本日,TeX Live 2016 の (u)ptex パッケージに,これまでの
japanese-otf などへの depend を削除するという変更が入りました.
http://www.tug.org/svn/texlive?view=revision&revision=41579
この変更以前から,2015 までは ptex パッケージ自体に platex のファイルが
含まれていて,ptex パッケージをインストールするだけで platex が使えるように
なっていたのですが,2016 からは platex は platex パッケージに分離されています.
今回の変更で,ptex パッケージは純粋に plain ptex フォーマットを作成するために
必要なものをインストールするパッケージとなりました.
Web 上を見ていると,BasicTeX に ptex パッケージを加えることで
「最小の日本語 TeX 環境」を構成するというような解説記事をいくつか
見かけるのですが,2016 では ptex パッケージを加えるだけでは
platex は入りませんので,そうした運用をされていた方はご注意下さい.
日本語関連のパッケージをまとめてインストールするには,collection-langjapanese
パッケージをインストールするのが便利です.
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コンパイルエラー
- Corsair IV の投稿
LATEX初心者 初投稿です
LATEXでplatex ex-lit-11.tex && dvipdfmx ex-lit-11.dvi && evince ex-lit-11.pdf
と入力してコンパイルしようとすると
-2.6 (utf8.euc) (TeX Live 2015) (preloaded format=platex)
restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./ex-lit-11.tex
pLaTeX2e <2006/11/10> (based on LaTeX2e <2016/02/01> patch level 0)
Babel <3.9q> and hyphenation patterns for 5 language(s) loaded.
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/platex/base/jarticle.cls
Document Class: jarticle 2006/06/27 v1.6 Standard pLaTeX class
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/platex/base/jsize10.clo))
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphics.sty
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/latex/graphics/trig.sty)
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/latex/latexconfig/graphics.cfg)
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/latex/graphics/dvips.def))
(./ex-lit-11.aux) [1] [2]
(/usr/local/texlive/2015/texmf-dist/tex/latex/base/omscmr.fd) [3] [4] [5])
*
とでてpdfが作成されません
エラーという感じの文章が見受けられないのですがなにがおかしいのでしょうか?
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(現在の返信数: 2)
CJK パッケージと pLaTeX / upLaTeX
- aminophen の投稿
forum:1748 を読み返してみて思ったのですが
「pLaTeX で CJK パッケージを知ってか知らずにか読み込んで意味不明な結果が出る」
というケースは割とありうるのかなと思います。(私も最初「ルビが小書きにならない」と
CJK.sty の \selectfont との関連性に、最初はまったく気づきませんでした)
forum:1858 もよくわからずに CJK パッケージを使ってしまった例だと思います。
そこでなのですが、逆に「pLaTeX で CJK パッケージを読み込むことで助かる例」というのは
あるのでしょうか? もしないのであれば、pLaTeX / upLaTeX コミュニティ版では最初から
CJK パッケージを使えないようにしてしまうという方法も考えられますが、いかがでしょうか?
「pLaTeX で CJK パッケージを知ってか知らずにか読み込んで意味不明な結果が出る」
というケースは割とありうるのかなと思います。(私も最初「ルビが小書きにならない」と
CJK.sty の \selectfont との関連性に、最初はまったく気づきませんでした)
forum:1858 もよくわからずに CJK パッケージを使ってしまった例だと思います。
そこでなのですが、逆に「pLaTeX で CJK パッケージを読み込むことで助かる例」というのは
あるのでしょうか? もしないのであれば、pLaTeX / upLaTeX コミュニティ版では最初から
CJK パッケージを使えないようにしてしまうという方法も考えられますが、いかがでしょうか?
