三重大学では学生証・職員証をすべてICカードにした。なら出席もカードでピッ。WB-1とかICメッセンジャー出席ボードとかは便利そうだけれど,とりあえず研究室では金がないので,3000円ほどのパソリを買ってMacにつなぎ,OS XでPaSoRiを使おうの通りにやってみたら,あっという間にできた。もともとは学生の卒業研究のネタにしようと思って買ったので私が先にやってしまってはいけないのだが。
先日IEICE総合大会で行った名城大学は(少なくとも私がいた教室は)ICカードで出席を取るシステムのようでした。
ただ、端末がドアのすぐ横にあるので、カードを触れるだけで、教室に入ってこない学生がいるんじゃないかと思いました。そう考えると、結局授業の中でも課題を出すなどして、二重にチェックする必要があるのかもしれません。
授業開始時と終了時の両方にICカードでチェックしているところもあるようです(それだって中抜けが可能ですが)。
名城大学の教職の授業に潜ったことがあります。始まってすぐに出て行って、最後ギリギリに戻ってきた学生さんがいましたよ。(後は途中でアイスクリームを買いに行った学生さんとか)
ということで、面白そうなのでやってみる気になっています。
韓国視察で大学全体で携帯で自動出席確認のシステムを見てから、ずっと考えていることです。
やたら金がかかりそうなので足踏みしているのですが、これならちょっと試してみる価値はありそうですね。
でも、当然そいうことは考えておかないといけませんね。
イタチごっこのイタチがITに変わっただけでは無駄遣いだけですからね。 ただ、韓国だと、学生の目の色が違うので、日本のようにずる休み平気、どうせ親が学費を出しているから、というのとは違うような気がしました。休講すると苦情が出るぐらいのコスト意識は日本でもそろそろ定着しないですかね。
>携帯で自動出席確認のシステムを
どこで学習してもいいから,携帯電話で連絡の取れるところ(掲示板システムとメールが連動)にいること
という携帯電話を活用した授業があるのですが,始めた頃は学生も便利に利用していましたが,最近は「パケット料金を学校が負担してくれるんですか?負担しないなら使いません」という苦情を言う学生がでてきたとうちのボスが言ってました。
今年から非常勤講師をする(夏期集中なのでまだ講義をしていません)大学の講師向けの説明会に行ったら,今年からICカードでの出席確認を始めるとの話がありました. 導入の大きな理由のひとつは,学生から「ある日の講義に出席したはずなのに,出席扱いになっていない.先生に言っても出席したことになっていないと言われた」という抗議がたびたび持ち込まれるので,そのような場合に確認できるようにしたい,との話でした.
友達にICカードを託してカードリーダに通してもらうタイプの「代返」は、防ぐことが出来ないのではないかという疑問があるのですがいかがでしょうか? ICカードやRFID、もしくは電子すかし入りの学生証を用いて出席を採るシステム導入のニュースを聞くたびに不思議に思います。 そのような代返は容易なので、必ずかなりの割合の学生が行なうと思います。 ICカードによる出席管理システムを導入した大学の教員の方が、「代返相当の不正があるのは明白なので、ICカードを用いて得られた出席情報は参考情報程度に扱う、または、時々昔ながらの点呼を行ってそちらの出席情報を信用する」という話を聞いたことがあります。「『ICカードを忘れた』と申告する学生に対応する手間もあり、楽になった気がしない。申告が本当なのか、友達の分を申告している不正なのか、疑う気苦労だけでも負担である。」とも話しておられました 「カードリーダでの出席確認はダメ」というのが私の結論なのですが、いかがでしょうか? 私は、webを用いた次の方法で出席管理を行なっています。 http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070513
こんな簡単なことが、特許の対象になるとは驚きです。 ついでにいうと、出席している他人の乱数を盗み見して覚えて欠席している友人に教えてしまう学生はいないのでしょうね。
oogakinetさん提案の方式は「学生に複数の乱数キーを入手させない」ことで代返を防ぐわけですが,そのためには,乱数キーの紙片を前列の学生にまとめて渡して後ろに順送りさせたりしては無意味で,配布時に学生が複数のキーを入手しないように監視する必要があります. カードリーダを教卓の近くに置いて,同一学生が複数回のカードスキャンを行わないように監視することと,どちらが楽でしょうか.
