質問用フォーラムです。ご質問の前に質問のしかたをご覧ください。

箇条書きの行間を詰める

- t bz の投稿

下記のように毎回行間を詰めていますが、これをプリアンブルに記述することはできないでしょうか?

\begin{itemize}
    \setlength{\parskip}{0zw}
    \setlength{\itemsep}{0zw}
    \item あああ
    \item いいい
    \item ううう
\end{itemize}

\begin{enumerate}
    \setlength{\parskip}{0zw}
    \setlength{\itemsep}{0zw}
    \item あああ
    \item いいい
    \item ううう
\end{enumerate}

\begin{description}
    \setlength{\parskip}{0zw}
    \setlength{\itemsep}{0zw}
    \item あああ
    \item いいい
    \item ううう
\end{description}

[upLaTeX/pxrubrica] ドイツ語ウムラウトを含むルビの表示問題

- k j の投稿

現在、upLaTeX + jlreq + pxrubrica の環境で、
日本語の単語や語句にドイツ語のウムラウト文字(ä, ö, ü など)を含むルビを振ろうとしていますが、
期待通りに表示されない問題に直面しています。

ウムラウトを含む欧文ルビを正しく表示させるための解決策や適切な設定、回避策などを
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますでしょうか。

【環境】

  • OS: macOS 15.3.2
  • TeXディストリビューション: TeX Live 2025
  • コンパイルエンジン: upLaTeX
  • ドキュメントクラス: jlreq
  • 主要パッケージ: pxrubrica (\rubysetup{J}), newtxtext

【問題の詳細】
ウムラウト文字 (\"a, \"o, \"u, \"A, \"O, \"U) を含むドイツ語の単語や語句を
`\ruby` コマンドのルビ部分に指定した際に、問題が発生します。

具体的な現象とコードを示す最小限のデモンストレーションファイルを作成しましたので、添付いたします。

  • uplatex-ruby-demo.tex
  • uplatex-ruby-demo.pdf

pdfファイルで、ウムラウトを含むルビが期待される表示(親文字の上に正しくウムラウト文字が表示される)ではなく、
ダブルクォーテーションが先に出力された後に親文字が別に出力される問題がご確認いただけるかと思います。

お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスいただけますと幸いです。どうかよろしくお願いいたします。

改ページを伴うlistingsの環境中で行番号をコピーしないようにしたい

- Y O の投稿

お世話になります。

listingsで載せたコードをコピーする際、行番号も選択されてしまうことが気になっており、対処法を模索していました。
今のところStack Exchangeであった最後の回答を参考にしています。
本来行番号を出力するところでは出力せず、グローバルマクロ \typesetPendingLineNumbers に追加しておき、lstlistingの終わりで作成したフックで出力します。

ここで、改ページを伴う場合においても、行番号をうまく表示させたいと考えて以下のコマンドを追記しました。

\AddToHookNext{shipout/before}{%
   \setbox\ShipoutBox=\vbox{    \box\ShipoutBox%
   \begin{tikzpicture}[remember picture, overlay]%
    \typesetPendingLineNumbers
    \end{tikzpicture}}%
   \gdef\typesetPendingLineNumbers{}% 
}

改ページするとき、今まで蓄えていた行番号を出力し、グローバルマクロ \typesetPendingLineNumbers をリセットするつもりで書きました。

しかしこの変更を加えると、次ページに表示されるべき行番号が一部分だけ前ページに表示されるようになってしまいました。この様子を以下の画像で示します。
image.pngimage%20%281%29.png
マクロ作成についてはあまり経験がなく、追記したコードに何かしら問題があるのかもしれないと考えています。

なお、私の環境はWindows PCで、TeX Live 2023を使用して以下のコマンドでビルドしています。
latexmk -pdfdvi .\main.tex