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(現在の返信数: 18)
LuaTeX-ja 縦書き時のローマ字ハイフネーションと合字
- Aikawa Takuya の投稿
お世話になっております。
LuaTeX-jaを使った縦書き文書で、英文などローマ字部分のハイフネーションと
合字の表示が、ベースラインから上にずれたようになります。
合字の場合、設定するフォントによってずれる文字が変わります。
(こちらで検証したのは、Latin Modern Roman、TeX Gyre Termes、Noto Serifです。
このうちでは、Noto Serifのみ違うずれ方になります)
横書きでは問題ありません。
まだTeX Live 2016にはアップグレードしておらず、TeX Live 2015の、
リヴィジョン 40239、2016年4月4日の版のLuaTex-jaを使用しております。
最新版で修正されている問題でしたら申し訳ないのですが、
検証してくださると助かります。
サンプル・ソースは以下のとおりです。
こちらでの出力結果(Noto Serif)をファイルとして添付いたします。
よろしくお願いいたします。
\documentclass[b5j,twocolumn]{ltjtarticle}
\usepackage{fontspec}
\title{10-letter English Words, etc.}
\author{}
\date{}
\setmainfont{Noto Serif}
%\setmainfont{TeX Gyre Termes}
\begin{document}
\maketitle
California, everything, aboveboard, Washington, basketball, weathering, characters, literature, depression, volleyball, perfection, homecoming, maleficent, technology, relaxation, appreciate, salmonella, convection, watermelon, abominable, aberration, government, strawberry, retirement, contraband, Alzheimers, television, silhouette, friendship, punishment, loneliness, university, Cinderella, confidence, blancmange, renovation, abstinence, restaurant, blackboard, adaptation, generation, skateboard, helicopter, lightboard, discipline, Apocalypse, orthopedic, pilgrimage, insulation, Antarctica
* flamboyant, diffusion, qualification, affirmation
\hbox{\yoko%
\begin{minipage}{.4\textwidth}
California, everything, aboveboard, Washington, basketball, weathering, characters, literature, depression, volleyball, perfection, homecoming, maleficent, technology, relaxation, appreciate, salmonella, convection, watermelon, abominable, aberration, government, strawberry, retirement, contraband, Alzheimers, television, silhouette, friendship, punishment, loneliness, university, Cinderella, confidence, blancmange, renovation, abstinence, restaurant, blackboard, adaptation, generation, skateboard, helicopter, lightboard, discipline, Apocalypse, orthopedic, pilgrimage, insulation and Antarctica
* flamboyant, diffusion, qualification, affirmation
\end{minipage}
}
\end{document}
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(現在の返信数: 4)
multicols環境を使用した2段組でのtable環境
- 河野 勝行 の投稿
はじめまして
\documentclass[9pt,b5paper,papersize,twoside]{jsarticle}
\usepackage{multicol}
\begin{document}
\begin{multicols}{2}% これと\end{multicols}をコメントアウトすると表示される
\begin{table}[hbtp]
\caption{C言語の代表的なデータの型}
\label{table:data_type}
\centering
\begin{tabular}{lcr}
\hline
データの型 & 宣言 & ビット幅 \\
\hline \hline
文字型 & char & 8 \\
整数型 & int & 32 \\
倍精度実数型 & double & 64 \\
倍々精度実数型 & long double & 96 \\
\hline
\end{tabular}\newline
\end{table}
\end{multicols}% これと\begin{multicols}{2}をコメントアウトすると表示される
\end{document}
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(現在の返信数: 6)
アクセント文字を含むPDFのしおりに不具合
- Toshio Otaguro の投稿
下記のソースでuplatex(TeXLive2016)を走らせると,アクセント文字に関して大量のエラーが報告されます.
\documentclass[uplatex,a4paper]{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx,bookmarks=true,bookmarksnumbered=true]{hyperref}
\usepackage{pxjahyper}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{textcomp}
\usepackage{lmodern}
\begin{document}
\section{G\"odelの不確定性原理}
なんたらかんたら
\section{\'Etudes et Productions Schlumberger}
Sample
\end{document}
先頭行に
\RequirePackage[2016/03/31]{platexrelease} % tentative remedy
を付加するとこのエラーは解消されます.これはuplatexのバグなのか,hyperrefのバグなのか,はたまたdvipdfmxのバグなのか?どなたかご教示願えないでしょうか?
