Alan Kayの講演

グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ・シンポジウムin津「世界連携型ユビキタス産業クラスター」でのAlan Kayの講演が終わった。これに先立つ亀岡先生のお話では彼がubiquitousという言葉を使った講演をするのは初めてだそうである。確かにubiquitousという言葉を最後に一回くらい使われた。このシンポジウムが推進するフィールドサーバのスライドを1枚だけ含めたのも破格のサービスなのだろう。

それ以外では歯に衣着せぬことをしゃべってくださった。米国がイラクにかける金を教育に使えばすばらしいコンテンツができるはずだ,等々。フロアからの「インターネットやGoogleについて全然話がなかったがどうしてか」という質問に対して,いやインターネットは重要だしOLPCでもネットにつなげるようにしているといった話をされた後で,ただしGoogleで調べるような教育は最悪だとぼそっとおっしゃった。これが私が一番聞きたかったことだった。

Alan Kay
Children First! A Laptop For Every Child In The World

Alan Kay
OLPC

Alan Kay
OLPC用の教材を作るのに1時間の授業に100万ドルかけても75億ドルでできる。アメリカはイラクに毎月80億ドルかけている。

教育

昨今、「調べる」とか「教える」ことばかり議論してますが、、、
「考えること」こそ大切って話が貴重でしたね。

はっきりいって、いまさらSqueakの話はどうでもよくって、最後のQ&Aがなければつまらなかったという感想になるところでした。

ちなみに、今回の講演のきっかけになったのが我々が開いた去年の世界ミーム博覧会だったとは。ミームのひろがりを感じます。

Re: 教育

今日は遠くからありがとうございました。そういえばSqueakの部分はミーム博のときとほとんど同じでしたね。あの最後の質問をしてくださったかたに感謝!

発想法ばんざい

ミーム博覧会には参加しませんでしたが,コミュニケーション・コラボレーションシンポジウムで端山先生とお話させていただいたこと−内容は忘れてしまってるけど,彼からあたえられた刺激−がずっとひっかかっています(ミームの何たるかは全然わかりませんが,感染まではいかないにしても接触はあったのでしょう)。覚えさせることに偏ってしまうことを阻止したいと思いながらも,それこそが勉強だと思いこまされて育ってきた生徒(とそんな風に育ててきた学校)の要求とどうすりあわせていったらいいのか,ずっと悩んでます。

Vista

> アメリカはイラクに毎月80億ドルかけている。

Vistaをインストールしていて気づいたのですが,Vistaの開発費が60億ドルだそうです。

あらんけい

安蘭けいってだれ?

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