以上の現象の原因および対処方法について、ご教示いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

type1cm 使用時に \fontsize の指定に対し欧文の文字サイズが単調増加にならない

- tipo ling の投稿

pLaTeX で Computer Modern の文字サイズを自由に指定すべく type1cm パッケージを使ったところ,7.9pt よりも 8.0pt のほうが文字が小さくなりました。

再現コード:

\documentclass{article}
\usepackage{type1cm}

\begin{document}

\def\showsizes#1{
  #1\par
  \setbox0\hbox{\fontsize{#1}{#1}\selectfont W} W: \the\wd0
  \par
  \setbox0\hbox{\fontsize{#1}{#1}\selectfont あ} あ: \the\wd0
  \par
}

\showsizes{7.9pt}
\showsizes{8.0pt}

\showsizes{8.9pt}
\showsizes{9.0pt}

\end{document}

結果:

7.9pt
W: 9.09131pt
あ: 7.6015pt
8.0pt
W: 8.7279pt
あ: 7.69772pt
8.9pt
W: 9.70978pt
あ: 8.5637pt
9.0pt
W: 9.50548pt
あ: 8.65994pt

このように,\fontsize に指定した値に対して,「あ」の文字幅は比例していますが,「W」の文字幅は比例しないどころか,大小が逆転したりします。

上記のコードとは別に,ポイントサイズを 0.1 pt 刻みで,5.9 pt から 11.1 pt まで変化させて,欧文と和文の文字をそれぞれ並べたものを組ませる実験のコードを添付します。

この結果から以下のことが見て取れます。

  • n を整数として,n pt から n+0.9 pt までは「W」の文字幅が単調増加になる
  • n+0.9 から n+1 になるところでガクンと文字幅が小さくなる(ただし n は 9 以下で)

これはどういうことなのでしょうか?

環境は以下の通りです。

  • macOS 15.3.2
  • TeXLive 2025
  • e-upTeX 3.141592653-p4.1.2-u2.00-250202-2.6 (utf8.euc) (TeX Live 2025)
  • dvipdfmx Version 20250205
  • test-type1cm は tlmgr install test-type1cm で導入

LuaLaTeX を使えばフォントサイズまわりの悩みも減るのかなと思いますが,古くに作られ修正困難なスタイルファイルを使う必要から,pLaTeX を使わざるを得ない状況です。

Mac版TeX2imgで生成した画像へのアクセス権がなくアプリからプレビューできない

- T F の投稿

最近、作業環境をMacに移行し、TeX2imgのMac版を導入しました。
macOS Sequoia 15.3.1で最新版のTex2img(2.4.3)を使っています
画像の生成そのものは問題なくできるのですが、
生成後プレビューアプリで開こうとする動作が、
「アプリケーション“(null)”には“equation.pdf”を開くアクセス権がありません。」
とメッセージボックスが出て、開くことができません。(添付画像)
生成したファイルにFinderでアクセスした場合は、プレビューアプリで開くことが出来ます。
おそらくTex2imgにファイルへのアクセス権が与えられていないのだと思うのですが、
アプリからの要求がないためか、システム環境設定でアクセス権を与えることもできません。
どのように対処すれば良いものでしょうか。ご教授いただけますと助かります。

添付 スクリーンショット.png

dvipdfmx20250205と\usepackage{otf}で処理に時間がかかる

- gbb 60166 の投稿

gbb60166です。TeXLive2025を使っていて気づいたので質問します。

\documentclass{jsarticle}
\usepackage{otf}
\begin{document}
あいう
\end{document}

をuplatexでコンパイルすると一瞬で終わりますが、dvipdfmxで変換しようとすると数十秒かかります。

\usepackage{otf}をコメントアウトするとuplatexのコンパイルもdvipdfmxの変換も一瞬で終わります。haranoajiフォントでもhiraginopronフォントでも同じ状況です。

職場のWindows10と、自宅のWindows7どちらも同じ状況です。どなたか試してみていただけないでしょうか?