そもそも,学生証って,そんなに気安く他人に貸せるものでしょうか? 学生証のスキャンをもって本人の出席とみなすという立場は十分に現実的だと思います.学生証を友人に躊躇なく貸すような学生は,代返という不正行為以前に問題がある気がします.
皆様コメントありがとうございます。
ちなみに,特許電子図書館の初心者向け検索で「出席管理」を入れると14件の特許公報が見つかります。出席管理の特許の一つについては昔使っていたWikiの2005-09-03で話題にしたことがありました。
私の案にご意見を頂きましたこと、ありがとうございました。ご迷惑かも知れませんが、頂いた意見に関して投稿させて頂きたく、よろしくお願い致します。
> 出席している他人の乱数を盗み見して覚えて欠席している > 友人に教えてしまう学生はいないのでしょうね。
ごもっともな疑問です。 もしそうのようなことをすると、同じ乱数について盗み見た学生と盗み見られた学生の2名が登録しようとするので、データベース上で不正は検出されます(すなわち、1つの乱数には1回しか登録できないようになっています)。2名のうちどちらが不正をしたかを断定することは出来ませんが、もしそんな不正を何回も行なえば、怪しい学生として割り出すことは容易です。また、乱数を記した紙片は証拠として保管するように学生に頼んでいます。不正がばれることは学生も気がついているので、盗み見の不正を行なう学生はほとんどいません。
> 乱数キーの紙片を前列の学生にまとめて渡して後ろに > 順送りさせたりしては無意味で
そのようなことはしていません。座席の一列ごと(最大5人)に人数を確認して、その枚数を1列ごとにまとめて渡します。人数分しか渡しませんので、ご指摘のような不正は出来ません。このようは配布方法でも、200名程度ならば2~3分で行なえます。「カードリーダを教卓の近くに置いて,同一学生が複数回のカードスキャンを行わないように監視する」ことは、かなり時間がかかると思いますが、いかがでしょうか? 監視しても、「君は2回目だよね」と指摘できるものではない、指摘しても学生に「ちがいます」と言われれば対処しようがないという欠点もあると思います。さらに、学生証を忘れたと申告する学生に対応しなけらばならない点も欠点ではないでしょうか。
> そもそも,学生証って,そんなに気安く他人に貸せるもの > でしょうか? 学生証のスキャンをもって本人の出席と > みなすという立場は十分に現実的だと思います.
必ず他人に学生証を託す学生がいると思うのが普通ではないでしょうか? 実際にそのようなシステムを導入した大学からも、不正防止に対する不信感があることを伺っています。学生の倫理観を信じているというのであれば、出席管理システムは必要なく、学生の自己申告で出席管理を行なえば良いことになりませんか? システムを導入する以上、学生を信じるとか信じないとかのレベルでなく、不正を排除できる論理的な仕掛けが必要だと思います。 出席管理に携帯電話を用いる場合でも、これを他人に託す学生は必ずいると思います。
> 学生証を友人に躊躇なく貸すような学生は, > 代返という不正行為以前に問題がある気がします.
そのお考えには、もちろん賛成するところですが、出席管理システムでの現実的な対応とは切り離して考えるべきではないでしょうか?
私の案にご意見を頂きましたこと、重ねて御礼申し上げます。
oogakinetさん返信ありがとうございます.「普通」や「現実的」に対するセンスがoogakinetさんと私ではまるで違うようで議論にならないように思えますが,最後に一言. 学生証スキャン方式では理論的に不正が可能であること,実際にその不正を懸念する意見があること,ご提案の方式が不正を原理的に排除するために有効であることは,私は納得していますし,異を唱えません. しかし,学生証のスキャンで出席を認定することを「厳密ではないが現実的である」と判断し,その考えに基づいたシステムを受け入れることは,ひとつの立場ですし,私はその立場を支持します.その立場をとることで,学生にとって簡便な出席申告方式と教員側の出席管理自動化が同時に実現できるわけです.その立場をとる大学や教員に対して「それは理論的に不正が可能」という一点だけでダメなシステムだと批判するのは,大きなお世話だと思います.
