pLaTeX2e <2018-05-20> を出しました。
今回はトンボ (crop mark, trim mark) に関する改良だけです。
(1) color パッケージを使って本文のテキストに色を付けた場合,その色付きテキストがページを跨いだとします。
従来の pLaTeX では,跨いだ後のページのトンボにもテキストと同じ色が付いてしまっていたので,
新しい pLaTeX ではトンボに色が付かないようにしました。
(2) 「トンボの塗り足し幅,トンボの色を,クラスファイルやパッケージなどで変更したい」という需要がある
ようなので,再定義しやすいようにパラメータの切り出しを行いました。それぞれ \@tombowbleed,\@tombowcolor です。
(従来の pLaTeX にも,トンボの線の幅 = \@tombowwidth というパラメータがありました。これと似たような感じです。)
ニュースは以下からどうぞ。
https://drive.google.com/folderview?id=0B6Eau41oUFv-V25oeUc1ckxvd2s&usp=sharing
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MakeIndex, Mendex, XindyとMendexのUnicode化
- t tk の投稿
ここのディスカッショントピックupLaTeX+mendexで索引作成時のトラブルでも話題になっていたように、
現在、Mendexでは、UTF-8の入力には対応しているものの、内部はEUC-JPのままです。
(e-)(u)pLaTeXのみならずXeLaTeX, LuaTeX-jaとの組み合わせでも
日英二か国語までは使えているはずですが、
文字コードのまま直接扱えるのはJIS第1,2水準までで、
鷗外の「鷗」などは直接扱えません。
(ptexencの機能で^^e9^^b7^^97に置き換えられる。)
では、何をどのくらいまで手に入れればよさそうか、ということを考え始めています。
もしよろしかったら議論におつきあいください。
まずは、MakeIndex, Mendex, Xindyの状況をTeX Wikiの索引作成のツール比較の項で
簡単にまとめてみました。
誤認や不足があれば修正いただけると助かります。
以下は、今、私が考えていることです。
日本語の索引作成という観点では、Mendexの
「日本語のインデックスは、読みによるソートを行う」
「インデックスとして、表記+読みの組の入力が可能」
は、機能としてぜひほしいところ。
「辞書ファイルの利用により、読みの入力の軽減が可能」は、
あれば便利だが、無いとどうしようもないというほどではない。
Xindyは、多言語化を目指している点、カスタマイズ可能な開発方針や、
開発が活発な点で期待が大きい。
しかし、日本語の索引作成の面で
「日本語のインデックスは、読みによるソートを行う」
「インデックスとして、表記+読みの組の入力が可能」
のあたりの機能はまだ持っていないようだ。
大方針として、Xindyにそのような日本語向け機能を追加する、という案は、
将来性としてはよさそうだが、
中身がLispなので、私が改造したり、パッチを提案したりは難しそう。
Mendexは、日本語の索引作成機能としては、重要な点が押さえられており、
日本人にとって使いやすいことは間違いなさそう。
しかし、内部コードがEUC-JPべったりのハードコードになっており、
Unicode化へのハードルは高い。
現在の、入力コードにUTF-8が使える状態をゼロ段階として、
二段階のUnicode化を考えてみました。
[1] 表記+読みのうち、表記だけを内部Unicode(UTF-8)化する。
読みやソートのアルゴリズムは、現状のEUC-JPのまま。
読みにJIS第三水準の仮名(アイヌ語用の小仮名等)は使えない。
ハングル等の日英以外の言語は使えない。
表記にはUnicodeがフルに使えるようになるし、
ソートは現状でも実用レベルであるため、
日英二か国語の範囲ではかなり強力になるはず。
[2] 読みも内部Unicode化する。
ソートのアルゴリズムにICUを使う。
あわよくば、ソートの部分にギリシャ文字、キリル文字、ハングル等も使えるようになり、
多言語化が進められるようになるはず。
今後についてですが、
[1]の改造を少々試してみたところ、
もう一息でちゃんと動くところまで来ました。
アスキーメディアワークスさんのMendexのソースからかけ離れることなく実現出来そうです。
そこでMendexの修正という形でTeX Liveに入れさせてもらおうと考えています。
しかしTeX Live 2014のcomplete freezeまであとわずかしかないので、
安全性を考えてTeX Live 2015を目指そうと思っています。
[2]は、MendexのソースコードのEUC-JP依存のところをすべて書き換えることになり、
大きな改造になることは必至。
しかもEUC-JP依存の部分(後方互換性)を残したまま改造を進めるのはつらそう。
Mendexのソースを出発点にするにしても、抽象化を進めICU呼び出しを足していくイメージになりそう。
なので、「Mendex + パッチ」の形はあきらめてMendexとは別の名前で開発してみようかな、
と思っています。
以前は、大改造のイメージしかなく二の足を踏んでいたのですが、
ICUを使って多言語化の道も開けるならやってみようかな、と思い始めているところです。
Xindyとの位置関係が微妙ですが…。
調べていて疑問に思ったのですが、
中国語、韓国語などでは、MakeIndexの類のツールは作られたり利用されたりしていないのでしょうか?
