学費安い大学に?

国公立大2次試験に不況の影 学費安い大学に(中日),「親に家計が厳しいと言われた。何とか国公立大に合格しないと」といった声を紹介しているが,記者に先入観があったのではないか。実際には国公立大志願者数も倍率も昨年より減っているようだ。私学はもっと減っているのかもしれないが。いずれにしても新聞は思い込みではなくデータを報道してほしい。

先入観?

私には,この記事はそもそも国公立大と私立大の志願者数や倍率の動向とは無関係に思えますが… 単に,
-- いつの時代にも家庭の経済事情で学費の安い大学を志望する受験生はいる
-- 昨今の不況に社会的な関心が集まっている
という状況で「家庭の経済事情で学費の安い大学を志望する受験生」を取材したというだけで,受験者全体の動向についてこの記事は何も伝えようとしていない(少なくとも私はその意図を全く感じなかった)し,記者は受験者全体の動向とは無関係に取材し記事を書いたのではないでしょうか.受験者全体の動向がどうあっても,この記事の価値や信頼性には影響を及ぼさないように思えます.

新聞にはデータの報道をより強く期待するというご意見には賛成です.

Re: 先入観?

確かに本文にはどこにも国公立大学の志願者が増えたとは書いてないですね。でもこの題名を見てから読むと,不況の影響で国公立の人気が高まっているような印象を受けてしまいました。確かに題名に影響された私の先入観かもしれませんね。

朝日新聞にも同じような記事がありました。

朝日新聞にも同じような記事がありました。

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