言葉の乱れ

「インターネットとメール」(ウェブとメールの意),IP(IPアドレスの意)などは古典的だが,最近はUSB(USBメモリの意)というのが目につく。先日も某所で「ウィルス対策が施されたUSB」または「書き換えを防止するためのスイッチがついているUSB」を使えというお触れ書きを目にした。

他に、携帯 (携帯電話機)、マザー

他に、携帯 (携帯電話機)、マザー (マザーボード)、が気になります。

ケータイ

「携帯」はさておいて,「ケータイ」はすっかり日本語になってしまいましたね。そもそもケータイはもはや電話機ではなくなってしまいました。

情報過多ゆえに

うまく言葉で表現できませんが、
情報があふれかえっているから返って簡単に考えてしまおうという働きによる作用ではないかと推測します。
例えばUSBを利用する機器が多種多様にあふれている中で、自分が指し示したい機器がいったいどの機器なのか種類が多すぎて分からず、機器そのものを指してUSBと言ってごまかしているのではないでしょうか。

HDDドライブ

マザーボードのことはマザボと呼ぶ学生が多いですね。
近頃はネスケ、ネスケと連呼する者がほとんど居なくなったのは精神衛生上とても良いです。

さてちなみに、あのUSB端子に多くの場合はケーブル等を介さずに直接取り付けて使用でき、PC稼働中に抜き差し可能なフラッシュメモリを用いた外部補助記憶媒体で、一部のものはSDカードやメモリスティックのような規格化された半導体記憶媒体のリーダーと等価だが大半の物は記憶媒体が交換できない固定容量のもの、の一般名称は何でしょう?

私は、USBメモリと呼んでいますが大丈夫でしょうか。

言葉の乱れ?

>(ウェブとメールの意)
その「ウェブ」も「ワールド・ワイド・ウェブ」、「メール」も「インターネット・メール」と言わないと「言葉の乱れ」なのでしょうか?

フランスでも、最初はcourrier electronique (電子郵便)でなければならないと目くじらを立てて短縮形 courriel を攻撃する人たちがいましたが、今は更に短いmelで決着しています。(フランス国立図書館は、mel を公式呼称とすると聞きました)。

その昔は「コア」で「フェライト・コア・メモリ」を指し、今の core dump に名を残しています。

よく使われる語が短縮され省略されるのは、普通の事です。「乱れ」でも何でもないと思います。

USBメモリ

> 私は、USBメモリと呼んでいますが大丈夫でしょうか。

私もそう呼んでいます。「USBメモリを置き忘れてきたー!」とか。「USBを置き忘れてきたー!」と言われると「???」。

一般向けの新聞記事では,USBメモリー,USBフラッシュメモリーと書いているものが多いようです。見出しや2回目からは単にメモリーとしていたりしますね。

「USBをコピーしたいんです」と言われて,USBメモリの中にあるWordファイルを印刷したいのだと理解してあげるのはとてもたいへんです。

ケータイは新語

「ケータイ」は携帯電話の省略というより,現在の多機能端末を言い表す単語でしょう。
 「ケータイ国際フォーラム」の英語名称も「International KEITAI Forum」ですから。
 http://www.itbazaar-kyoto.com/forum/

Re: ケータイは新語

なるほど!禿胴

「USBメモリ」→「USB」に限らず

省略形にまつわる乱れっていろいろありますよ。
パソコン関連とかその周囲は本当に酷いですね。
「パソ」とか。
「ファミ通」とか。
「ウイルスソフト」とか。
「バグってる」とか。
その言葉単体で考えれば、完全に意味不明ですね。

USBメモリがUSBだなんてまだかわいい方ですよ。
無線LANを「LAN」と省略してる人もいますから…。
省略しすぎて通じません。

http://orbit.cocolog-nifty.com/supportdiary/2007/05/lan_d772.html

ところで禿胴ってなんですか?

禿胴とは

禿しく胴衣する(激しく同意する)の略です。USBメモリをUSBと略すよりわかりやすいと思います。;-)

Wikipedia

WikipediaをWikiと省略するのも嫌ですねー。

Googleで○○(適当なキーワード)を検索すると「他のキーワード」欄に大抵"○○ wiki"という候補が出てきます。で、それをクリックするとちゃんとWikipediaの○○の項目がトップに出てきます。これではGoogleが助長しているようなものです!

Wpとかだったらまだましだと思います。

なんだかわからない省略

1. ウイルス対策ソフトを入れる → ウイルスソフトを入れる

ええっ!入れちゃうんですか?

2. セキュリティのため対策をする → セキュリティ対策をする

ええっ!対策しちゃうんですか?

------------------------

省略批判にはいろいろありますが、USBメモリをUSBと省略するのは、ちょっと気持ち悪いです。ただ、省略して間違える文脈ではないし、初心者の学習対象でもないので、どこまで「なおせ!」と主張すべきかは悩ましいですね。

僕はもちろんUSBメモリといいますけど…。

「セキュリティ対策」

これはもうふつうの言葉になってしまいましたね。
本来はセキュリティ強化なんでしょうけれど。
防犯対策(犯罪対策の意)とか。
「セキュリティのかかったPDF」もふつうの言葉になりました。

HDD

若い娘でHDDを「ハード」と略す人が結構いて驚きました。
「ワードのファイルをハードにコピーして……」とか、ちんぷんかんぷんです。

セキュリティって

日本語にして説明するとき難しくないですか?
手元にあった英和辞書だと、「安全」「安心」などと書いてありましたが、セキュリティ対策を「安全対策」と読み替えると、日本語らしさが感じられます。
「危険に備えて対策」=>「安全対策」という表現に変わると考えています。

USBメモリをUSBというのは問題ですよね。
間違っていても通じれば問題ないという人が多いみたいですが、違うものと認識される危険を教えないといけないなと日頃から思っています。

最近ちょっと気になる言葉で「ミニパソコン」があります。ノートパソコンをさらに小さくしたもので、ミニノートじゃないのかなぁ・・・と。

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俳句の五七五のどこかにおさまらない語句は、誰でも日常的に使える語句ではないという制約があると思います。

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