わぁ,ありがとうございます!
さっそく「辻」とか test: IPAフォントの美しさ にある「逗」「祇」をやってみました。ばっちしでした。
あと,UniJISX02132004-UTF32-H/V を改変したUniJIS-UTF16-H/Vを組み合わせて,otfパッケージで2004対応な出力ができそうです。
さっそく「辻」とか test: IPAフォントの美しさ にある「逗」「祇」をやってみました。ばっちしでした。
あと,UniJISX02132004-UTF32-H/V を改変したUniJIS-UTF16-H/Vを組み合わせて,otfパッケージで2004対応な出力ができそうです。
遊びで作ったインチキUniJIS-UTF16-H/Vです(本物と同名につき注意!)。本物と置き換えて,さきほどのttkさんのCMapを本物のH,Vと置き換えて,試しています。本当はdvipdfmxのmapファイルを編集すべきですね。どなたかちゃんとしたものを作って配布していただければありがたいです。
なるほど,0213を本格的に使おうとすると,ややこしそうですね。
私の遊んでいることは,0213を使おうというわけではなく,第2水準まで+otfパッケージの\UTF{...}マクロで書いた私の本の字形を簡単に2004にすることでした。
もともとは,Mac OS X 10.5に2004字形のヒラギノProNフォントが入っていたけれどこれを使っても2004字形にならないのはなぜ?あ,当然じゃん ;-) というところから出発したのでした。Vistaについてはよく知らないのですが,VistaにしてもpTeX+dvipdfmxの字形が2004になるわけではないですよね。
私の遊んでいることは,0213を使おうというわけではなく,第2水準まで+otfパッケージの\UTF{...}マクロで書いた私の本の字形を簡単に2004にすることでした。
もともとは,Mac OS X 10.5に2004字形のヒラギノProNフォントが入っていたけれどこれを使っても2004字形にならないのはなぜ?あ,当然じゃん ;-) というところから出発したのでした。Vistaについてはよく知らないのですが,VistaにしてもpTeX+dvipdfmxの字形が2004になるわけではないですよね。
恐らく、OS に関係なく次のようになると思います。
- Adobe-Japan1 の CID に対応した OTF (ヒラギノ等)を用いた場合はそのまま。
- 一般の TTF (MS 明朝、IPA 明朝、等)を用いた場合は、そのフォントが「2004 対応」なら 2004 のグリフが出る。
理由は次の通りです。
- dvipdfmx の日本語のフォントの指定では、普通、「AJ1 の CID フォント」を指定する。(CMap は AJ1 へのものが使われる。)
- ところが、そのフォントが TTF の場合、CID 番号でのグリフアクセスができないため、dvipdfmx は内部で CID を Unicode に変換し、Unicode を用いてグリフにアクセスする。
- JISx0213 のグリフを 2004 のものに変えたということは、結局 Unicode に対応するグリフを変えたということ。(JISX0213 の 2004 年改定で Unicode との対応は不変。)
実際、rml に「IPA 明朝」(2004 対応版)を指定して「葛飾区」を書くと、2004 の字形になりました。勿論、'H' で記された対応先は 2000 の字形なのですが。
(ややこしいですね。)
ありがとうございます。うーん,複雑ですね。
加藤さん: メイリオ(Meiryo)とMS 明朝、MS ゴシック、Windows Vista - Fonts update をちらっと見て,CID-keyedなOpenTypeかと勘違いしたのですが,CIDではなくGIDをキーとする中身がTrueTypeなOpenTypeですか。
PDF 千夜一夜: Windows Vista と日本語文字コード問題(4) のコメントにもいろいろ書いてありますね。
加藤さん: メイリオ(Meiryo)とMS 明朝、MS ゴシック、Windows Vista - Fonts update をちらっと見て,CID-keyedなOpenTypeかと勘違いしたのですが,CIDではなくGIDをキーとする中身がTrueTypeなOpenTypeですか。
PDF 千夜一夜: Windows Vista と日本語文字コード問題(4) のコメントにもいろいろ書いてありますね。
> それなら「Vistaにすると2004になる」はTeXでも真ですね。
これが頭が痛い問題なんです.
実際,真なんですよ.
