その中のこの発言に紹介されているSawkins v Hyperionのケースに注目。17世紀のLalandeの音楽を校訂したSawkinsが,これを使用した演奏をCD化した小さなレコード会社Hyperionを訴え,50万ポンドを勝ち取った。これに比べればベーレンライターに支払われた権利料40万ドルは安い。
一つ上で書いたSawkins v Hyperionで50万ポンドという額はあちこちに書かれているものの,具体的に確認することはできませんでした。ここにはHyperion側の話として“hundreds of thousands of pounds if not a million”と書かれています。IMSLPが閉鎖で楽譜の校閲権の話が出たので思い出して改めて調べてみました。
これはっ!!!
次は生誕100年のショスタコーヴィッチあたりを期待(違)。
松坂投手と比較するのはともかく、某党首もタウンミーティングの
処分で返納する金をこういうものに回してくれたらちょっと
見直すんだけどなぁ
・・・と言ってみるテスト :-)
ちなみに
リダイレクトされるページのURLを見てもわかるように,このMozarteumのサイトはMamboで作られているようです。このページのドイツ語をMacのウィジェットで訳したらBärenreiter-Verlagがthe bear rider publishing houseになってしまいました。
12月は第九が聴きたいのですが,自筆譜は私の実力では読めないのでIMSLPにあるものをダウンロードしたら欠けているページがあり,知らせてあげたらこのページに私の名前が載ってしまいました(がまだ対応されてません)。実はミニスコアもどこかに持っているのですが。
Naxosで聴ける第九はフルトヴェングラー,シューリヒト,ワインガルトナー,ノリントンなどがあるのですが,新しいヴァンスカのものがびっくりするほど新鮮!
以下,単なるメモ。NDJ公式ブログ第1番 「池尻の不思議な役人」 | ヴァンスカの第九について。にヴァンスカの演奏の要点がまとめられている。その他気づいた点として,第3楽章53小節の第1バイオリンの最初の16分音符が全音のスコアでも今まで聴いたどの演奏でもCなのに,ここではDで演奏されている。自筆譜はどう見てもDだ。たぶんこれもBärenreiter版で正されたのだろう。他にもいろいろ気づいたと思ったが原稿を書きながらなので忘れた。ベートーベンのBärenreiter版もネットに出てほしいなぁ。——いろいろ書いたけれど,「ベーレンライター 第九」で検索すれば,もっと詳しい考証がたくさん見つかった。
第9と言えば来週末
第9と言えば来週末の 23 日に NHK-FM で「今日は一日第9三昧」の放送がありますが、ここ数年の「FM ラジオは...」という話にループしそうな予感。
ネットラジオでも年内に何度か第9の放送があります。狙い目は日本時間では来年の 1/1 になってしまいますが、DeutschlandRadio で生中継するジルベスターコンサート(ヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団)のかなぁ?
http://www.dradio.de/dkultur/sendungen/konzert/573778/
と言いつつ、多分↑のは録音して BS2 で生中継するベルリンフィルのジルベスターを観てるような気がする :-)
Re: 第9と言えば来週末
情報ありがとうございます。そういえばうちはBSもないのでした。
スラドでも
スラッシュドット ジャパン | モーツァルトの楽譜全集をオンラインで無償公開。
Re: スラドでも
その中のこの発言に紹介されているSawkins v Hyperionのケースに注目。17世紀のLalandeの音楽を校訂したSawkinsが,これを使用した演奏をCD化した小さなレコード会社Hyperionを訴え,50万ポンドを勝ち取った。これに比べればベーレンライターに支払われた権利料40万ドルは安い。
Sawkins v Hyperion