各種リリースや更新のタイミングについて(LaTeX; TeX Live; format/binary)

- ut の投稿
最近、「以前作成したマクロが、その後のカーネルの変更の影響で
正しく動かなくなった」というトピックが続けてありました:

 相互参照、\pageref \label でページ数の漢字表示について
 2025年 02月 21日(金曜日) 15:38
 https://okumuralab.org/tex/mod/forum/discuss.php?d=3896

 目次に謝辞を追加すると参考文献の表示が崩れる現象について
 2025年 03月 9日(日曜日) 23:16
 https://okumuralab.org/tex/mod/forum/discuss.php?d=3901

その際、知ったかぶりをして私もちょっとコメントをさせていただ
いたりしたのですけれど、その後、実は私自身よく分かってないじ
ゃん、ということに気付きましたので、質問をさせてください。

お尋ねしたいのは、

 標題に掲げたものたちの、リリースや更新のタイミングというのは、
 いつなのでしょうか?(どうやって確認したらいいのでしょうか?)

ということです。

より具体的に申し上げますと:

(1a)LaTeX の正式リリースは、年 2 回?(最近だと 6 月と 11 月あたり?)
(1b)patch level ?? のリリース日はどこに書かれているのでしょうか?

(2a)TeX Live のリリースは年頭の 1 回のみ?(2 月か 3 月頃?)
(2b)もしも binary が年内に更新された場合、tlmgr によるアップデートで
   LaTeX 自体(binary)も更新されるのでしょうか?

(3a)カーネル(各種 dtx ファイル)への変更が、fmt ないし binary に
   反映されるタイミングはいつ?
(3b)fmt の再生成と、それが binary に取り込まれるというのは、別のタイミング?

(4)つまるところ、上記(1)~(3)のタイミングにはズレがあるということ?

という諸々の疑問について、教えていただると嬉しいです。


-------------- 以下は、現時点での私の理解です --------------

LaTeX2e のリリース時には LaTeX News がリリースされるので、そ
れを見ると、LaTeX のリリース日が分かるのかな、と思います。

LaTeX Project のページ(https://www.latex-project.org/news/latex2e-news/)とか、
手元の各号や、それらが一つにマージされた pdf なんかを見ますと、
例えば 2020 年以降ですと、次のような日付けになっています:

 Issue 31, February 2020 (LATEX release 2020-02-02)
 Issue 32, October 2020 (LATEX release 2020-10-01)

 Issue 33, June 2021 (LATEX release 2021-06-01)
 Issue 34, November 2021 (LATEX release 2021-11-15)

 Issue 35, June 2022 (LATEX release 2022-06-01)
 Issue 36, November 2022 (LATEX release 2022-11-01)

 Issue 37, June 2023 (LATEX release 2023-06-01)
 Issue 38, November 2023 (LATEX release 2023-11-01)

 Issue 39, June 2024 (LATEX release 2024-06-01)
 Issue 40, November 2024 (LATEX release 2024-11-01)

これらが、「LaTeX のリリース日」なのかなと思っています。

なお、現在の TeX Live 2025 には:

 Issue 41, June 2025 --- DRAFT version for upcoming release (LATEX release 2025-06-01)

も含まれているみたいです。

それから、changes.txt というファイルもあって、これは、

 This file lists changes to the LaTeX2e files in reverse chronological order
 of publication (therefore the dates might be out of sequence if there are
 hotfixes). It is provided for convenience only.  It therefore makes no claims
 to completeness or accuracy and it contains some references to files that are
 not part of the distribution.

というものです。

このファイルの冒頭の 2024 年の分を抜粋してみますと、以下のよう
になっています:

------------------------------------------------------------
#########################
# 2024-11-01 PL2 Release
#########################

2025-01-26  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* ltlists.dtx:
Only migrate \cs{@doendpe} out of simple and semi-simple groups (gh/1641)

#########################
# 2024-11-01 PL1 Release
#########################

2024-11-22  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* lttagging.dtx (section{Implementation}):
Declare \tag_if_active:TF and friends in the kernel (gh/1558)
. . . . .

