質問用フォーラムです。ご質問の前に質問のしかたをご覧ください。

各種リリースや更新のタイミングについて(LaTeX; TeX Live; format/binary)

- ut の投稿
最近、「以前作成したマクロが、その後のカーネルの変更の影響で
正しく動かなくなった」というトピックが続けてありました:

 相互参照、\pageref \label でページ数の漢字表示について
 2025年 02月 21日(金曜日) 15:38
 https://okumuralab.org/tex/mod/forum/discuss.php?d=3896

 目次に謝辞を追加すると参考文献の表示が崩れる現象について
 2025年 03月 9日(日曜日) 23:16
 https://okumuralab.org/tex/mod/forum/discuss.php?d=3901

その際、知ったかぶりをして私もちょっとコメントをさせていただ
いたりしたのですけれど、その後、実は私自身よく分かってないじ
ゃん、ということに気付きましたので、質問をさせてください。

お尋ねしたいのは、

 標題に掲げたものたちの、リリースや更新のタイミングというのは、
 いつなのでしょうか?(どうやって確認したらいいのでしょうか?)

ということです。

より具体的に申し上げますと:

(1a)LaTeX の正式リリースは、年 2 回?(最近だと 6 月と 11 月あたり?)
(1b)patch level ?? のリリース日はどこに書かれているのでしょうか?

(2a)TeX Live のリリースは年頭の 1 回のみ?(2 月か 3 月頃?)
(2b)もしも binary が年内に更新された場合、tlmgr によるアップデートで
   LaTeX 自体(binary)も更新されるのでしょうか?

(3a)カーネル(各種 dtx ファイル)への変更が、fmt ないし binary に
   反映されるタイミングはいつ?
(3b)fmt の再生成と、それが binary に取り込まれるというのは、別のタイミング?

(4)つまるところ、上記(1)~(3)のタイミングにはズレがあるということ?

という諸々の疑問について、教えていただると嬉しいです。


-------------- 以下は、現時点での私の理解です --------------

LaTeX2e のリリース時には LaTeX News がリリースされるので、そ
れを見ると、LaTeX のリリース日が分かるのかな、と思います。

LaTeX Project のページ(https://www.latex-project.org/news/latex2e-news/)とか、
手元の各号や、それらが一つにマージされた pdf なんかを見ますと、
例えば 2020 年以降ですと、次のような日付けになっています:

 Issue 31, February 2020 (LATEX release 2020-02-02)
 Issue 32, October 2020 (LATEX release 2020-10-01)

 Issue 33, June 2021 (LATEX release 2021-06-01)
 Issue 34, November 2021 (LATEX release 2021-11-15)

 Issue 35, June 2022 (LATEX release 2022-06-01)
 Issue 36, November 2022 (LATEX release 2022-11-01)

 Issue 37, June 2023 (LATEX release 2023-06-01)
 Issue 38, November 2023 (LATEX release 2023-11-01)

 Issue 39, June 2024 (LATEX release 2024-06-01)
 Issue 40, November 2024 (LATEX release 2024-11-01)

これらが、「LaTeX のリリース日」なのかなと思っています。

なお、現在の TeX Live 2025 には:

 Issue 41, June 2025 --- DRAFT version for upcoming release (LATEX release 2025-06-01)

も含まれているみたいです。

それから、changes.txt というファイルもあって、これは、

 This file lists changes to the LaTeX2e files in reverse chronological order
 of publication (therefore the dates might be out of sequence if there are
 hotfixes). It is provided for convenience only.  It therefore makes no claims
 to completeness or accuracy and it contains some references to files that are
 not part of the distribution.

というものです。

このファイルの冒頭の 2024 年の分を抜粋してみますと、以下のよう
になっています:

------------------------------------------------------------
#########################
# 2024-11-01 PL2 Release
#########################

2025-01-26  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* ltlists.dtx:
Only migrate \cs{@doendpe} out of simple and semi-simple groups (gh/1641)

#########################
# 2024-11-01 PL1 Release
#########################

2024-11-22  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* lttagging.dtx (section{Implementation}):
Declare \tag_if_active:TF and friends in the kernel (gh/1558)
. . . . .

#########################
# 2024-11-01 Release
#########################

2024-10-29  Yukai Chou <muzimuzhi@gmail.com>
* lthooks.dtx (subsection{Setting rules for hooks code}):
Skip mapping over undeclared \g__hook_<hook>_code_prop (gh/1513).
. . . . .

