質問用フォーラムです。ご質問の前に質問のしかたをご覧ください。

TEXMFHOMEのls-R作成について

- 匿 名 の投稿
角藤さんの W32TeX を Windows XP Home SP3 の環境で使っています。

暫く前に、
TEXMFHOME = ~/texmf
の設定が初期設定で有効になってから、mktexlsr を実行すると、$TEXMF, $TEXMFLOCAL 以外に、$TEXMFHOME も ls-R を作成していました。
($TEXMFHOME で指定したディレクトリが無くとも、作成を試みてはいた)

しかし、2010/03/25 日あたりのアーカイブ以降、$TEXMFHOME で作成されません。$TEXMF, $TEXMFLOCAL は作成されます。

タイプセットにおいては、$TEXMFHOME も検索しているようなので、実用上殆ど問題がありませんが。

フルインストールをしていませんが、何か必須のパッケージが増えたのでしょうか?

9文字のファイル名が扱えない

- 福島 邦彦 の投稿

ファイル名が9文字だと,W32TeX を使用して作製したPSファイルが
GhostScript で表示できない現象が起こり,どのように対処したらよいのか
分からず困っております.

具体的には,以下のような現象が起こります.

TEXファイルの名前の文字数が,9文字の時にだけ発生するエラーです.
class file は,出版社 Elsevier のサイト
  http://www.elsevier.com/wps/find/authorsview.authors/elsarticle
からダウンロードした elsarticle.cls です.

下記のようなファイルを作成して Error9cha.tex というファイル名で保存します.
ファイル名は何でもかまいませんが,半角9文字の場合に問題が起こります.
-----------------------------
\documentclass{elsarticle}
\begin{document}
\begin{frontmatter}
% \title{Error in TeX}
\author{Err Fukushima}
\ead{}
\end{frontmatter}
\end{document}
-----------------------------
\titile は指定してもしなくても結果は同じです.
しかしTEXファイル内に書いた文書の文字にはかなり依存するようで,
文字数が同じでも文字が変わるとこの現象は起こらなくなります.

これを fortex で「PSに変換して表示」を実行します.
TEX->DVI のコンパイルには platex を用いています.
dvipsk のオプションは -Ppdf です.
GhostScript (gs871J gsv49) がエラーを起こして表示できません.
この現象は,TEXファイル名が9文字のときにだけ起こります.

TEXファイル名を9文字以外にしてDVIからPSを作製したときには
問題なく動きます.

9文字のファイル名のPSが出来上がった後に,PSのファイル名を
9文字以外に変更しても,GhostScript ではやはりエラーが出て
表示出来ません.

GhostScript でエラーが起こるPSファイルも,Acrobat Distiller で
PDFに変換すれば正しく表示されます.

しかし,9文字で作成したDVIファイルの名前を,例えば8文字に変更して
DVI->PSに変換した場合は,正しく表示されます.
このようにして作った8文字のPSファイル名を,再び9文字に
書き換えても大丈夫です.

角籐さんの drag-and-drop (drag-drop-tex-w32.tar.gz)
(ddrp-dvipsk,dvipsk.opt には -Ppdf を指定)
でDVI->PSの変換を行なっても,fortex と同じ状態になります.

しかし Command Prompt から
   dvipsk -Ppdf Error9cha    (Error9cha はTEXファイル名)
と打ち込んで出来上がるPSファイルは,GhostScript で正しく表示されます.

この問題は,fortex や drag-and-drop で DVI->PS の変換を行なって,
新しいバージョンの日本語化 GhostScript (gs871J gsv49)
で表示するときに起こるようです.
日本語化 GhostScript は,角籐さんのサイトからダウンロードしました.
エラーが起こるPSファイルも,古いバージョンの GhostScript (gs863J gsv49)
がインストールされているコンピュータ(Windows 7)では正しく表示されます.

現在使用しているTeXシステムは,角籐さんのサイトから3月20日に
ダウンロードした W32TeX Web2C-2010/dev Kpathsea-5.1.0 (last updated
on 2010/03/18) を手動でインストールしました.
阿部さんの kakuto3.exe を用いてインストールしたもう一台のコンピュータでも
同じ現象が起こります.OS はいずれも Windows XP です.
さらに,角籐さんの古いバージョンのTeXシステム(2008年12月にインストール)が
入ったコンピュータ(Windows 7)でコンパイルして出来上がったPSファイルも
同様で,新しいバージョンの日本語化 GhostScript (gs871J gsv49) では
表示できません.(fortex を使用した場合も,drag-and-drop を使用した場合も,
いずれの場合も).