boisewebさん、済みませんでした。けっして悪意を以って投稿したことではないこと、その点ご理解頂きたく、本当に申し訳ありませんでした。
サイトのokumura管理人さまにおきましては、私の投稿からの成り行きはサイトとして意図された方向では無かったに違いなく、静謐なサイトを擾乱致しましたこと、申し訳ありませんでした。
今後慎みたく、お許しください。
いえ,とんでもありません。興味ある方法をご紹介いただきありがとうございました。今後ともご意見ぜひお願いいたしますm(__)m
大学の授業で出席をとるということは、意欲関心態度を成績に反映させるということなのですが、本来は知識理解技能で成績をつけるべきなんですよね。
現実には出席をつけないと出席しない学生(生徒?)がいて、出席しないからテストの点が低い。それでも理由をつけて卒業させないと保護者から怒られる…というスパイラル(ポジティブフィードバック)なんですかね。
資格試験免除(あるいは単位取得が受験条件)に該当する科目(医師免許とか建築士とか…)では、出席を成績に反映させることはやめて欲しいなぁと思ったりしています。
おせっかいな指摘かとは思いますが,大学の授業で「出席を記録する」ことと「出席状況を成績に反映させる」ことは区別して論じるべきではないでしょうか. いわゆる「出席点」はけしからんという意見には同感ですが,出席を記録することの目的は「出席点」のためとは限らないと思います.大学によっては「授業の2/3以上出席の学生のみ期末試験受験可」などという規程が(実態はともかく形式的には)あったりしますし,「欠席届」なる定型書式も効力はともかく多くの大学にあります.
ちなみに,JABEEは「いわゆる『出席点』は厳禁」という立場をとっています.教育課程の認証という目的を考えれば当然ですね. それにひきかえ,私の職場は認証評価への対応という名目で「成績は多様な観点から評価するために期末試験のみで決めるのでなく平素の受講態度を反映…ゴニョゴニョ」と,むしろ出席点を奨励するかのような訳のわからないことを言っています.
出席を点数にするかどうかともかくとして、必修科目で出席をとることは、学生が恒常的に大学に出てきているかどうかを知る唯一の手段だったりします。場合によって、その情報が重要になる局面も、、、
>「成績は多様な観点から評価するために期末試験のみで決めるのでなく平素の受講態度を反映…ゴニョゴニョ」
という表現は、ポートフォリオ型成績判定(という言い方が正しいのかはちょっと自信がない。)を視野に入れたものではないでしょうか。
言い換えると、期末試験一本やりではなく、平常の学習履歴をきちんと評価するべきだと言う考え方に基づいているわけですが、当然のことながらシステム化の余地があり、LMSの次はポートフォリオだとのたまっておられる会社も多いやに聞きます。
三重大学でも海外からeポートフォリオの専門家に来てもらって講演してもらうなどの取り組みをしていますが,ひとくちにeポートフォリオといってもいろいろ温度差があるようです。とりあえずうちは提出物をすべてMoodleで管理している分にはこれをeポートフォリオとして使うかどうかは教員次第ということになりそうです(海外のeポートフォリオには就職活動用という面もあるみたいなのでLMSと切り離して考える向きがあるのでしょうけれど)。
大学教育の文脈で言う「ポートフォリオ」はe-learningと独立の概念で、別に紙ベースでも実現できるのだけれど、BlackBoardなどのe-learning業界が、大学業務の全てをシステム化する中で組み込んできたのかなぁ…などと理解しています。 別の言い方をすると、教育そのもののデザインの中に「ポートフォリオ」という考え方があり、それにICT的な受け皿を用意しているのだろうと理解しています。 この辺の話は、昨年初夏の大学教育学会大会のシンポジウムでICUの方が、相互評価との関連で話されていたようなかすかな記憶があります。(大学教育学会誌にシンポジウムの講演録は載っているのですが、今手元にありませんし、e-learningについて触れていたかどうかは自信がありません) LMSの動向については、ベンダーの営業が「ポートフォリオがどうこう」言うので聞いてみたら上記のようなことをごにょごにょ言っていたので、記憶が混乱している可能性もあります。 耳学問で申し訳ありません。
ありがとうございます。私もいろいろ情報収集していますが,また何かわかりましたらご教示ください。
先日IEICE総合大会で行