現在、Mendexでは、UTF-8の入力には対応しているものの、内部はEUC-JPのままです。
(e-)(u)pLaTeXのみならずXeLaTeX, LuaTeX-jaとの組み合わせでも
日英二か国語までは使えているはずですが、
文字コードのまま直接扱えるのはJIS第1,2水準までで、
鷗外の「鷗」などは直接扱えません。
(ptexencの機能で^^e9^^b7^^97に置き換えられる。)
では、何をどのくらいまで手に入れればよさそうか、ということを考え始めています。
もしよろしかったら議論におつきあいください。
まずは、MakeIndex, Mendex, Xindyの状況をTeX Wikiの索引作成のツール比較の項で
簡単にまとめてみました。
誤認や不足があれば修正いただけると助かります。
以下は、今、私が考えていることです。
日本語の索引作成という観点では、Mendexの
「日本語のインデックスは、読みによるソートを行う」
「インデックスとして、表記+読みの組の入力が可能」
は、機能としてぜひほしいところ。
「辞書ファイルの利用により、読みの入力の軽減が可能」は、
あれば便利だが、無いとどうしようもないというほどではない。
Xindyは、多言語化を目指している点、カスタマイズ可能な開発方針や、
開発が活発な点で期待が大きい。
しかし、日本語の索引作成の面で
「日本語のインデックスは、読みによるソートを行う」
「インデックスとして、表記+読みの組の入力が可能」
のあたりの機能はまだ持っていないようだ。
大方針として、Xindyにそのような日本語向け機能を追加する、という案は、
将来性としてはよさそうだが、
中身がLispなので、私が改造したり、パッチを提案したりは難しそう。
Mendexは、日本語の索引作成機能としては、重要な点が押さえられており、
日本人にとって使いやすいことは間違いなさそう。
しかし、内部コードがEUC-JPべったりのハードコードになっており、
Unicode化へのハードルは高い。
現在の、入力コードにUTF-8が使える状態をゼロ段階として、
二段階のUnicode化を考えてみました。
[1] 表記+読みのうち、表記だけを内部Unicode(UTF-8)化する。
読みやソートのアルゴリズムは、現状のEUC-JPのまま。
読みにJIS第三水準の仮名(アイヌ語用の小仮名等)は使えない。
ハングル等の日英以外の言語は使えない。
表記にはUnicodeがフルに使えるようになるし、
ソートは現状でも実用レベルであるため、
日英二か国語の範囲ではかなり強力になるはず。
[2] 読みも内部Unicode化する。
ソートのアルゴリズムにICUを使う。
あわよくば、ソートの部分にギリシャ文字、キリル文字、ハングル等も使えるようになり、
多言語化が進められるようになるはず。
今後についてですが、
[1]の改造を少々試してみたところ、
もう一息でちゃんと動くところまで来ました。
アスキーメディアワークスさんのMendexのソースからかけ離れることなく実現出来そうです。
そこでMendexの修正という形でTeX Liveに入れさせてもらおうと考えています。
しかしTeX Live 2014のcomplete freezeまであとわずかしかないので、
安全性を考えてTeX Live 2015を目指そうと思っています。
[2]は、MendexのソースコードのEUC-JP依存のところをすべて書き換えることになり、
大きな改造になることは必至。
しかもEUC-JP依存の部分(後方互換性)を残したまま改造を進めるのはつらそう。
Mendexのソースを出発点にするにしても、抽象化を進めICU呼び出しを足していくイメージになりそう。
なので、「Mendex + パッチ」の形はあきらめてMendexとは別の名前で開発してみようかな、
と思っています。
以前は、大改造のイメージしかなく二の足を踏んでいたのですが、
ICUを使って多言語化の道も開けるならやってみようかな、と思い始めているところです。
Xindyとの位置関係が微妙ですが…。
調べていて疑問に思ったのですが、
中国語、韓国語などでは、MakeIndexの類のツールは作られたり利用されたりしていないのでしょうか?
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(現在の返信数: 29)
長い数式を折り返したい.
- matushiro 97 の投稿
行列を表すギリシャ文字大文字ボールドの品質を改善したい.
- matushiro 97 の投稿
xcolorとトンボで版面が切れる
- 本田 知亮 の投稿
以下のソースを処理します.
