動かないコンピュータ:Vista

日経コンピュータの人気連載「動かないコンピュータ」,2007/4/2号はVista。e-Govの電子申請もベリサインマネージドPKIもいまだにVistaに対応できていない。ベリサインはともかく,国の基盤をWindows(当時はXP)に強く依存する作り方にしてしまったのはなぜか。

OSという意味で言うと

OSという意味で言うとMacも対応しているはずです。
当時、政治家がmac所有率が高いという理由で対応させられた記憶があります。

動いても遅い

先日、某大学生協の新入生パソコン説明会の手伝いをしました。「11:00から」という予定だったのですが、直前になって「11:30から」と予定変更になりました。

なんでだろうと思いながら11:30にいってみると、「講習会の前半でアクティベーションの説明をしていたら、XP時代と比べて、Vistaはものすごく時間がかかった。そのために30分延長せざるを得なかった。」とのこと。

だめじゃん…それ。

Mac対応

ほんとだ,JPKIもe-Gov電子申請もMac OS X 10.4クライアントができていますね。利用者クライアントソフトに関する情報

Windowsをお使いの場合、ダウンロードを安全に行っていただくため、お住まいの市区町村で公的個人認証サービスの電子証明書の発行を受けた際に配布される利用者クライアントソフトのCD-ROMを利用して「公的個人認証サービスブリッジ認証局の自己署名証明書の登録」を行った後にご利用ください。 なお、Mac OS(Mac OS X v10.4以降)の場合は、上記手順の実施は不要です。

ってのはJPKIのルート証明書で書いたことなのでしょう。

まだ使えません

例えば

法務省オンライン申請システムの利用環境
http://shinsei.moj.go.jp/usage/kankyou.html
裁判所オンライン申立てシステムの利用環境
http://www.ns-shinsei.courts.go.jp/environment.html

法務省の場合は「登記申請書作成支援ソフトウェア」等の、裁判所の場合は「申立てプログラム」のインストールをそれぞれ要求されますので、実務レベルとしてはまだMac対応ではないですね。

Macユーザとしては改善をもちろん期待したいのですが、
「電子申請:1件1500万円 5官庁でIT予算むだ遣い」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070329k0000e010079000c.html
のような報道もあって、コストをかけにくくなっている現実もあるのかもしれません。

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