先日IEICE総合大会で行った名城大学は(少なくとも私がいた教室は)ICカードで出席を取るシステムのようでした。
ただ、端末がドアのすぐ横にあるので、カードを触れるだけで、教室に入ってこない学生がいるんじゃないかと思いました。そう考えると、結局授業の中でも課題を出すなどして、二重にチェックする必要があるのかもしれません。
二重にチェック
授業開始時と終了時の両方にICカードでチェックしているところもあるようです(それだって中抜けが可能ですが)。
名城大学
名城大学の教職の授業に潜ったことがあります。始まってすぐに出て行って、最後ギリギリに戻ってきた学生さんがいましたよ。(後は途中でアイスクリームを買いに行った学生さんとか)
へー、できるんだ
ということで、面白そうなのでやってみる気になっています。
韓国視察で大学全体で携帯で自動出席確認のシステムを見てから、ずっと考えていることです。
やたら金がかかりそうなので足踏みしているのですが、これならちょっと試してみる価値はありそうですね。
それはひどい
でも、当然そいうことは考えておかないといけませんね。
イタチごっこのイタチがITに変わっただけでは無駄遣いだけですからね。
ただ、韓国だと、学生の目の色が違うので、日本のようにずる休み平気、どうせ親が学費を出しているから、というのとは違うような気がしました。休講すると苦情が出るぐらいのコスト意識は日本でもそろそろ定着しないですかね。
通信コストを気にします
>携帯で自動出席確認のシステムを
どこで学習してもいいから,携帯電話で連絡の取れるところ(掲示板システムとメールが連動)にいること
という携帯電話を活用した授業があるのですが,始めた頃は学生も便利に利用していましたが,最近は「パケット料金を学校が負担してくれるんですか?負担しないなら使いません」という苦情を言う学生がでてきたとうちのボスが言ってました。
導入の目的
今年から非常勤講師をする(夏期集中なのでまだ講義をしていません)大学の講師向けの説明会に行ったら,今年からICカードでの出席確認を始めるとの話がありました.
導入の大きな理由のひとつは,学生から「ある日の講義に出席したはずなのに,出席扱いになっていない.先生に言っても出席したことになっていないと言われた」という抗議がたびたび持ち込まれるので,そのような場合に確認できるようにしたい,との話でした.
代返は防ぐことができないのでは?
友達にICカードを託してカードリーダに通してもらうタイプの「代返」は、防ぐことが出来ないのではないかという疑問があるのですがいかがでしょうか? ICカードやRFID、もしくは電子すかし入りの学生証を用いて出席を採るシステム導入のニュースを聞くたびに不思議に思います。 そのような代返は容易なので、必ずかなりの割合の学生が行なうと思います。
ICカードによる出席管理システムを導入した大学の教員の方が、「代返相当の不正があるのは明白なので、ICカードを用いて得られた出席情報は参考情報程度に扱う、または、時々昔ながらの点呼を行ってそちらの出席情報を信用する」という話を聞いたことがあります。「『ICカードを忘れた』と申告する学生に対応する手間もあり、楽になった気がしない。申告が本当なのか、友達の分を申告している不正なのか、疑う気苦労だけでも負担である。」とも話しておられました
「カードリーダでの出席確認はダメ」というのが私の結論なのですが、いかがでしょうか?
私は、webを用いた次の方法で出席管理を行なっています。
http://blog.goo.ne.jp/oogakinet2007/d/20070513
代辺防止が特許になる?
こんな簡単なことが、特許の対象になるとは驚きです。
ついでにいうと、出席している他人の乱数を盗み見して覚えて欠席している友人に教えてしまう学生はいないのでしょうね。
代返を防ぐ監視の手間
oogakinetさん提案の方式は「学生に複数の乱数キーを入手させない」ことで代返を防ぐわけですが,そのためには,乱数キーの紙片を前列の学生にまとめて渡して後ろに順送りさせたりしては無意味で,配布時に学生が複数のキーを入手しないように監視する必要があります.
カードリーダを教卓の近くに置いて,同一学生が複数回のカードスキャンを行わないように監視することと,どちらが楽でしょうか.
そもそも,学生証って,そんなに気安く他人に貸せるものでしょうか? 学生証のスキャンをもって本人の出席とみなすという立場は十分に現実的だと思います.学生証を友人に躊躇なく貸すような学生は,代返という不正行為以前に問題がある気がします.