#########################
# 2024-06-01 PL2 Release
#########################

2024-06-23  Yukai Chou  <muzimuzhi@gmail.com>

* ltpara.dtx
Append \everypar toks to \g__parar_standard_everypar_tl, rollback
2023/06/01 (gh/1386)

#########################
# 2024-06-01 PL1 Release
#########################

2024-06-10  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* ltboxes.dtx (section{\LaTeX\ Box commands}):
Always use a \vrule strut after all, but back up by a baseline
if already in vertical mode. Otherwise empty table p-cells will
not get the correct width (bug seen first with colortbl)
. . . . .

#########################
# 2024-06-01 Release
#########################

2024-05-31  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* ltmarks.dtx (subsection{Allocating new mark classes}):
Initialize all marks with an id, use 0 when a new class is made (gh/1359)
(subsection{Placing and retrieving marks}):
Remove the id when returning the mark value (gh/1359)
. . . . .
------------------------------------------------------------

これらを見て、素人判断する限りでは、2024 年は、2024-06-01 Release
と 2024-11-01 Release とがあって、それぞれに、patch level 1 と
patch level 2 の追加リリースがあったのかなと思われます。

それで、上掲の抜粋では「. . . . .」として割愛している沢山の
dtx への更新が、patch level ?? の追加リリース時、そして次回の
正式リリースの際に、format ないし binary に取り込まれていると
推測しているのですけれど、その推測で合ってますでしょうか?
(それとも、format や binary は、もっと小まめに更新されている
のでしょうか?)

あと、正式リリース日は、LaTeX News に書かれているとして、PL ??
Release のリリース日は、どこに書いてあるのでしょうか?

changes.txt にはリリース日の記載はなくて、また、例えば、私の
手元の W32TeX [2020/07/19] のログですと、

 This is pdfTeX, Version 3.14159265-2.6-1.40.21 (TeX Live 2020/W32TeX) (preloaded format=latex 2020.7.18)

 LaTeX2e <2020-02-02> patch level 5
 L3 programming layer <2020-07-17>

となっていて、これは「2020-02-02 PL 5 Release」なんだろうな、
とは思うのですが、そのリリース日がいつだったのかは、どうやっ
て確認できるのでしょうか(分からなくても何も困りはしないので
すけれど)。

------------- 以上です。よろしくお願いします。 -------------

dvipdfmx20250205と\usepackage{otf}で処理に時間がかかる

- gbb 60166 の投稿

gbb60166です。TeXLive2025を使っていて気づいたので質問します。

\documentclass{jsarticle}
\usepackage{otf}
\begin{document}
あいう
\end{document}

をuplatexでコンパイルすると一瞬で終わりますが、dvipdfmxで変換しようとすると数十秒かかります。

\usepackage{otf}をコメントアウトするとuplatexのコンパイルもdvipdfmxの変換も一瞬で終わります。haranoajiフォントでもhiraginopronフォントでも同じ状況です。

職場のWindows10と、自宅のWindows7どちらも同じ状況です。どなたか試してみていただけないでしょうか?

\usepackage{luatexja-fontspec} について

- 皓一 田中 の投稿

LATEX美文書作成入門第9版に沿ってWindows-11 24H2にインストールできましたが,

和文フォントを変えたいために,13.3,p.243の記載例を入力したところ,

(c:/texlive/2025/texmf-dist/tex/latex/l3kernel/expl3.sty

(c:/texlive/2025/texmf-dist/tex/latex/l3backend/l3backend-dvips.def)))

(c:/texlive/2025/texmf-dist/tex/luatex/luatexja/luatexja.sty

(c:/texlive/2025/texmf-dist/tex/luatex/luatexja/luatexja-core.sty

(c:/texlive/2025/texmf-dist/tex/generic/infwarerr/infwarerr.sty)

! Package luatexja-core Error: This package requires Lua(HB)(La)TeX.

See the luatexja-core package documentation for explanation.

Type H <return> for immediate help.

...

l.79 ...e}{This package requires Lua(HB)(La)TeX}{}

というエラーメッセージが返ってきました.どう対処すればよろしいでしょうか.

upLaTeX で l3regex の 16 進コードによるマッチができない

- ya ra の投稿

expl3 を利用して (U+3042) が \x{3042} にマッチするか確かめる関数を upLaTeX で処理するとエラーになります。(LuaLaTeX や XeLaTeX ではエラー無く処理される)

upLaTeX でもこれがエラー無く処理できる方法はあるでしょうか。

バージョン

e-upTeX 3.141592653-p4.1.1-u1.30-230214-2.6 (utf8.uptex) (TeX Live 2024)
kpathsea version 6.4.0
ptexenc version 1.4.6
Copyright 2024 D.E. Knuth.
There is NO warranty.  Redistribution of this software is
covered by the terms of both the e-upTeX copyright and
the Lesser GNU General Public License.
For more information about these matters, see the file
named COPYING and the e-upTeX source.
Primary author of e-upTeX: Japanese TeX Development Community.

