データ処理とセキュリティ

核融合実験のデータ処理に関する次世代システム技術の検討(PDF)という研究会で二日ほど雲隠れした。いろいろな実験データ処理システムの工夫について勉強できて有意義であったが,どこでもセキュリティだけは頭の痛い問題のようだ。厳しいセキュリティポリシーのおかげで,どこからでも実験結果にアクセスできる利便性を著しく制約せざるを得ない状況がある。

実験データは著作物

実験(計測・観測)データは著作物としてやはり扱われるべきなのでしょうか.分野によって文化に違いはありますが,データの外部閲覧をセキュリティと呼んで躊躇するところは,たいてい,原作者と発行者,原作権と著作権の区別がはっきり認識されていないように思います.(うちを含めてですが.)

発行者がきちんと(原作権ではなく)著作権を保持して,その上で閲覧・複製を自由許諾にすれば,個人情報や業務情報ではない実験データについて,そうそうセキュリティ云々とやかましく言う必要もないと思うのですが...

実験データは計測した人の財産,という考え方は最悪です.公共精神のかけらもない.

Re: 実験データは著作物

税金で実験したのなら国民のもの,という感覚が欲しいですね

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