出席管理の特許
皆様コメントありがとうございます。
ちなみに,特許電子図書館の初心者向け検索で「出席管理」を入れると14件の特許公報が見つかります。出席管理の特許の一つについては昔使っていたWikiの2005-09-03で話題にしたことがありました。
ご意見ありがとうございます
私の案にご意見を頂きましたこと、ありがとうございました。ご迷惑かも知れませんが、頂いた意見に関して投稿させて頂きたく、よろしくお願い致します。
> 出席している他人の乱数を盗み見して覚えて欠席している
> 友人に教えてしまう学生はいないのでしょうね。
ごもっともな疑問です。
もしそうのようなことをすると、同じ乱数について盗み見た学生と盗み見られた学生の2名が登録しようとするので、データベース上で不正は検出されます(すなわち、1つの乱数には1回しか登録できないようになっています)。2名のうちどちらが不正をしたかを断定することは出来ませんが、もしそんな不正を何回も行なえば、怪しい学生として割り出すことは容易です。また、乱数を記した紙片は証拠として保管するように学生に頼んでいます。不正がばれることは学生も気がついているので、盗み見の不正を行なう学生はほとんどいません。
> 乱数キーの紙片を前列の学生にまとめて渡して後ろに
> 順送りさせたりしては無意味で
そのようなことはしていません。座席の一列ごと(最大5人)に人数を確認して、その枚数を1列ごとにまとめて渡します。人数分しか渡しませんので、ご指摘のような不正は出来ません。このようは配布方法でも、200名程度ならば2~3分で行なえます。「カードリーダを教卓の近くに置いて,同一学生が複数回のカードスキャンを行わないように監視する」ことは、かなり時間がかかると思いますが、いかがでしょうか? 監視しても、「君は2回目だよね」と指摘できるものではない、指摘しても学生に「ちがいます」と言われれば対処しようがないという欠点もあると思います。さらに、学生証を忘れたと申告する学生に対応しなけらばならない点も欠点ではないでしょうか。
> そもそも,学生証って,そんなに気安く他人に貸せるもの
> でしょうか? 学生証のスキャンをもって本人の出席と
> みなすという立場は十分に現実的だと思います.
必ず他人に学生証を託す学生がいると思うのが普通ではないでしょうか? 実際にそのようなシステムを導入した大学からも、不正防止に対する不信感があることを伺っています。学生の倫理観を信じているというのであれば、出席管理システムは必要なく、学生の自己申告で出席管理を行なえば良いことになりませんか? システムを導入する以上、学生を信じるとか信じないとかのレベルでなく、不正を排除できる論理的な仕掛けが必要だと思います。 出席管理に携帯電話を用いる場合でも、これを他人に託す学生は必ずいると思います。
> 学生証を友人に躊躇なく貸すような学生は,
> 代返という不正行為以前に問題がある気がします.
そのお考えには、もちろん賛成するところですが、出席管理システムでの現実的な対応とは切り離して考えるべきではないでしょうか?
私の案にご意見を頂きましたこと、重ねて御礼申し上げます。
出席管理(これで最後にします)
oogakinetさん返信ありがとうございます.「普通」や「現実的」に対するセンスがoogakinetさんと私ではまるで違うようで議論にならないように思えますが,最後に一言.
学生証スキャン方式では理論的に不正が可能であること,実際にその不正を懸念する意見があること,ご提案の方式が不正を原理的に排除するために有効であることは,私は納得していますし,異を唱えません.
しかし,学生証のスキャンで出席を認定することを「厳密ではないが現実的である」と判断し,その考えに基づいたシステムを受け入れることは,ひとつの立場ですし,私はその立場を支持します.その立場をとることで,学生にとって簡便な出席申告方式と教員側の出席管理自動化が同時に実現できるわけです.その立場をとる大学や教員に対して「それは理論的に不正が可能」という一点だけでダメなシステムだと批判するのは,大きなお世話だと思います.