再現

\documentclass{article}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{lmodern}
\usepackage{expl3}
\begin{document}

\ExplSyntaxOn

\regex_match:nnTF
{ \x{3042} }
{ あ }
{ True }
{ False }

\ExplSyntaxOff

\end{document}

該当するエラーメッセージ

 Use of \??? doesn't match its definition.
<argument> \???
                 ! LaTeX Error: Character code ##1 too large in \x{##2} regex.
l.9 { あ }

TeX ファイルと upLaTeX で実行した際のログファイルを添付します。


一方で、\x{0042} 等に変更するとエラー無くうまくいきます。

このことを踏まえて少し確かめてみると、\x{hh} 形式が使えないと言うよりは upLaTeX で \x{hh}\x{00FF} までしか使えないような雰囲気でした。

改ページを伴うlistingsの環境中で行番号をコピーしないようにしたい

- Y O の投稿

お世話になります。

listingsで載せたコードをコピーする際、行番号も選択されてしまうことが気になっており、対処法を模索していました。
今のところStack Exchangeであった最後の回答を参考にしています。
本来行番号を出力するところでは出力せず、グローバルマクロ \typesetPendingLineNumbers に追加しておき、lstlistingの終わりで作成したフックで出力します。

ここで、改ページを伴う場合においても、行番号をうまく表示させたいと考えて以下のコマンドを追記しました。

\AddToHookNext{shipout/before}{%
   \setbox\ShipoutBox=\vbox{    \box\ShipoutBox%
   \begin{tikzpicture}[remember picture, overlay]%
    \typesetPendingLineNumbers
    \end{tikzpicture}}%
   \gdef\typesetPendingLineNumbers{}% 
}

改ページするとき、今まで蓄えていた行番号を出力し、グローバルマクロ \typesetPendingLineNumbers をリセットするつもりで書きました。

しかしこの変更を加えると、次ページに表示されるべき行番号が一部分だけ前ページに表示されるようになってしまいました。この様子を以下の画像で示します。
image.pngimage%20%281%29.png
マクロ作成についてはあまり経験がなく、追記したコードに何かしら問題があるのかもしれないと考えています。

なお、私の環境はWindows PCで、TeX Live 2023を使用して以下のコマンドでビルドしています。
latexmk -pdfdvi .\main.tex

以上の現象の原因および対処方法について、ご教示いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

タイプセット後のプレビュー画面がグレー表示になってしまう

- t bz の投稿

texlive2023を使用しておりますが、プリアンブルに下記のコードを入力した直後から、タイプセット後にプレビュー画面がグレー表示になる問題が発生しています。

\usepackage[utf8]{inputenc}
\usepackage{kotex}

タイプセット自体は正常に完了しているようで、生成されたPDFファイルを直接開くと内容は正しく表示されます。
しかし、毎回PDFファイルを開いて出力結果を確認するのは作業効率が悪いため、エディタ内でのプレビュー表示を復活させたいと考えています。

上記コードを消しても症状が残ったままです。
また、上記コードを使用していない過去のファイルにも同様の現象が及んでいることから、パッケージの読み込み順序の問題でもなさそうです。

texLive2023を完全にアンインストールして最新版を再インストールすることも検討していますが、インストールには相当な時間がかかるため、それ以外の解決策がありましたらご教示いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

箇条書きの行間を詰める

- t bz の投稿

下記のように毎回行間を詰めていますが、これをプリアンブルに記述することはできないでしょうか?

\begin{itemize}
    \setlength{\parskip}{0zw}
    \setlength{\itemsep}{0zw}
    \item あああ
    \item いいい
    \item ううう
\end{itemize}

\begin{enumerate}
    \setlength{\parskip}{0zw}
    \setlength{\itemsep}{0zw}
    \item あああ
    \item いいい
    \item ううう
\end{enumerate}

\begin{description}
    \setlength{\parskip}{0zw}
    \setlength{\itemsep}{0zw}
    \item あああ
    \item いいい
    \item ううう
\end{description}

