインストールするのが一番簡単です。
1)2013 の方の MacTeX をアンインストール
2)/usr/local/texlive/2013 以下が残っていれば削除
# /usr/local/texlive/texmf-local/ は削除してはダメ。
(カスタマイズしたものをここに配置しているのであればですが)
その後、改めて MacTeX をインストールで 2015 が使えるようになると思います。

platex -version

と出力結果に 2013 ではなく 2015 が表示されれば移行完了です。

もし、「2013 が表示」されたり「 コマンドがない」とか言われたら、環境変数を再読み込みするため、ターミナルセッションを一旦終了させ、再度立ち上げて再試行してください。

それでもダメな時は、.bashrc .bash_profile などを変更する必要があるかもしれません。この辺は もう一方のマックの設定と同じにすれば良いとは思いますが、わからなければ

set | egrep '^PATH|^TEX'

上記のコマンドの説明
 PATH  と TEX で始まる環境変数設定情報を取り出す

の結果を提示してください。

和田 勇 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 佐藤 禎宏 の投稿
2013 にこだわりがないので削除して MacTeX 2015 を再インストールすることで解決しました。ありがとうございました。

>2013 にこだわりがないのであれば 古いものをアンインストールするのが一番簡単です。
> 1)2013 の方の MacTeX をアンインストール
> 2)/usr/local/texlive/2013 以下が残っていれば削除
> # /usr/local/texlive/texmf-local/ は削除してはダメ。
> (カスタマイズしたものをここに配置しているのであればですが)
>その後、改めて MacTeX をインストールで 2015 が使えるようになると思います。
> platex -version

>と出力結果に 2013 ではなく 2015 が表示されれば移行完了です。

佐藤 禎宏 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 青原 彰子 の投稿
同じ移行を考えていますが、

>2013 にこだわりがないのであれば 古いものをアンインストールするのが一番簡単です。
> 1)2013 の方の MacTeX をアンインストール
> 2)/usr/local/texlive/2013 以下が残っていれば削除
> # /usr/local/texlive/texmf-local/ は削除してはダメ。
> (カスタマイズしたものをここに配置しているのであればですが)
>その後、改めて MacTeX をインストールで 2015 が使えるようになると思います。
> platex -version

>と出力結果に 2013 ではなく 2015 が表示されれば移行完了です。

まったくついていけない。とくに2)がわからない。ご説明いただけませんか?しろうとです。お願いします。

青原 彰子 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 佐藤 禎宏 の投稿
和田氏より教えていただいた佐藤です。

>とくに2)がわからない。ご説明いただけませんか?

/usr/local/texlive/2013  <br />
このフォルダーは Finder で普通見えません。設定方法があるのあるのでしょうが知りません。

 "Path Finder アプリ"  を使ってます。http://cocoatech.com/pathfinder/

メニューの"表示"に「不可視ファイルを表示」があるので選択すると<br />
 /usr/local/texlive/2013  <br >
見えるようになる。それで削除ができました。

参考になりましたら幸いです。
佐藤 禎宏 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 和田 勇 の投稿
LaTeX 話題からそれてしまいますが ...

「不可視ファイル云々」に関しては、佐藤様の紹介された方法もあるのですが、私はターミナルアプリでUNIX のファイル操作コマンドを使って操作します。UNUX ファイル操作コマンドが不得手であれば 「open」 コマンドを覚えておくと良いでしょう。

open /usr/local

とやっていただければ、特に設定を変えなくてもファインダで開いてくれます。
ディレクトリ階層がわかるようにしていれば、/usr のハイライトが若干落ちているのは「通常は不可視」ということだと思います。

# open コマンドは ディレクトリを指定すればファインダーが、pdf を指定すれば viewer が、 html ファイルを指定すればブラウザーが.. と便利なターミナルアプリで使えるコマンドです。

青原 彰子 への返信

Re: Mac OS X EI Capitan での tlmgr update

- 和田 勇 の投稿
LaTeX を「コマンドラインでは ...」という方のために GUI 的に操作する環境として MacTex とか TeXShop があると思います。これらのアプリは、裏で LaTeX コマンドを実行して pdf ファイルなどの一連の操作を行ってくれます。

ここで重要なのは「GUIアプリ」と「LaTeX 本体 (TeXLive 20XX)」があるということ。GUIアプリの中に LaTeX本体も入っていれば良いのですが、大抵別のところ。「GUI アプリは /Application」に「LaTeX 本体は /usr/local/texlive/20xx」にインストールされると思います。ですので /Application の GUI アプリを「ゴミ箱にポイ」しても LaTeX 本体は残っています。

※各ユーザの設定の初期化等に関してはここでは記していません。


ですので LaTeX 本体を削除したことを確認していただくために /usr/local/texlive/20XX の有無を確認してあれば削除と記しました。

TeXLive は /usr/local/texlive/20XX 以下にtexlive をインストールするとともに /usr/local/texlive/texmf-local/ がなければ幾つかのディレクトリをそこに作成します。texmf-local は、名前から推測できるように各サイトでのローカルカスタマイズを置く場所なので、カスタマイズしたものが置いてあったら、削除してはダメですよと注意書きを記しました。

最後は、platex -version とした時に インストールした TeXLive のバージョン情報が記されていなかった場合の処置です。