申し訳ありませんでした
boisewebさん、済みませんでした。けっして悪意を以って投稿したことではないこと、その点ご理解頂きたく、本当に申し訳ありませんでした。
サイトのokumura管理人さまにおきましては、私の投稿からの成り行きはサイトとして意図された方向では無かったに違いなく、静謐なサイトを擾乱致しましたこと、申し訳ありませんでした。
今後慎みたく、お許しください。
Re: 申し訳ありませんでした
いえ,とんでもありません。興味ある方法をご紹介いただきありがとうございました。今後ともご意見ぜひお願いいたしますm(__)m
青森大学のシステム
意欲・関心・態度と知識・理解・技能
大学の授業で出席をとるということは、意欲関心態度を成績に反映させるということなのですが、本来は知識理解技能で成績をつけるべきなんですよね。
現実には出席をつけないと出席しない学生(生徒?)がいて、出席しないからテストの点が低い。それでも理由をつけて卒業させないと保護者から怒られる…というスパイラル(ポジティブフィードバック)なんですかね。
資格試験免除(あるいは単位取得が受験条件)に該当する科目(医師免許とか建築士とか…)では、出席を成績に反映させることはやめて欲しいなぁと思ったりしています。
出席をとることの目的
おせっかいな指摘かとは思いますが,大学の授業で「出席を記録する」ことと「出席状況を成績に反映させる」ことは区別して論じるべきではないでしょうか.
いわゆる「出席点」はけしからんという意見には同感ですが,出席を記録することの目的は「出席点」のためとは限らないと思います.大学によっては「授業の2/3以上出席の学生のみ期末試験受験可」などという規程が(実態はともかく形式的には)あったりしますし,「欠席届」なる定型書式も効力はともかく多くの大学にあります.
ちなみに,JABEEは「いわゆる『出席点』は厳禁」という立場をとっています.教育課程の認証という目的を考えれば当然ですね.
それにひきかえ,私の職場は認証評価への対応という名目で「成績は多様な観点から評価するために期末試験のみで決めるのでなく平素の受講態度を反映…ゴニョゴニョ」と,むしろ出席点を奨励するかのような訳のわからないことを言っています.
安否情報としての出席確認
出席を点数にするかどうかともかくとして、必修科目で出席をとることは、学生が恒常的に大学に出てきているかどうかを知る唯一の手段だったりします。場合によって、その情報が重要になる局面も、、、
>「成績は多様な観点
>「成績は多様な観点から評価するために期末試験のみで決めるのでなく平素の受講態度を反映…ゴニョゴニョ」
という表現は、ポートフォリオ型成績判定(という言い方が正しいのかはちょっと自信がない。)を視野に入れたものではないでしょうか。
言い換えると、期末試験一本やりではなく、平常の学習履歴をきちんと評価するべきだと言う考え方に基づいているわけですが、当然のことながらシステム化の余地があり、LMSの次はポートフォリオだとのたまっておられる会社も多いやに聞きます。
LMSの次はポートフォリオ
三重大学でも海外からeポートフォリオの専門家に来てもらって講演してもらうなどの取り組みをしていますが,ひとくちにeポートフォリオといってもいろいろ温度差があるようです。とりあえずうちは提出物をすべてMoodleで管理している分にはこれをeポートフォリオとして使うかどうかは教員次第ということになりそうです(海外のeポートフォリオには就職活動用という面もあるみたいなのでLMSと切り離して考える向きがあるのでしょうけれど)。
ポートフォリオとeポートフォリオ
大学教育の文脈で言う「ポートフォリオ」はe-learningと独立の概念で、別に紙ベースでも実現できるのだけれど、BlackBoardなどのe-learning業界が、大学業務の全てをシステム化する中で組み込んできたのかなぁ…などと理解しています。
別の言い方をすると、教育そのもののデザインの中に「ポートフォリオ」という考え方があり、それにICT的な受け皿を用意しているのだろうと理解しています。
この辺の話は、昨年初夏の大学教育学会大会のシンポジウムでICUの方が、相互評価との関連で話されていたようなかすかな記憶があります。(大学教育学会誌にシンポジウムの講演録は載っているのですが、今手元にありませんし、e-learningについて触れていたかどうかは自信がありません)
LMSの動向については、ベンダーの営業が「ポートフォリオがどうこう」言うので聞いてみたら上記のようなことをごにょごにょ言っていたので、記憶が混乱している可能性もあります。
耳学問で申し訳ありません。
Re: ポートフォリオとeポートフォリオ
ありがとうございます。私もいろいろ情報収集していますが,また何かわかりましたらご教示ください。