ご質問はこちらへ
kindle本を作るのに適したLaTeXのフォーマット
Mac用TeXworks0.6.3以降について
TeXworksでタイプセットしており,デフォルト設定はupLaTeXにしています.
そのTeXworksですが,0.6.2では何の問題もなくタイプセットできるのですが,0.6.3以降ではタイプセットを始めると
env: texlua: No such file or directory
というメッセージが出るだけで先に進んでくれません(0.6.4,0.6.5でも同じです).
https://texwiki.texjp.org/?ptex2pdf
の
・注意点
・不具合
は確認済みです(#!/usr/bin/env texluaの後ろに余分なスペースはありません).
PATHは
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.8/bin:/Users/xxxx/Library/Python/3.7/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin:/Library/TeX/texbin
となっていますが,/Library/TeX/texbinの位置が悪いとかそんなことはないでしょうか?
なにか対応策をご存知でしたらご教示下さい.
uplatexで本づくり。その見出し、目次、柱についての質問です。
原稿は下記の 杜甫私記.texです。
=======================================
% upLaTeX文書
\documentclass[dvipdfmx,uplatex,tate,book,paper=a5,fontsize=10pt,open_bracket_pos=nibu_tentsuki,hanging_punctuation]{jlreq}
\usepackage{bxpapersize}
\usepackage{pxrubrica}
\usepackage{sfkanbun}
\usepackage[deluxe,multi,jis2004]{otf}
\usepackage[directunicode*, noalphabet]{pxchfon}[2017/04/08]
\setminchofont{SourceHanSerif-Regular.otf}
\setboldminchofont{SourceHanSerif-Bold.otf}
\setgothicfont{SourceHanSans-Regular.otf}
\setboldgothicfont{SourceHanSans-Bold.otf}
\usepackage{plext}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{bxglyphwiki}
\rubysetup{}
\ModifyPageStyle{headings}{
mark_format={_section={ #1}},
odd_running_head={_section},even_running_head={}}
\pagestyle{headings}
\setcounter{tocdepth}{2}
\title{{\Huge 杜 甫 私 記}}
\author{ 吉川幸次郎}
\date{}
\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents
\newpage
\vspace*{12zw}
{\huge 杜 甫 私 記}
\newpage
\chapter*{杜甫私記 第一巻}
\addcontentsline{toc}{chapter}{ 杜甫私記}
\section{自 序}