これ,以前のgraphics packageの更新で
勝手に発行されることになった
papersizeの\specialの影響で
トンボ付きの版面が切断されます.
xcolorだけでも同じことになるのは
知られているのでしょうか?
\documentclass[a5j,tombow,dvipdfmx]{jarticle}
\usepackage{xcolor}
\begin{document}
A
\end{document}
こちらではTeX Live 2018で処置していますが
例のgraphicsがpagesize specialを出し始めた
以降のものであればたぶん同じ結果になると思います.
しかも対処方法として知られている
nosetpagesizeを\documentclassのオプションに与える
というのは使えません.
原因は,
・実際に\specialが定義されているdvipdfmx.def(dvipsオプションのときはdvips.def)をxcolorが呼ぶこと
・xcolorには(no)setpagesizeのオプションがないこと
(colorには(no)setpagesizeオプションがあるので問題なし)
・graphic(s|x) packageが(x)colorよりも前に呼ばれていなければ,
よろしくないpagesize specialがほぼ無条件に発行されること
ということです.
なお,xcolor単体で使うことは
あんまりないとは思いますが
単体ではなく,その後にgraphic(s|x)を読み込んでも
nosetpagesizeをどこにいれても
NGなので,順番にも注意です(前に入れてあればOK).
対処としては,
(1) xcolorの方でcolorのように(no)setpagesizeの
オプションを入れてくれること
(2) nosetpagesizeが指定された場合の動作をxcolorを呼び出す前に実行しておくこと
(3) xcolorを使わずにcolorを使うこと
といったあたりでしょうか.
(2)は具体的には
\newif\ifGin@setpagesize\Gin@setpagesizefalse
をxcolorの呼び出し前にいれればいいのです.
私としては,xcolorでの対処がいいとは思いますが,
dvips/dvipdfmx.deだけでなく,
pdftex.defとかほかのgraphics-defも同じですが
\ifGin@setpagesize
...
\AtBeginDvi{%
...
\special{}%
...
\fi
じゃなくって
...
\AtBeginDvi{%
...
\ifGin@setpagesize
\special{}%
\fi
...
\fi
の方がまだいいように思いますけど,
何か意図があるんでしょうか.
これ,以前のgraphics packageの更新で
勝手に発行されることになった
papersizeの\specialの影響で
トンボ付きの版面が切断されます.
xcolorだけでも同じことになるのは
知られているのでしょうか?
\documentclass[a5j,tombow,dvipdfmx]{jarticle}
\usepackage{xcolor}
\begin{document}
A
\end{document}
こちらではTeX Live 2018で処置していますが
例のgraphicsがpagesize specialを出し始めた
以降のものであればたぶん同じ結果になると思います.
しかも対処方法として知られている
nosetpagesizeを\documentclassのオプションに与える
というのは使えません.
原因は,
・実際に\specialが定義されているdvipdfmx.def(dvipsオプションのときはdvips.def)をxcolorが呼ぶこと
・xcolorには(no)setpagesizeのオプションがないこと
(colorには(no)setpagesizeオプションがあるので問題なし)
・graphic(s|x) packageが(x)colorよりも前に呼ばれていなければ,
よろしくないpagesize specialがほぼ無条件に発行されること
ということです.
なお,xcolor単体で使うことは
あんまりないとは思いますが
単体ではなく,その後にgraphic(s|x)を読み込んでも
nosetpagesizeをどこにいれても
NGなので,順番にも注意です(前に入れてあればOK).
対処としては,
(1) xcolorの方でcolorのように(no)setpagesizeの
オプションを入れてくれること
(2) nosetpagesizeが指定された場合の動作をxcolorを呼び出す前に実行しておくこと
(3) xcolorを使わずにcolorを使うこと
といったあたりでしょうか.
(2)は具体的には
\newif\ifGin@setpagesize\Gin@setpagesizefalse
をxcolorの呼び出し前にいれればいいのです.
私としては,xcolorでの対処がいいとは思いますが,
dvips/dvipdfmx.deだけでなく,
pdftex.defとかほかのgraphics-defも同じですが
\ifGin@setpagesize
...
\AtBeginDvi{%
...
\special{}%
...
\fi
じゃなくって
...
\AtBeginDvi{%
...
\ifGin@setpagesize
\special{}%
\fi
...
\fi
の方がまだいいように思いますけど,
何か意図があるんでしょうか.
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(現在の返信数: 5)
Asymptote を LuaLaTeX で inline で使いたいのですが
- Murai Tatsuru の投稿
久々にAsymptoteのことを思い出し
そろそろお気楽に使えるかなとググって見たのですが...
