「ITホワイトボックス」のトラックバックの説明

NHKのITホワイトボックス,やっと視聴が録画に追いついた。

第7回 ブログはなぜ流行しているの? でトラックバックの説明がやや微妙。この「リンクしたいな」「OK!」の図のナレーションは,「それまでホームページ同士でリンクを張る場合,メールや電話で連絡を取り,相手の了解を得る手続きが必要でした。トラックバックという機能を双方が使っていれば,こうした煩わしさから解放されます」である。どこがおかしいか。

なぜいまさら許可が必要だと

>メールや電話で連絡を取り,
>相手の了解を得る手続きが必要でした
そもそもそんなの必要ない。京都市教育委員会も原則リンク自由に変わってます。
 http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/#policy

この説明を素直に解釈すると…

トラックバックって「相互承認協定」だったんですね!
orz

私が「おかしい」と感じるポイントは次の2点です.いわゆるl

私が「おかしい」と感じるポイントは次の2点です.いわゆるlink myth(リンクに許可が必要)とは異なる話題だと理解しています.
(1) 個人ウェブサイト間の「相互リンクしましょう」という不可解な慣習(「リンクとは相互になされるべきものである」という偏見というか強迫観念)が前提になっているように思える.
(2) 相互リンク状態を実現するには,オファーされる側だけがトラックバックを設定していれば十分で,オファーする側はトラックバックを設定している必要はない.

相互リンクは

相互リンクはSEO対策だと思ってました。

リンクは自由ですが相互リンクは自由じゃない

NHKの説明にも、「相互リンク」と書かれてます。相互リンクは「リンクを張ってもらう」ということが必要なのでトラックバックの仕組みがなければ、相手方のサイトになんらかのオペレーションはやってもらう必要がありますね。

Re: リンクは自由ですが……

NHKのサイトにはそう書かれています。
問題は放送内容のほうです。

初めてWebページを作成したとき

どこにもリンクされておらず、当然誰も来ないし検索エンジンにもヒットしない。仕方が無いので友人に「リンクを貼ってくれないか」とお願いしたことがあります。それ以降、リンクをしてくれとも、させてくれとも、お願いしたこともされたこともありません。

私の理解が不十分(まだ放送分に追い付いていませんし)だとは思うのですが、トラックバックの目的や御利益はページの所有者だけではなく、そのページを閲覧している利用者にもある点が相互リンクの類いとは異なるのではないでしょうか。「あ、このページと関連のあるのはこんなページなのか」。検索エンジンも悪く無いですが、同じキーワードを追い回すのに便利な道具のはず。いまひとつ盛り上っていないような気がしますが。

トラックバックしていい根拠

トラックバックは、相手の記事に関連する私の記事の存在をアピールするためのものだと思っています。(直接的に言及しているかどうかはさまざまな議論がありますので、とりあえず緩いほうの解釈で書いておきます。)

「私の記事」からのリンクがなくてもトラックバックは許可されてかまわないものだと思うし(まあ現実的にはspam対策の一環としてリンクを半強制していますが)、

また、記事内容の関連性に言及しないで、ただ「リンクしたい場合トラックバックしてよい」というのは、トラックバック機能の説明としては根本的に不足だと思います。

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