どうやら,dvipsk (command prompt ではなくWindowsから使用した場合) と,
新しいバージョンの GhostScript (gs863J gsv49) との相性が悪いようです.

対策をお教えいただきたく,よろしくお願いいたします.

福島

pTeX の不審な挙動?(その4)

- 北川 弘典 の投稿
platex で以下のソースを処理してみたところ,
「ぴ」の上に\hat がつかないようです:

\documentclass{jarticle}
\begin{document}
$\hat ぴ$
\end{document}

log file を見たところ

> This is pTeXk, Version 3.1415926-p3.1.11 (utf8.euc) (Web2C 7.5.7) (format=platex 2010.3.22) 24 MAR 2010 10:57
%&-line parsing enabled.
(中略)
> Missing character: There is no ^^d4 in font cmr10!

とでていました.

---
時間がなくて問題の原因を完全に突き止めることはできませんでしたが,どうやら ptex-base.ch 中の [48.1151],
> info(q):=KANJI(cx);
によって,数式用アクセントの noad の中身が書き変わってしまっているようです.

サロゲートペアで構成される文字をPDFで表示したい

- bleis-tift の投稿

初めまして。

Windows Vista で TeX インストーラ 3 を使用して導入した LaTeX 環境で、utf パッケージを使用してサロゲートペアで構成される文字を PDF で表示したいのですが、うまくいかないので投稿しました。

以下のソースで問題が発生します。

\documentclass[slide,papersize]{jsarticle}
\usepackage{utf}
\begin{document}
叱る \\
\CID{13803}る
\end{document}

これを test.tex という名前で保存し、 platex test && dvipdfmx test を実行すると、

  • test.pdf を Adobe Reader 9 で開くと、GothicBBB-Medium の実際のフォントに KozGoPr6N-Medium が割り当てられ、「 𠮟る」が表示される
  • test.pdf を PDF-XChange Viewer で開くと、GothicBBB-Medium の Actual Font に MS-PGothic が割り当てられ、表示されない

と、環境によっては表示されません。
PDF-XChange Viewer が使用したいので、フォントを埋め込むことにしました。

IPA フォントをインストールし、添付したファイルを test.tex と同じ場所におき、platex test && dvipdfmx -f ipa.map test を実行しました。

すると、Adobe Reader 9 でも PDF-XChange Viewer でもオングストロームを横に倒した文字が表示されるようになってしまいました。
dvipdfmx は以下のような警告を出力しています。

** WARNING ** UCS-4 TrueType cmap table...
** WARNING ** Format 12 cmap table ... untested
** WARNING ** No Unicode mapping available: GID=13803
** WARNING ** Failed to load ToUnicode CMap for font "IPAGothic"
** WARNING ** UCS-4 TrueType cmap table...

解決策、代替策、気付いたこと等なんでも構いませんので、教えてもらえないでしょうか?
よろしくお願いします。

補足:はじめ「叱る」の部分を本来欲しい文字(134047)にしていたのですが、それ以降が消えてしまったので数値参照を使いました。

PDF

- 岡田 哲夫 の投稿
すみません。少し前に出した質問は、Winsellのみを再インストールして、調べたら、PDFを作るFlagが何かのことで消えたがためでした。よって撤回します。 

PDF

- 岡田 哲夫 の投稿

初歩的な質問ですみません。LATEX2E 第4版を使っていますが、しばらくご無沙汰していました。久しぶりにやってみたら、Compile、DVIはOKなのですが、PDF  File を作ってくれません。ADOBE READER9 を使っていますが、もう一度