\documentclass[uplatex,a4paper]{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx,bookmarks=true,bookmarksnumbered=true]{hyperref}
\usepackage{pxjahyper}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{textcomp}
\usepackage{lmodern}
\begin{document}
\section{G\"odelの不確定性原理}
なんたらかんたら
\section{\'Etudes et Productions Schlumberger}
Sample
\end{document}
先頭行に
\RequirePackage[2016/03/31]{platexrelease} % tentative remedy
を付加するとこのエラーは解消されます.これはuplatexのバグなのか,hyperrefのバグなのか,はたまたdvipdfmxのバグなのか?どなたかご教示願えないでしょうか?
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(現在の返信数: 14)
pifontの著作権について
- nastume akito の投稿
dvipdfmx は使ってはいけないのか?
- 前田 一貴 の投稿
なんだかかなり前からですが,TeX Wiki で dvipdfmx を排除しようとしている方がいます.
https://texwiki.texjp.org/?dvipdfmx
https://texwiki.texjp.org/?PDF%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9
バックアップなどご覧下さい(編集されるとリンク先が変わりそうなので張れない).
現実に dvipdfmx を使ってはいけない具体的な理由はあるのでしょうか.
日常利用のレベルで,もしくは印刷所のレベルでなど,何かご存知の方はお教えいただけると参考になります.
それから,dvipdfmx がだめならば xelatex もだめなんじゃないか(xdvipdfmx を使うから)と思うのですが,
どうなんでしょうか.
https://texwiki.texjp.org/?dvipdfmx
https://texwiki.texjp.org/?PDF%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9
バックアップなどご覧下さい(編集されるとリンク先が変わりそうなので張れない).
現実に dvipdfmx を使ってはいけない具体的な理由はあるのでしょうか.
日常利用のレベルで,もしくは印刷所のレベルでなど,何かご存知の方はお教えいただけると参考になります.
それから,dvipdfmx がだめならば xelatex もだめなんじゃないか(xdvipdfmx を使うから)と思うのですが,
どうなんでしょうか.
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(現在の返信数: 29)
ネットワークドライブのファイルのコンパイルでtiger.pdfが見つからない
- liki の投稿
test.tex
\documentclass[pdflatex,ja=standard]{bxjsarticle}
\usepackage{graphicx}
\begin{document}
\includegraphics{tiger.pdf}
\end{document}
tiger.pdfはtexlive2016に標準で入っている虎の画像です。
mktexlsrでls-Rは問題なく作られています。
ローカルドライブ(D:)に保存されたものをコンパイル
D:>pdflatex test.tex
問題なし
ネットワークドライブ(X:)に保存されたものをコンパイル
X:>pdflatex test.pdf
tiger.pdf not found
カレントフォルダをローカルにしてコンパイル
D:>pdflatex X:\test.tex
問題なし
includegraphicsにフルパスを指定してやれば問題はない
また、\graphicspathでフルパスを指定してやれば問題ない。
なぜカレントパスがネットワークドライブ上の時だけ見つけてくれないのか?
\documentclass[pdflatex,ja=standard]{bxjsarticle}
\usepackage{graphicx}
\begin{document}
\includegraphics{tiger.pdf}
\end{document}
tiger.pdfはtexlive2016に標準で入っている虎の画像です。
mktexlsrでls-Rは問題なく作られています。
ローカルドライブ(D:)に保存されたものをコンパイル
D:>pdflatex test.tex
問題なし
ネットワークドライブ(X:)に保存されたものをコンパイル
X:>pdflatex test.pdf
tiger.pdf not found
カレントフォルダをローカルにしてコンパイル
D:>pdflatex X:\test.tex
問題なし
includegraphicsにフルパスを指定してやれば問題はない
また、\graphicspathでフルパスを指定してやれば問題ない。
なぜカレントパスがネットワークドライブ上の時だけ見つけてくれないのか?
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