度々お世話になっております。
jsクラス使用時の用紙サイズについてです。
これまでjarticleを用いていたのですが,jsarticleに変更したところ,
出力されるpdfのサイズが一回り大きくなってしまいました。
プリアンブルを以下に示します。
¥documentclass[11pt]{jarticle}
¥usepackage[driver=dvipdfm,a4paper,margin=2cm]{geometry}
とすると,A4サイズ(21×29.7cm)で出力されるのですが,
¥documentclass[11pt]{jsarticle}
¥usepackage[driver=dvipdfm,a4paper,margin=2cm]{geometry}
とすると,23×32.53cmで出力されるのです。
ところが,[11pt]を外し,
¥documentclass{jsarticle}
¥usepackage[driver=dvipdfm,a4paper,margin=2cm]{geometry}
とすると,きちんとA4サイズで出力されます。
どういった要因が考えられるでしょうか。
自己レスです。
jsの方で,[11pt]の部分をいろいろといじってみました。
8ptにすると,17.5×24.74cm
9ptにすると,19.18×27.12cm
10ptにすると,21.01×29.71cm(A4サイズ)
11ptにすると,23×32.53cm
12ptにすると,25.2×35.64cm
つまり,文字サイズが大きくなっているのではなく,単に用紙サイズが大きくなっているだけ。
一方,jの方で同様にしても,すべて21.01×29.71cmでした。
つまり,jではこのようなオプションは定義されていない?
少し問題が見えてきたようですが,今のところ,この先はお手上げです。
jsの方で,[11pt]の部分をいろいろといじってみました。
8ptにすると,17.5×24.74cm
9ptにすると,19.18×27.12cm
10ptにすると,21.01×29.71cm(A4サイズ)
11ptにすると,23×32.53cm
12ptにすると,25.2×35.64cm
つまり,文字サイズが大きくなっているのではなく,単に用紙サイズが大きくなっているだけ。
一方,jの方で同様にしても,すべて21.01×29.71cmでした。
つまり,jではこのようなオプションは定義されていない?
少し問題が見えてきたようですが,今のところ,この先はお手上げです。
もし用紙サイズ指定を行うとして、現状での最良の策は
\documentclass[a4paper,11pt]{jsarticle} \usepackage[driver=dvipdfm,truedimen,margin=2cm]{geometry}
とすることになっています。(a4paper
をgeometry側で指定しても同じ。)
jsクラスに関する基本的な注意として「基底フォントサイズを変更する時は長さ単位に true
を付ける必要がある(1cm
→ 1truecm
)」(参考:FAQの先頭項目)という点がありますが、geometryの truedimen
は 「a4paper
を true
にするもの」と考えてください。ちなみに、上の指定だと 2cm
は実際には2.2cmになり、2cmにするには 2truecm
とする必要があります(原則通り)。
答えとしては,以下の設定をお望みと思います.
¥documentclass[11pt]{jsarticle}
¥usepackage[driver=dvipdfm,margin=2cm]{geometry}
新ドキュメントクラス(js シリーズ)では,10pt組みのときの文字バランスを他のサイズでも維持するため,紙の大きさを変更して(※) 10pt で組んだ後,\mag コマンドでページ全体を伸縮させて元のサイズに復元するということをしています(原文はマニュアルを当たってください).なので,geometry に a4paper オプションを与えると,(※) の部分が効かなくなるので,紙のサイズが変わってしまうということが起こるのでしょう.
クラスオプションが実行されるタイミングとマクロの実行されるタイミングについて深い知識がないので,あくまでも現象ベースでの推測ですが.
¥documentclass[11pt]{jsarticle}
¥usepackage[driver=dvipdfm,margin=2cm]{geometry}
新ドキュメントクラス(js シリーズ)では,10pt組みのときの文字バランスを他のサイズでも維持するため,紙の大きさを変更して(※) 10pt で組んだ後,\mag コマンドでページ全体を伸縮させて元のサイズに復元するということをしています(原文はマニュアルを当たってください).なので,geometry に a4paper オプションを与えると,(※) の部分が効かなくなるので,紙のサイズが変わってしまうということが起こるのでしょう.
クラスオプションが実行されるタイミングとマクロの実行されるタイミングについて深い知識がないので,あくまでも現象ベースでの推測ですが.