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グラフで見る大阪市大阪市市政 グラフで見る大阪市~まちは大きく変わってきました~をご紹介いただいた。 ページ上部の大きな図は,省略線のあるものについては,とりあえず問題ないことにしておく(本当は0点が関係ないなら折れ線グラフを使うのが望ましいと思う)。 その下にある多数のグラフは,省略線がないが,縦軸をよく見ると0から始まっていない。 こういうグラフについては当ブログでも何度も取り上げたが,高木浩光さんが日常化するNHKの捏造棒グラフおよびその続編NHKの棒グラフ描画システムが機械的に世論を狂わせている可能性で指摘されて有名になったものである。 大阪市の場合,捏造というよりは,使ったソフト(おそらくExcel)のデフォルトの設定がそうなっていたのかもしれない。Twitterで@gnutar先生からいただいたご指摘:
@_oguraさんからも「手元のWin版Excel 2007とOpenOffice.org Calc 3.3.0でも同様の結果になりました」とご教示いただいた。さらに@gnutarさんからNumbers09も,@hon_no_mushiさんからWin版LibreOffice 3.4.0も同様であることをご確認いただいた。どうやら差が大きい方の1/6のところに敷居があるようだ(@gnutarさん)。そう単純でもないかもしれない(@jojiさん)。@_oguraさんが棒グラフの起点を0にするマクロを作ってくださった。 グラフについてはグラフの描き方の「基本的な考え方」にいろいろ書いた。統計教育についてはCE97のペーパー情報教育と統計(PDF)でも書いた。 [2011-08-16追記] 万能棒グラフというものを教えていただいた。冒頭で引用したグラフはまさに万能棒グラフだ。
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全国高等学校情報教育研究会の
第4回大会において,近江兄弟社高の長谷川先生が発表の中で,Excelのデフォルトのままグラフを描いてしまうことによる間違いを指摘していました。その前段で,GUIによって「見ればわかる」操作環境ができている,という話をしていて,この段では「グラフが簡単にできたということで安心してはいけない」という話でした。