来週のがっちりマンデーは「東京大学」

TBS日曜朝のがっちりマンデー,来週は東京大学がテーマ。見なきゃ。

ちなみに今日の「ハカリ業界」,やや正確さを欠くところもあった(メートルの基準はもはやメートル原器ではなく,1ニュートンは100グラムのものが落ちる力でもない)が,目の付けどころはおもしろい。

N

> 1ニュートンは100グラムのものが落ちる力でもない

質量100gの物体の地球上での重量が大体1Nだということから,
簡単のために,このように説明したのではないでしょうか?

見当違いなコメントでしたら申し訳ありません.

Re:N

 番組を見ていないので,番組内で「大体」と説明していたならかまわないのですが,そうでない場合「100グラムのものが落ちる力」が定義だと視聴者に勘違いをさせてしまいます.この定義だと東京と南極あるいは月で1ニュートンが異なる値になってしまいます.
 「定義」をきちんと知ったうえで,「日常でこの位」の感覚をつかんでいることは重要ですが,「定義」をおろそかにしてはならないということでしょう.

 それにしても,制作者に一人でも理系の人間がいればこんなばかげた説明はしなと思うのですが,テレビ局って理系が少ないのでしょうか?
 以前,建築の番組で大学の先生のセリフが字幕で「異相」となっていたことがあります.これは単なるタイポではなく「位相」という言葉をしらないから起こったミスだと思います.

おまけ
 円周率の二乗が,ほぼ重力加速度なので1メートルの振り子で,約1秒を計ることができます.

お正月の特番は好きで観るのですが

先日のスティーブ・ジョブズの回で、マウスを発明した人と紹介していたのには困っちゃいましたね。

ちなみにNですが、1kgの物体の重さが1Nと放送されたるのとどちらが深刻かと問われると判断が難しい。

ウィキペディアを見たら?!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E9%87%8F%E3%82%AD%E3%83%AD%E3%82%...
には
=====
物体の質量とそれにかかる重力が同じ値になり感覚的に捉えやすいため、以前の日本では中学校までの理科教育でキログラム重が用いられていたが、国際単位系(SI)を導入するため、現在の日本の中学校では質量約100グラムの物体にはたらく重力を1ニュートンと定義して教えている。
=====
とあります。「定義」とするのは困りますね。

ニュートンもびっくり!

中学校でそう教えられているとは知りませんでした(私らの世代はキログラム重だったと思います)。きっとその世代の番組スタッフが,「約」も落として,「100グラムの物体に働く重力が1ニュートン」としたんでしょうか。

スティーブ・ジョブズの回は見ていませんが,マウスを発明?! そういう嘘を発明する番組は困りますね。

新中学校学習指導要領でも

新しい中学校学習指導要領解説の理科p.32:

力の大きさについては,単位としてニュートン(記号N)を用いる。1Nの力とは,質量が約100gの物体に働く重力と同じ大きさであることを知らせる。

生徒は「約」を落として覚え,「100gの物体に働く重力=1N」という「定義」が頭に残るのでしょうか。

こんなことならkg重のほうがよかったかも。

みんなπが好き

http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0314...

 それよりも私はラジアンの定義(円周上でその円の半径と同じ長さの弧を切り取る2本の半径が成す角の値と定義: Wikipedia)を習い,それまでに教わった円周=直径×πが,円周=2π×半径,であることに気付いてガーンと来たのを忘れられません.

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