#########################
# 2024-11-01 Release
#########################

2024-10-29  Yukai Chou <muzimuzhi@gmail.com>
* lthooks.dtx (subsection{Setting rules for hooks code}):
Skip mapping over undeclared \g__hook_<hook>_code_prop (gh/1513).
. . . . .

#########################
# 2024-06-01 PL2 Release
#########################

2024-06-23  Yukai Chou  <muzimuzhi@gmail.com>

* ltpara.dtx
Append \everypar toks to \g__parar_standard_everypar_tl, rollback
2023/06/01 (gh/1386)

#########################
# 2024-06-01 PL1 Release
#########################

2024-06-10  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* ltboxes.dtx (section{\LaTeX\ Box commands}):
Always use a \vrule strut after all, but back up by a baseline
if already in vertical mode. Otherwise empty table p-cells will
not get the correct width (bug seen first with colortbl)
. . . . .

#########################
# 2024-06-01 Release
#########################

2024-05-31  Frank Mittelbach  <Frank.Mittelbach@latex-project.org>

* ltmarks.dtx (subsection{Allocating new mark classes}):
Initialize all marks with an id, use 0 when a new class is made (gh/1359)
(subsection{Placing and retrieving marks}):
Remove the id when returning the mark value (gh/1359)
. . . . .
------------------------------------------------------------

これらを見て、素人判断する限りでは、2024 年は、2024-06-01 Release
と 2024-11-01 Release とがあって、それぞれに、patch level 1 と
patch level 2 の追加リリースがあったのかなと思われます。

それで、上掲の抜粋では「. . . . .」として割愛している沢山の
dtx への更新が、patch level ?? の追加リリース時、そして次回の
正式リリースの際に、format ないし binary に取り込まれていると
推測しているのですけれど、その推測で合ってますでしょうか?
(それとも、format や binary は、もっと小まめに更新されている
のでしょうか?)

あと、正式リリース日は、LaTeX News に書かれているとして、PL ??
Release のリリース日は、どこに書いてあるのでしょうか?

changes.txt にはリリース日の記載はなくて、また、例えば、私の
手元の W32TeX [2020/07/19] のログですと、

 This is pdfTeX, Version 3.14159265-2.6-1.40.21 (TeX Live 2020/W32TeX) (preloaded format=latex 2020.7.18)

 LaTeX2e <2020-02-02> patch level 5
 L3 programming layer <2020-07-17>

となっていて、これは「2020-02-02 PL 5 Release」なんだろうな、
とは思うのですが、そのリリース日がいつだったのかは、どうやっ
て確認できるのでしょうか(分からなくても何も困りはしないので
すけれど)。

------------- 以上です。よろしくお願いします。 -------------

TL2025のlualatexにおける定積分

- m c の投稿

積分記号そのものはどうやら修正されたようですので,スレッドを変えます.

昨日前田さんからr74611での定積分範囲が随分離れている件が報告されました.
ところがその後r74611は見えなくなり,先ほどr74624がtlmgrでアップデートできるようになりました.

r74624でも,unicode-mathでは定積分区間の上下限が積分記号から随分離れて配置されています.
unicode-mathを使わずに{デフォルトのLatin Modern,newtxmath}を使っている時は正常に配置されていますが,NewCMは離れています.
# 他にも積分区間上下限が正常に配置される数式フォントがあるかもしれません

添付 luatex_r74624_definite-integrals.png

\inputで読み込んだファイルの一部だけがシンクロナイズ機能がはたらきません

- sk attack の投稿

【環境】 ハードウエア: MacBook Air, Apple M2、OS:macOS Ventura 15.3.2、 TeX version: 3.141592653-2.6-1.40.26 (TeX Live 2024), TeXShop バージョン5.49 

【質問の内容】latexの本文を節ごとに別ファイルにしてinputでそれらファイルを読み込んでコンパイルしています。inputで読み込んでるファイルが6つあるのですが、なぜか2つ目の\input{sect2}だけがpdfファイルとソースの間のシンクロナイズ機能がはたらきません。どうしてでしょうか?解決策を教えて頂けると助かります。

