基本情報技術者試験に表計算が

新情報処理技術者試験のパブコメが出ている。初級シスアドは「エントリ試験(ITパスポート試験)」になり,基本情報技術者試験はプログラミングが1問選択に減り,C,COBOL,Java,アセンブラに加え,「表計算」が選べるようになる:

新しい基本情報技術者試験では,プログラム言語の知識を必ずしも必要としない基本戦略系人材やユーザ側人材にも対象を広げることを勘案し,特定のプログラム言語に依存しない,表計算を題材として論理的思考力を問う問題を加え,プログラム言語以外の問題を選択できる方式に改定する。

日常の情報処理に手続き型言語が不要になってきたことの反映か。普通の高校の情報科の先生も受験しやすくなりそう。

fortranは無し

COBOLが残っているのにfortranが無いのは残念。
私の第一言語なので。
2番目はPASCAL。

スクリプト言語もない

C,Java,Ruby,表計算でもいいと思いました

表計算といっても VBA をばりばり書くようなものだと

ちょっとした手続き型言語より難しいと思いますけどね。ちょっとした
関数しか出てこないのかな?たとえば連立一次方程式を解くときは
逆行列を求める関数を使う?一から書くなら VBA 必須でしょうし。

第2種だったときに

第2種だったときに、Fortranしか知らない状態でCを選んで合格してしまいました。
「特定のプログラム言語に依存しない」というのは、これだけたくさんの開発環境が出てきている中で真っ当な判断だと私は思います。

fortran

ですが、fortran 2003で問題が出て来た時そらで解ける自信ありますか?私はありません。普段使ってない言語なんで追いかけてないし。

JavaもJDK 1.5、JDK 1.6とどんどん機能が増えてますが、情報処理技術者試験でもそれを追いかけているので問題自体は難しくないけどGenericsがなんたらの書き方になって(問題文で定義するクラスがですよ)、次はAnnotationとか出ないかなと思ってます。

「特定の言語に依存しない」

「特定の言語に依存しない」という目標はいいですけど、「表計算ソフトという特定のパラダイムに依存する」のはいいんでしょうか… 私が表計算を使わない人だからそう思うだけ?

表計算のパラダイム

これはVisiCalc,Lotus 1-2-3と連綿と続いているものですし,Excel以外にOOoのCalcやAppleのNumbersが出ましたし,これからもずっと続くだろうと思います。以前高校で成績処理プログラムをBASIC,Pascal,Cで書きましたが今は成績処理も確定申告も表計算で十分というか,探索的なデータ処理はむしろ表計算に軍配が上がります。遅いですが2次元のPoisson方程式だって解けます。

表計算物理学

これは面白そうですね。マセマティカで物理学という本はあったけれど、表計算で物理学、というのも大学の演習によいかも。高校必修の「情報」で表計算は習うようですし。...というのは冗談ですが、物理や工学の実用表計算シート集があったら、私が欲しいです。

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