VistaのTeXで組まれてそれで出力された原稿は
すでに存在しており,「辻」「葛」「蔽」なんかはきっちり「Vista字形」で出てます.
現状も対策を講じてますが,あまりに非効率的でVistaの普及にともない追いつかなくなります(^^;;
著者:TeX on Vista + dviout
印刷所:PS & Cmap -H 使用
このとき,
著者が出力した原稿 => 2004
出来た本 => 1983(でいいのかな)
編集者がこの辺りの事情を理解してればよいのですが,
一部の方を除いて理解できてない
もしくは「問題そのものの存在を知らない」
と解釈しておくべきです.
となると事故です(-_-;
で私が「まじめにやるなら」と抽象的に書いたのは,
「最後にCmapを取り替えて済む」
ような場合(全体を2004にする)だけではなく
「局所的に2004を要求される」ことを意図しています.
JISX0213そのものの利用までは考えてませんです.
別フォントにしてCmapを切り替えるのが一番楽かなと思うのですが。。。新しいCmapを導入させるのが厄介かなあ。。。
PDFで進行すればいいかもしれませんが,これもまた諸事情で厄介なのです(-_-;
これが頭が痛い問題なんです.
実際,真なんですよ.
VistaのTeXで組まれてそれで出力された原稿は
すでに存在しており,「辻」「葛」「蔽」なんかはきっちり「Vista字形」で出てます.
現状も対策を講じてますが,あまりに非効率的でVistaの普及にともない追いつかなくなります(^^;;
著者:TeX on Vista + dviout
印刷所:PS & Cmap -H 使用
このとき,
著者が出力した原稿 => 2004
出来た本 => 1983(でいいのかな)
編集者がこの辺りの事情を理解してればよいのですが,
一部の方を除いて理解できてない
もしくは「問題そのものの存在を知らない」
と解釈しておくべきです.
となると事故です(-_-;
で私が「まじめにやるなら」と抽象的に書いたのは,
「最後にCmapを取り替えて済む」
ような場合(全体を2004にする)だけではなく
「局所的に2004を要求される」ことを意図しています.
JISX0213そのものの利用までは考えてませんです.
別フォントにしてCmapを切り替えるのが一番楽かなと思うのですが。。。新しいCmapを導入させるのが厄介かなあ。。。
PDFで進行すればいいかもしれませんが,これもまた諸事情で厄介なのです(-_-;
とりあえず,JISの親玉通産省から拾ってきた資料で2004で字形変更になった168文字の一覧を83/2004/78で並べたPDFを作ってみました.
表の中で赤くなってるのは何が変わってるのか分からない(^^;文字と意味不明の47区64点です.
ヒラギノやリュウミンで作ったら,包摂なのか手抜きなのかデザインのこだわりなのか,同じになるものが多すぎて比較にならなかったので,Acrobat7に付属のKozMinProVI-Regular.otfを埋め込んでます.
とりあえず,Cmapの切り換えで混在可能でPDFまでできることが確認できました.
あとは・・・商用のRIPで実験できるかです(^^;
表の中で赤くなってるのは何が変わってるのか分からない(^^;文字と意味不明の47区64点です.
ヒラギノやリュウミンで作ったら,包摂なのか手抜きなのかデザインのこだわりなのか,同じになるものが多すぎて比較にならなかったので,Acrobat7に付属のKozMinProVI-Regular.otfを埋め込んでます.
とりあえず,Cmapの切り換えで混在可能でPDFまでできることが確認できました.