唐の\ruby{杜甫}{と|ほ}の詩を以て、中国文学の最もすぐれたものであるとする私の認識は、はたち前後にして、はじめて中国の文学にしたしにそめた頃、はやおぼろげな予感として、きざしていた。以来二十何年、「杜詩偶評」三冊は、常に私の机篇にあった。私はその間に、この国の文学のさまざまの分野へと遍歴をつづけて来たけれども、遍歴の結果は、少年の日の予感があやまらなかったことを、たしかめ得たように思われる。この国の他の文学について、何がしかの解說をものした私は、杜甫の詩についてこそ、私の考えを書きとどめておくのが、むしろ私の義務であると信ずる。その詩は過去の人類が生んだ最も誠実な芸術のひとつであり、その誠実さの故に、なお昨日のごとく新しい。その人は八世紀の詩人であり、われわれとの間に、一千二百年という長い時間を隔てているけれども、そうした時間の隔たりが、むしろ不思議にさえ感じられる。清の\ruby{潘徳輿}{はん|とく|よ}の「養一斎詩話」には、杜甫の詩を評して、「杜詩なる者は、\ruby{尤}{こと}に人人の心中に\ruby{自}{お}のずと有る詩なり」という。これは数ある杜詩の批評のうち、おそらく最もすぐれたものの一つであろう。まことにその詩は、時間の制約を越えて、とこしえに人類の心にあるものを、人類の選手として歌うものである。
\vspace{1zw}
ところでいま私は、この尊ぶべき詩人を解説するにあたって、伝記の形をとることとする。すなわちその年齢を追うて、詩を解説し、一方また詩の背後にある杜甫の生活、杜甫の時代を、解説してゆくこととする。それには次のような理由がある。
杜甫の詩は、その一生を通じて、たえず顕著な変化を示しつつ、最後の完成に赴いている。つまりその詩には、不断の成長がある。これは他の中国の詩人には、常にあることではない。むしろ杜甫に特殊なことである。たとえば、宋の\ruby{蘇東坡}{そ|とう|ば}、\ruby{陸放翁}{りく|ほう|おう}、それら杜甫の次の時代の大詩人といわれる人人の詩を、私は杜甫の詩ほど熟読したことはない。しかしこれらの詩人の詩は、必ずしも年齢と共に成長してはいないように思われる。そこに変化があるとすれば、歌われた事柄の変化に過ぎない。壮年の詩には、白髪のなげきはなく、白髪のなげきは、老年の詩に至って、はじめて現れる。しかしそれは歌われた事柄の変化である。詩の風格は、案外はじめから一定して動かなかったように、見受けられる。ひとり蘇東坡、陸放翁ばかりではない。中国のおおむねの詩人は、そうである。しかし杜甫はちがう。壮年の詩と晩年の詩とは、甚しく風格を異にする。自己に対する不断の革命がそこにはある。その点だけからいっても、杜甫の偉大さは、古今に絶する。どこまでそれをなしとげ得るかは疑問であるにしても、私はその成長のあとを、あとづけたく思う。
私の考えの大体をいえば、杜甫の詩は、四つの時期に分かれる。
ごく若い頃の杜甫の詩は、後の章に述べるごとく、今は伝わらず、今に伝わるものは、三十代の作からはじまるが、以後四十のなかばまで、\ruby[g]{玄宗}{げんそう}皇帝のはなやかな治世の中にありつつ、しかも時世に容れられずして、\ruby[g]{長安}{ちょうあん}に落魄した頃の詩は、既に鬱然たる完成に近づきつつも、なお何分か習作的である。詩人の目は内よりもむしろ外に向けられ、視野をひろめ、語彙を練るに急である。それが第一の時期である。
やがて四十四歳の冬、突如として起こった\ruby[g]{安祿山}{あんろくざん}の叛乱が、光栄ある時代を暗澹たる時代へと急転させると共に、杜甫個人の運命もはげしくゆれ動き、ここに詩人は専ら内心の憂愁をうたう。賊軍による監禁、それからの脫出、その生涯に於ける最初にして最後の宮廷生活、それらをあわただしく経験したのち、後半生の漂泊のきっかけとして、家族と共に食糧を求めて\ruby[g]{甘粛}{かんしゅく}の地に赴くに至って、憂愁は尖銳の極に達する。これが第二の時期である。
四十八歳の冬、更に南して\ruby[g]{四川}{しせん}の成都に入り、友人たちの庇護によって、そこに草堂を営み、その生涯に於ける最も幸福な数年を送る。この間の詩は、平和に円熟し、自然の善意に敏感である。それが第三の時期である。
しかし幸福はやがて破れ、
\end{document}
============================================
これで添付の pdf が得られます。
① 目次のなかの、1 自 序 の1を削除したい。
② 見出し 「杜甫私記 第一巻」の次の 1 自 序 の1も削除したい。
③ 柱は片柱ですが、ここにも1,2,などの数字は入れたくない。
この①②③とも満たすようにするには、どのようにすればよいでしょうか?
