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センター試験「情報関係基礎」平成21年度センター試験,本家ではまだ問題が公開されていないが,予備校やメディアで公開されている。情報関係基礎だけでもコメントを書こうとしているが,なかなか時間がない。 情報関係基礎の表紙でオフトピながら気になるのが「いずれか1問を選択し,解答しなさい。」のインデント。平成17年度までは2行の左端が同じであったが,平成18年度から1行目だけ1文字インデントするようになった。奇異に見えるが,どうしてこうなったのだろう。 第1問 問1は n 進数の問題。数学では n 進法と教えるのに,情報では n 進数と教える。 第1問 問2,コンピュータ上で負の整数を扱う場合に用いられる表現の一つは「補数」しか選択肢がないが「2の補数」は教えないのだろうか。また,「文字コード」とは,文字に対応づけられた番号なのだろうか,対応関係なんだろうか。 残りはどなたかコメントお願いします。 [追記] 教えていただいた 文字コード - 通信用語の基礎知識 もやや変なことが書いてあるなぁ。 そもそも文字コードの英語は? Googleでは "character encoding" のほうが "character code" より多い。後者は日本語のサイトが多い。ちなみに Character Code は色による性格判断・性格形成法の意味でも使われているようだ。 もともと code も encoding も対応関係だろう。JIS のモデルは単純な対応関係だが,Unicode のモデルは coded character set(文字と整数の対応)と character encoding scheme(整数とバイト列の対応)に分けて考える。 で,日本語の「文字コード」は「コンピューターや通信での利用のために、文字や記号一つ一つに割り当てた固有の数字・符号。」(広辞苑第6版)でいいのかも。
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日本の「文字コード」
日本では、Unicode 登場以前でも、1つの符号化文字集合(CCS)―JIS X 0208―に対して複数の文字符号化方式(CES)―Shift_JIS、EUC-JP、ISO-2022-JP―が実際に使われているという特異な状態でした。もっとも、CESが0208の規格書に現れたのは1997年の改正以後のことですが。
文字の符号化(encoding)をCCSとCESに分けることは必然ではないので、一般論として「文字と何との対応」という時の「何」を明確にするのは難しいとも思います。
それから、番号を指す時の「コード(code)」は「符号位置(code position)」または「符号値(code value)」の略語(俗語)だと理解しています。
Re: 日本の「文字コード」
解説ありがとうございます。
一般の符号理論でも符号(code)と符号語(codeword)はしっかり使い分けるので,この入試問題や広辞苑の定義を見ると最初はちょっと違和感がありました。
コード点という言い方もありますね。