あとは・・・商用のRIPで実験できるかです(^^;
今頃になって私のデッチアゲたCMapが話題になってびっくりです。
中身は本当に正しいのか、よくよくご確認下さい。
また、JIS第4水準が95区~120区にあるのはイレギュラーでもあります。
> 表の中で赤くなってるのは何が変わってるのか分からない
一応、Adobe の資料です。
http://www.adobe.com/jp/support/winvista/pdfs/JIS2004_Comparison.pdf
役所が作った資料(どこが違うかが書いてある)も
Webから見られるどこかにあったはずですが、見つかったらまた書きます。
> 47区64点
1面47区64点 「屢」 は「しばしば」ですね。
これもJIS83の被害者で、第3水準で復活した文字です。
中身は本当に正しいのか、よくよくご確認下さい。
また、JIS第4水準が95区~120区にあるのはイレギュラーでもあります。
> 表の中で赤くなってるのは何が変わってるのか分からない
一応、Adobe の資料です。
http://www.adobe.com/jp/support/winvista/pdfs/JIS2004_Comparison.pdf
役所が作った資料(どこが違うかが書いてある)も
Webから見られるどこかにあったはずですが、見つかったらまた書きます。
> 47区64点
1面47区64点 「屢」 は「しばしば」ですね。
これもJIS83の被害者で、第3水準で復活した文字です。
> 役所が作った資料
役所じゃなくて、財団法人 日本規格協会でした。
「JIS 文字コード改訂の方針と具体的変更箇所」(案)
「JIS 文字コードの例示字形が紛らわしいのを微修正したもの」っていうやつが曲者ですねえ。
役所じゃなくて、財団法人 日本規格協会でした。
「JIS 文字コード改訂の方針と具体的変更箇所」(案)
「JIS 文字コードの例示字形が紛らわしいのを微修正したもの」っていうやつが曲者ですねえ。
JIS X 0213:2004 の例示字形の変更点がよくわかるウェブサイトを見付つけました。
ついでに JIS X 0213:2000 から JIS X 0213:2004 への改訂において例示字形が変更された文字を,変更部分が似ているものを近くにまとめて挙げてみます。
- 逢迂迦逗遡遜辿辻這逼迄謎腿槌鎚樋鑓漣蓬遁
- 祇祁禰榊
- 飴餌蝕餅
- 箸薯屠堵賭瀦儲藷
煉 甑噌 酋猷楢噂樽鱒鄭 溢
煎箭揃廟嘲 愈 詮
芦扁篇騙 煽 鰯溺翰翫 摺謬 擢
隙 屑哨鞘蛸 秤叛蔽瞥 倦捲 鞄庖巷撰
牙穿訝鴉
喰餐 饗 卿櫛厩 榔
茨 杓灼豹 蔑
僅歎灘
鯖錆 瀞 淫
牌稗 兎 挽娩 冤 - 汲笈 諺薩 捗瀕 叟艘
- 葛 晦 襖 徽 恢 鵠 篝 芒 籾 註 簾 囀 疼 蠅
- 灸粂 誹徘 牽 楯 訊 甕 竈 蜃
- 廻鍵腱挺筵釜斧爺梗鞭甦鮫咬狡駁杖靱叉虔
- 蟹 膏 棘 橙 祟 靄
- 屢(1面47区64点,U+5C62)
JISの包摂基準は緩いのですが,厳しい包摂基準としては,役所の戸籍係のものがあると思います。昔,婚姻届を出しに行って,感嘆しました。^^;
土口の吉と士口の吉では同じ人物とは認めてもらえません。辻の点の数も同様です。昔勤めていた県立高校では,卒業証書を書くとき,改めて親に戸籍名を丁寧に書いてもらって,それに合わせて墨書していました。明朝体のしんにょうと墨書のしんにょうでは全然違うものですがそれは包摂されて問題ないようで,点の数だけの問題のようです。こういったポイントさえ押さえてあれば,フォントデザインの違いはまったく問題にならないのでしょう。
今は昔ほど厳しくないのかもしれませんが,それでもVistaになって人名がたくさん変わって,別人28号が大量発生することになりました。葛飾区はVistaになって喜んだでしょう。
土口の吉と士口の吉では同じ人物とは認めてもらえません。辻の点の数も同様です。昔勤めていた県立高校では,卒業証書を書くとき,改めて親に戸籍名を丁寧に書いてもらって,それに合わせて墨書していました。明朝体のしんにょうと墨書のしんにょうでは全然違うものですがそれは包摂されて問題ないようで,点の数だけの問題のようです。こういったポイントさえ押さえてあれば,フォントデザインの違いはまったく問題にならないのでしょう。
今は昔ほど厳しくないのかもしれませんが,それでもVistaになって人名がたくさん変わって,別人28号が大量発生することになりました。葛飾区はVistaになって喜んだでしょう。
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