勿論、柱をつけずに、頁番号だけでしたら、①②とも簡単にクリアできます。
それから、もし可能でしたら、「目次」の字体をもう少し小さくできますか? またその次のアキを狭められますか? 出来たらその方法を教えていただけますか。
画像が貼りついたまま移動できません。
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
を読み込んでます。
画像をfigure環境で貼り付けました。その後その画像を別のページに出力させたくて
\begin{figure}[htbp]
\begin{center}
\caption{HOGE}
\includegraphics[width=150mm]{HOGE.eps}
\end{center}
\end{figure}
を別の場所に移動させたのですが相変わらず画像は初期の場所から移動してくれません。
\if0
\begin{figure}[htbp]
\begin{center}
\caption{HOGE}
\includegraphics[width=150mm]{HOGE.eps}
\end{center}
\end{figure}
\fi
とコメントアウトすると一応これには反応し画像は消えてくれます。
何が原因なのでしょうか?
原ノ味フォントをデフォルトに
https://github.com/texjporg/jfontmaps/issues/27
で議論している途中ですが,
実現へ向けてかなり現実味を帯びてきたので,当フォーラムでもお知らせします。
現在,TeX Live の規定では dvipdfmx / dvips で埋め込まれるのは「IPAex フォント」ですが,
これを「原ノ味フォント」に変えたい,という議論があります。
※「原ノ味フォント」は,Adobe-Identity-0 という特殊な形式の SourceHan (源ノフォント) あるいは Noto を
伝統的な日本語フォントが準拠する Adobe-Japan1 に組み直した OpenType フォントです。
https://ctan.org/pkg/haranoaji
主なメリット(恣意的に選びました):
(1) SourceHan / Noto はマルチウェイトでありながら AI0 故に使いづらいケースが多かったが,
HaranoAji は AJ1 なので扱いやすく,OTF パッケージの機能をよりよくサポートできる。
(2) macOS ユーザから「IPAex → ヒラギノに変えるための設定がわからない」という FAQ があったが,
最初から「原ノ味」ならその必要が激減すると期待。
懸念点などは冒頭にリンクした GitHub で(気づいた順に断続的に)挙がってきていますが,
もし抜け漏れにお気付きの方がいらっしゃいましたら一報ください。
mactexでemathが認識されない
iMac:~ *******$ printenv HOME
/Users/*******
iMac:~ *********$ kpsewhich --expand-path='$TEXMF'
/Users/*********/Library/texmf:/usr/local/texlive/texmf-local:/usr/local/texlive/2019/texmf-config:/usr/local/texlive/2019/texmf-var:/usr/local/texlive/2019/texmf-dist
iMac:~ **********$ kpsewhich --expand-path='$TEXMFHOME'
/Users/**********/Library/texmf
iMac:~ **********$ kpsewhich --progname=platex jarticle.cls
/usr/local/texlive/2019/texmf-dist/tex/platex/base/jarticle.cls
iMac:~ ***********$ sudo mktexlsr
Password:
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2019/texmf-config/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2019/texmf-dist/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2019/texmf-var/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/texmf-local/ls-R...
mktexlsr: Done.
これによりmyTEXMF=/Users/*******/Library/texmf mySUBDIR=tex/platex とわかりemath.styの入れる場所はmyTEXMF/mySUBDIR/misc/emath にインストールしています。
次のファイル(hello.tex)をTeXWorksでpLaTeX(ptex2pdf)でタイプセットすると下のようなエラーメッセージが出ます。
(hello.tex)
\documentclass[a4j]{jarticle}
\usepackage{emath}
\input{kihon}
\begin{document}
hello.\WAKU{10}{10}
\end{document}
(エラーメッセージ log)
(/Applications/TeXLive/Library/texlive/2017/texmf-dist/tex/platex/base/jarticle
.cls
Document Class: jarticle 2017/09/19 v1.7g Standard pLaTeX class
(/Applications/TeXLive/Library/texlive/2017/texmf-dist/tex/platex/base/jsize10.
clo))
! LaTeX Error: File `emath.sty' not found.
Type X to quit or <RETURN> to proceed,
or enter new name. (Default extension: sty)
Enter file name:
どこが問題なのか教えてもらえれば嬉しいです。一つ思うのはターミナルでtexliveは2019ですがtexworksでは2017になってます。