教育の情報化に関する手引

文科省が3月30日付で「教育の情報化に関する手引」についてを公開した。ぱらぱら読むと突っ込みどころもあるようだが,ちゃんとコメントする時間がない。皆さんのコメントをぜひお教えください。

メール実習

第4章では,小学校段階でタッチタイピングを身につけるとありますね(pp.50-51)。

また,pp.55-56には

  • 社会科の「県(都,道,府)の様子」の学習の際に,取り上げた地域の市役所などに電子メールで問い合わせて県内の特色ある地域に関する資料を収集することを通して,電子メールを送受信する能力を身に付けさせるようにする。
  • 社会科の「食料生産に従事している人々の工夫や努力を調査する」学習の際に,生産に従事している人に,電子メールで問い合わせて仕事の様子や工夫について調べることを通して,電子メールを送受信する能力を身に付けさせるようにする。

とあり,このほか,地域の留学生や外国人に電子メールを送って調査するといった活用法が紹介されています。

これで思い出したのですが,情報公開制度を利用して自分の自治体の情報を1人一つずつ公開してもらうという実践授業について前回だったかのCE研の研究会で「DoS攻撃にならないか」という話がありましたが,これも子どもたちが一斉にメールをくれたりすると担当者はたいへんかもしれません。

世の中の厳しさを知る?

明らかに定型フォーマットの回答をクラス全員に送り返す市役所(それが正しい対応だと思う)や、忙しくて返答がいつまで待っても返って来ない生産業者などの対応を目の当りにして、安易な気持ちで手軽に送信できてしまう電子メールだが、その送信先には生身の人間が居るのだということが学べそうですね。

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