TeXファイル:

%¥documentclass[reqno]{amsart}
¥documentclass{amsart}

¥usepackage[pagewise]{lineno}¥linenumbers

¥usepackage[%
 %dvipdfmx,% setpagesize=false,%
 bookmarks=true,%
 bookmarksdepth=tocdepth,%
 bookmarksnumbered=true,%
 colorlinks=false,%
 pdftitle={},%
 pdfsubject={},%
 pdfauthor={},%
 pdfkeywords={}%
]{hyperref}

%¥usepackage{pdfsync}
¥usepackage{graphicx}
¥usepackage{enumerate}
¥usepackage{amsmath,amssymb}
¥usepackage{mathrsfs}
%¥usepackage{fancybox} 
¥usepackage{color}
¥usepackage{comment}

¥newtheorem*{mthm}{Main Theorem}
¥newtheorem{maintheorem}{Theorem}
¥renewcommand{¥themaintheorem}{¥arabic{maintheorem}}
¥newtheorem{maincoro}[maintheorem]{Corollary}
¥newtheorem{theorem}{Theorem}[section]
¥newtheorem{lemma}[theorem]{Lemma}
¥newtheorem{proposition}[theorem]{Proposition}
¥newtheorem{corollary}[theorem]{Corollary}
¥newtheorem{remark}[theorem]{Remark}
¥newtheorem{definition}[theorem]{Definition}
¥newtheorem{question}[theorem]{Question}
%¥newtheorem{assertion}[theorem]{Assertion}

¥numberwithin{equation}{section}
¥numberwithin{figure}{section}

¥def¥index{¥mathrm{index}}
¥def¥loc{¥mathrm{loc}}
¥def¥Diff{¥mathrm{Diff}}
¥def¥Cl{¥mathrm{Cl}}
¥def¥Int{¥mathrm{Int}}
¥def¥uind{¥text{u-ind}}
¥def¥sind{¥text{s-ind}}
¥def¥pc{¥mathrm{proj}_{¥mathrm{c}}}
¥def¥pu{¥mathrm{proj}_{¥mathrm{u}}}
¥def¥ps{¥mathrm{proj}_{¥mathrm{s}}}
¥def¥pcu{¥mathrm{proj}_{¥mathrm{cu}}}
¥def¥dist{¥text{dist}}

¥def¥ws{W^{¥mathrm{s}}}
¥def¥wu{W^{¥mathrm{u}}}
¥def¥wuu{W^{¥mathrm{uu}}}
¥def¥wss{W^{¥mathrm{ss}}}
¥def¥wsl{W^{¥mathrm{s}}_{¥mathrm{loc}}}
¥def¥wssl{W^{¥mathrm{ss}}_{¥mathrm{loc}}}
¥def¥wul{W^{¥mathrm{u}}_{¥mathrm{loc}}}
¥def¥wcul{W^{¥mathrm{cu}}_{¥mathrm{loc}}}
¥def¥wcsl{W^{¥mathrm{cs}}_{¥mathrm{loc}}}
¥def¥wuul{W^{¥mathrm{uu}}_{¥mathrm{loc}}}

¥def¥es{E^{¥mathrm{s}}}
¥def¥eu{E^{¥mathrm{u}}}
¥def¥ess{E^{¥mathrm{ss}}}
¥def¥ecs{E^{¥mathrm{cs}}}
¥def¥ecu{E^{¥mathrm{cu}}}
¥def¥ec{E^{¥mathrm{c}}}
¥def¥euu{E^{¥mathrm{uu}}}
¥def¥loc{¥mathrm{loc}}