根本的によく分かってないのでご教示ください。
色々調べてこんな感じかとコンパイルしましたが,
TeXでのエラーはないのですが3cmの正方形は現れません。
何かが足りないのか。
根本的にまだLuaTeXでAsymptoteはinlineでは使えないのか。
%!TEX TS-program = lualatex
¥documentclass[report,fleqn,a4paper]{ltjsbook}
¥usepackage[inline]{asymptote}
¥begin{document}
¥HUGE Asymptote 使えるかな?
¥def¥asylatexdir{}% Optional subdirectory for latex files (no spaces):
¥def¥asydir{}% Optional subdirectory for asy files (no spaces):
¥begin{asydef}
import settings;
tex="lualatex";
%settings.autoplain=true;
settings.outformat="pdf";
¥end{asydef}
¥begin{asy}
size(3cm);
draw(unitsquare);
¥end{asy}
¥end{document}
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(現在の返信数: 3)
Babel v3.21 で pLaTeX 2018-04-01 patch level 1 は動きません
- aminophen の投稿
今朝 TeX Live に取り込まれた babel 由来の hypen.cfg (version 3.21) に更新があり,
(p)LaTeX 起動時にバナーで babel version が表示されなくなっています。
http://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Master/texmf-dist/tex/generic/babel/hyphen.cfg?r1=47576&r2=47664
これが原因で,現在 TeX Live に入っている pLaTeX / upLaTeX は全く動作しなくなっているとおもいます。
(どんなファイルをコンパイルしようとしてもエラーになる)
対策版の pLaTeX は今後リリースされる見込みですが,
これが出るまでは babel 3.21 には更新しないでください。
(p)LaTeX 起動時にバナーで babel version が表示されなくなっています。
http://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Master/texmf-dist/tex/generic/babel/hyphen.cfg?r1=47576&r2=47664
これが原因で,現在 TeX Live に入っている pLaTeX / upLaTeX は全く動作しなくなっているとおもいます。
(どんなファイルをコンパイルしようとしてもエラーになる)
対策版の pLaTeX は今後リリースされる見込みですが,
これが出るまでは babel 3.21 には更新しないでください。
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(現在の返信数: 2)
引用時にラベル名も表示させたい.
- matushiro 97 の投稿
表示させたいこと
*********************
Theorem 1.
This is a theorem.
By Theorem (1),it is ovbious.
Latexコード
********************
\begin{theorem}
label{th:1}
This is a theorem.
\end{theorem}
By (\ref{th:1)},it is ovbious.
実際の表示内容
By (1),it is ovbious.
これをTheoremというラベルも番号の前に表示させたい.
"By Theorem(\ref{th:1)},it is ovbious."
のように書くしかないでしょうか?自動的にラベル(ここではTheorem)をひっぱるようにはできないでしょうか?
theorem以外にlemma,assumption,definitionなどあるのでできるだけ自動化したいのですが可能でしょうか?
よろしくお願いします.
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(現在の返信数: 6)
拡張子のみのファイル「.tex」
- 井汲 景太 の投稿
TeXLive 2018 になって、拡張子のみのファイル「.tex」が texmf-dist/tex/latex/tools/ からいなくなったようです。FreeBSD と Windows 10 の両方で確認しています。
- TeXLive 2017 もまだ残してありますが、そちらには存在します。
- 先ほど tlmgr で最新版に更新しましたが、変化はありません。
- FreeBSD, Windows ともに、tug からの公式 net installer で full scheme でインストールしました。
何かの手違いで漏れてしまっているのでしょうか。それとも、理由があって削除する判断がなされたのでしょうか。お判りになる方がいらしたらご教示ください。
- texdoc ltnews で最新ニュースは見てみましたが、それらしき記述は見当たりません。
- fileerr.dtx と tools.ins を /tmp にコピーして latex tools.ins を実行すると(止まるので r RET で強引に最後まで実行させる)、「.tex」は正常に作られました。
※ 特に困っているわけではなく、emacs で AUCTeX の preview-latex の動作確認をしてみたら、preamble cache を有効にしようとすると
(/usr/local/texlive/2018/texmf-dist/tex/latex/carlisle/mylatex.ltx)
! I can't find file `'.
<to be read again>
\relax
l.2 ...EVIEWdump\dump}\fi\input mylatex.ltx \relax
(Press Enter to retry, or Control-D to exit)
Please type another input file name
! Emergency stop.
<to be read again>
\relax
l.2 ...EVIEWdump\dump}\fi\input mylatex.ltx \relax
! ==> Fatal error occurred, no output PDF file produced!
というエラーになり、path を 2017 に戻すとちゃんと動くようになった、ということから気付きました。
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(現在の返信数: 3)