システムをInstallし直したほうがよいのでしょうか? それと前にMymacrosという

マクロパッケージを作ったのですが、これを見る方法を忘れました。すみませんが

教えていただければ幸甚です。

今冬の一連の騒動にかかるお詫び

- lagrange の投稿

奥村晴彦先生・齋藤修三郎様・TeXディストリビューション配布者の方々

ほかTeXユーザーのみなさま

この度の「一連の騒動」により、私は皆様に「OTFパッケージ」・「hiraprop」の配布停止に至らしめたことをここに改めてお詫び申し上げます。

「TeX Q&A」・「TeX Forum」内外問わず、膨大な数のお叱り・お怒りの言葉をたくさん頂戴いたしました。

そこで、現在使用しているPC環境について、遅くともこのGW前までにはすべて一度撤去する運びとなりました。

これにより「冷却期間」をおくことができますので、自身と向き合い、今回の件について、反省することに専念いたしたいと思います。

過去ログによれば、数年前にも当方とは無縁の方で“従属欧文”に興味を持たれた方が「TeX Q&A」にいらっしゃったのは事実のようです。そういう新参者の芽を摘まないために、今当方にできることを考えました。結論は以下の通りです。

これ以上の当方の書き込みを行うことに対し、不快と感じられる方もいらっしゃいます。何を書き込むにせよ、書き込んだ内容を曲解されても致し方ない状況にあり、さらなる混乱を招きかねません。従いまして、これ以上の書き込みは行わないこととしたい、環境の撤去までは単に閲覧するのみにとどめたいと思います。

重ね重ねになりますが、このたびの騒動を起こした件については、誠に申し訳なく思っております。長い間ありがとうございました。失礼いたします。

pTeX の不審な挙動(その3)

- 北川 弘典 の投稿
北川です.たびたびすみません.
以下の4行のソースを
> ptex -ini b3.tex
で実行させると,
>! This can't happen (disc4).
と,出てはいけないメッセージが出てしまいました.

-- b3.tex ここから ---
\input ptex.tex
か\inhibitglue\char\sjis"8A79か\inhibitglue\char15
\discretionary{S}{T}{\kern1pt}\unkern f\kern5pt
\discretionary{あ}{お}{う}\unkern
\end
--- ここまで ---

オリジナルの pTeX-3.1.11(euc) で確認した他,
前トピックで角藤さんが作ってくださった ptex-base.ch.0308.diff を当てたバイナリ,
そして ptex-base.ch.0308.diff の後に添付した ptex-base.ch.0314.diff(新 a.tex, b2.tex へのパッチのつもり)を当てたバイナリでも確認しました.

どうやら(上メッセージを出力するセクションで)s が \kanjiskip 由来のグルーになってしまっているようです.

「何々prop」のみならず「OTFパッケージ」も公開停止に(2)

- lagrange の投稿

(1)のレスが多くなりましたので新規にトピックを追加いたします。以降の議論は(1)を用いず、ここでお願いいたします。

繰り返しとなりますが、私は齋藤修三郎様が私に抱いている大きな誤解を解きたいと思っております。

また、今でもOTFパッケージ・hirapropについては法的に問題の無いツールだと認識しております。そうでなければ、Omegaのことを本格的に勉強してみようとか言う気もおきなかったでしょう。

「何々prop」のみならず「OTFパッケージ」も公開停止に

- lagrange の投稿

きょう日中まで作者のWebページからダウンロードできていたhiraprop・OTFパッケージが今夜になり、ダウンロードできなくなりました。

現状ではW32TeX等のTeXディストリビューションからダウンロードするしかないようです。

着想が実にすばらしい「OTFパッケージ」の普及がプロではない一般のユーザーにも裾野を広げた側面は否めないと思います。それが一般のユーザーに貴重なパッケージだっただけに痛手です。

なお、現時点で作者からはTeXディストリビューションへのhiraprop・OTFパッケージの同梱を拒絶する旨の意向は伝えられているのでしょうか?メンテナンス・フリーとなったとしても、機能の改変等は原作者の意向を確認できない以上、不可能ということでしょうか?

もっとも、サイト休止前にフォントベンダーのフォントライセンスの問題に起因するものではないと作者は言っていましたが、法的な問題は本当になかったのか心配です。

「TeX Wiki」ではリコーが許諾しないであろうMS フォントのPDF埋め込みの設定の仕方の記載があったり、OTFパッケージの作者自身が自身のWebページでその“MS フォント版(アルファ版)”を公開していたことなどから察するに、一部のフォントでは本当にライセンス上の問題があったと思われます。

誰とは申しませんが、その方の行為が原因でこういう事態となったことは遺憾です。その方には十分今回の件を重大に真摯に受け止めてもらいたいものです。そう書いている私自身も自戒の念を込めて書いております。