[upLaTeX/pxrubrica] ドイツ語ウムラウトを含むルビの表示問題

- k j の投稿

現在、upLaTeX + jlreq + pxrubrica の環境で、
日本語の単語や語句にドイツ語のウムラウト文字(ä, ö, ü など)を含むルビを振ろうとしていますが、
期待通りに表示されない問題に直面しています。

ウムラウトを含む欧文ルビを正しく表示させるための解決策や適切な設定、回避策などを
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますでしょうか。

【環境】

  • OS: macOS 15.3.2
  • TeXディストリビューション: TeX Live 2025
  • コンパイルエンジン: upLaTeX
  • ドキュメントクラス: jlreq
  • 主要パッケージ: pxrubrica (\rubysetup{J}), newtxtext

【問題の詳細】
ウムラウト文字 (\"a, \"o, \"u, \"A, \"O, \"U) を含むドイツ語の単語や語句を
`\ruby` コマンドのルビ部分に指定した際に、問題が発生します。

具体的な現象とコードを示す最小限のデモンストレーションファイルを作成しましたので、添付いたします。

  • uplatex-ruby-demo.tex
  • uplatex-ruby-demo.pdf

pdfファイルで、ウムラウトを含むルビが期待される表示(親文字の上に正しくウムラウト文字が表示される)ではなく、
ダブルクォーテーションが先に出力された後に親文字が別に出力される問題がご確認いただけるかと思います。

お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスいただけますと幸いです。どうかよろしくお願いいたします。

type1cm 使用時に \fontsize の指定に対し欧文の文字サイズが単調増加にならない

- tipo ling の投稿

pLaTeX で Computer Modern の文字サイズを自由に指定すべく type1cm パッケージを使ったところ,7.9pt よりも 8.0pt のほうが文字が小さくなりました。

再現コード:

\documentclass{article}
\usepackage{type1cm}

\begin{document}

\def\showsizes#1{
  #1\par
  \setbox0\hbox{\fontsize{#1}{#1}\selectfont W} W: \the\wd0
  \par
  \setbox0\hbox{\fontsize{#1}{#1}\selectfont あ} あ: \the\wd0
  \par
}

\showsizes{7.9pt}
\showsizes{8.0pt}

\showsizes{8.9pt}
\showsizes{9.0pt}

\end{document}

結果:

7.9pt
W: 9.09131pt
あ: 7.6015pt
8.0pt
W: 8.7279pt
あ: 7.69772pt
8.9pt
W: 9.70978pt
あ: 8.5637pt
9.0pt
W: 9.50548pt
あ: 8.65994pt

このように,\fontsize に指定した値に対して,「あ」の文字幅は比例していますが,「W」の文字幅は比例しないどころか,大小が逆転したりします。

上記のコードとは別に,ポイントサイズを 0.1 pt 刻みで,5.9 pt から 11.1 pt まで変化させて,欧文と和文の文字をそれぞれ並べたものを組ませる実験のコードを添付します。

この結果から以下のことが見て取れます。

  • n を整数として,n pt から n+0.9 pt までは「W」の文字幅が単調増加になる
  • n+0.9 から n+1 になるところでガクンと文字幅が小さくなる(ただし n は 9 以下で)

これはどういうことなのでしょうか?

環境は以下の通りです。

  • macOS 15.3.2
  • TeXLive 2025
  • e-upTeX 3.141592653-p4.1.2-u2.00-250202-2.6 (utf8.euc) (TeX Live 2025)
  • dvipdfmx Version 20250205
  • test-type1cm は tlmgr install test-type1cm で導入

LuaLaTeX を使えばフォントサイズまわりの悩みも減るのかなと思いますが,古くに作られ修正困難なスタイルファイルを使う必要から,pLaTeX を使わざるを得ない状況です。

Mac版TeX2imgで生成した画像へのアクセス権がなくアプリからプレビューできない

- T F の投稿

最近、作業環境をMacに移行し、TeX2imgのMac版を導入しました。
macOS Sequoia 15.3.1で最新版のTex2img(2.4.3)を使っています
画像の生成そのものは問題なくできるのですが、
生成後プレビューアプリで開こうとする動作が、
「アプリケーション“(null)”には“equation.pdf”を開くアクセス権がありません。」
とメッセージボックスが出て、開くことができません。(添付画像)
生成したファイルにFinderでアクセスした場合は、プレビューアプリで開くことが出来ます。
おそらくTex2imgにファイルへのアクセス権が与えられていないのだと思うのですが、
アプリからの要求がないためか、システム環境設定でアクセス権を与えることもできません。
どのように対処すれば良いものでしょうか。ご教授いただけますと助かります。

添付 スクリーンショット.png