¥def¥luu{¥lambda_{¥rm u}}
¥def¥tluu{¥widetilde{¥lambda}_{¥rm u}}
%¥def¥lss{¥lambda_{¥rm ss}}
¥def¥ls{¥lambda_{¥rm s}}
¥def¥lss{¥lambda_{¥rm ss}}
¥def¥tlss{¥widetilde{¥lambda}_{¥rm ss}}
¥def¥lc{¥lambda_{¥rm c}}
¥def¥tlc{¥widetilde{¥lambda}_{¥rm c}}
¥def¥lo{¥lambda_{0}}
%¥def¥lu{¥luu}
¥def¥bss{¥beta_{¥rm ss}}
¥def¥tbss{¥widetilde{¥beta}_{¥rm ss}}
¥def¥buu{¥beta_{¥rm uu}}
¥def¥tbuu{¥widetilde{¥beta}_{¥rm uu}}
¥def¥bc{¥beta_{¥rm c}}
¥def¥tbc{¥widetilde{¥beta}_{¥rm c}}
¥def¥bo{¥beta_{0}}
¥def¥tbo{¥widetilde{¥beta}_{0}}
%¥def¥tbo{¥widetilde{¥beta}_{0}}

¥def¥sigz{¥sigma_{z}}
¥def¥sigx{¥sigma_{x}}
¥def¥sigy{¥sigma_{y}}

%¥def¥sigco0{¥sigma_{{¥rm cs}0}}
%¥def¥sigco1{¥sigma_{{¥rm cs}1}}
%¥def¥sigcoi{¥sigma_{{¥rm cs}i}}
%¥def¥sigss{¥sigma_{¥rm ss}}
%¥def¥siguu{¥sigma_{¥rm u}}

¥def¥siguu{¥sigma_{u}}
¥def¥sigss{¥sigma_{s}}
¥def¥sigc{¥sigma_{c}}
¥def¥sigcz{¥sigma_{c,0}}
¥def¥sigco{¥sigma_{c,1}}


¥newcommand{¥la}{¥varLambda}
¥newcommand{¥D}{D}

¥def¥bv{¥boldsymbol{v}}
¥def¥ulam{¥underline{¥lambda}}
¥def¥osig{¥overline{¥sigma}}


¥makeatletter
¥newcommand{¥bigcomp}{%
  ¥DOTSB
  ¥mathop{¥vphantom{¥sum}¥mathpalette¥bigcomp@¥relax}%
  ¥slimits@
}
¥newcommand{¥bigcomp@}[2]{%
  ¥begingroup¥m@th
  ¥sbox¥z@{$#1¥sum$}%
  ¥setlength{¥unitlength}{0.9¥dimexpr¥ht¥z@+¥dp¥z@}%
  ¥vcenter{¥hbox{%
    ¥begin{picture}(1,1)
    ¥bigcomp@linethickness{#1}
    ¥put(0.5,0.5){¥circle{1}}
    ¥end{picture}%
  }}%
  ¥endgroup
}
¥newcommand{¥bigcomp@linethickness}[1]{%
  ¥linethickness{%
      ¥ifx#1¥displaystyle 2¥fontdimen8¥textfont¥else
      ¥ifx#1¥textstyle 1.65¥fontdimen8¥textfont¥else
      ¥ifx#1¥scriptstyle 1.65¥fontdimen8¥scriptfont¥else
      1.65¥fontdimen8¥scriptscriptfont¥fi¥fi¥fi 3
  }%
}
¥makeatother

%%%%%%%%%%%%%
%%%%%%%%%%%%%

¥begin{document}


%%%%%%%%%%%%%
¥title[
]
{Persistent critical saddle-node cycles and robust pluripotency
}

¥author{

¥address{
address
}
¥email{
e-mail
}

¥subjclass[2000]{
Primary: %37C20; 37C29; 37C70; 
Secondary: %37C25
}
¥keywords{
}

¥date{¥today}
%¥date{version xxxx}

%%%%%%%%%%%%%


¥begin{abstract}

¥end{abstract}
¥maketitle


¥input{sect1}

¥input{sect2}

¥input{sect3}

¥input{sect4}
¥input{sect5}
¥input{sect6}

%%%%%%%%%%%%%%%%%
%¥typeout{}
¥bibliography{ref}

%¥bibliographystyle{plain}
%¥bibliographystyle{amsplain}
%¥bibliographystyle{amsalpha}
¥bibliographystyle{alpha}

upTeX u2.00, Unicode合成文字、異体字セレクタ、Unicode 16bit欧文

- t tk の投稿

TeX Live 2025 が出ています。
(e)upTeX にかなり大きな更新を2つ入れupTeX u2.00 という版数でリリースしましたのでご紹介します。
副作用が出ないよう配慮しているつもりでしたが少々出てしまっているようです。それにも少し触れます。

(1) Unicode合成文字と異体字セレクタ(IVS, SVS)への対応
Unicodeでは,一つの文字を表すために複数のコードポイントの連なり(シーケンス)で示すことが規定されている文字があります。
その例が異体字セレクタ(IVS, Ideographic Variation Sequence/Selector)や絵文字シーケンス、JIS第3水準の半濁点付き仮名などです。
upTeX では従来それらの合成文字をUTF-8のプレーンテキストの入力で扱うことができませんでしたが、今回それに対応しました。

この対応のためupTeX独自の内部コードを使用しています。
現在のところ、出力側はこの文字コードを従来の文字コードに対応づける virtual font を用意する必要があります。
以下のvirtual fontにはIVSやSVSのエントリーを入れました。
* uptex-base の配布に含まれる up{jpn,sch,tch,kor}{rm,gt}-{h,v}.vf,upjis{r,g}-{h,v}.vf にSVSのエントリー
* japanese-otf の配布に含まれる upnml{minr,gothr,minb,gothb,mgothr,gotheb,minl}{,n}-{h,v}.vf にSVSとIVSとJIS第3水準の半濁点付き仮名のエントリー

これらを扱うのに dviware などの関連ソフトにも新規の拡張が要りますが、dvips, dvipdfmx, omfonts, ovp2ovf, ovf2ovp, updvitypeは対応済みで、TeX Live 2025 に含まれています。

ご利用の環境によってはIVS, SVS等を使用しないのにも関わらず処理が重くなる、などの副作用がでているようです。
その場合は、お手数ですが、とりあえずはvirtual fontをTeX Live 2024のものに戻せば元の水準に戻るはずです。

技術的な詳細は、↓で議論しています。
https://github.com/texjporg/tex-jp-build/issues/46

(2) Unicode 16bit欧文への対応 (実験的)
upTeX では従来ラテン文字・ギリシャ文字・キリル文字については欧文8bit TeXと同様のエンコーディング(T1,LGR,T2A等)でのみ扱うことが可能で、U+007Fよりも大きな文字コードのUnicodeの欧文をUnicodeのまま扱うことができませんでしたが、今回それに一部対応しました。
欧文として扱える文字コードの最大値は U+2E7F までという制限があります。メトリックの読み込みは OFM Level-0か、TFM(T1,LGR,T2A等からUnicodeへのコード変換を介してUnicodeとして扱う)が指定可能です。
kcatcode=14(latin_ucs)を指定するとupTeXエンジンはUTF-8の入力を16bit欧文として扱います。

dviware などの関連ソフトは従来の(u)pTeX対応のものがそのまま使えます。
厳密にはomega対応が必要なのですが、(u)pTeX対応の関連ソフトは大抵すでにomegaも対応しているためです。

本機能を実用にするにはフォントの用意が必要なもののまだまだ整備途上であるため、実験的と称しています。
ただし、従来の8bit欧文も同じルーチンを通過するため、従来と同じ使用法であっても今回の拡張の影響が思わぬ形で出ないか心配しています。
お気づきの点があればお知らせください。

技術的な詳細は、↓で議論しています。
https://github.com/texjporg/tex-jp-build/issues/170

どちらの更新も、upTeX開発の初期の頃(2007年頃)以来17年ぶりの久々の大改造のレベルです。
フィードバックは大歓迎です。