必修科目削減論にならなければいいが

校長の9割 指導要領不備指摘(NHK):「必修科目については77%が「多すぎる」」,必修科目 中教審で再検討へ(NHK):「必修科目の負担が大きい」。こういう話が進むと,大学受験で必要ない科目は教えないでよい,したがって「情報」も教えないでよい,ということになりかねない。世界史や情報だけでなく,物理も外される傾向にある(理系でも物理が選択しにくい,理科総合Aでも化学しかやらない)。

だーかーらー

30時間じゃ足りないから34時間くれという話にならないかな。

卒業認定テスト

学習指導要領が絶対に正しいとは思っていませんが,それが高校で必要な学習内容だと定められている以上,高校の内容も満足にできないのに大学受験なんてちゃんちゃらおかしい,という話もあっていいように思います。

教育(教養)は頭にないのか?

こんばんわ。
若輩者がまた失礼します。

文科省、教委会、現場それぞれいい分はあるんでしょうけど、企業努力・プロ意識が足らん・誤っているのかなぁと感じます。

修正・改善するならするでいいのですが、どうもマスメディアからくる情報(もちろんこれがすべてでは正しいわけではないですが)を整理すると、身につけるべき教養・教育について問われておらず、損得勘定なことばかりで少し悲しいというか呆れるというか…。

高校は大学入学の為の学習場ではなく教養を深める場としたうえで(学習場だと言い張るならもう…)、英数理国社家芸体情(何か抜けてたらすいません)どれも一般教養として(自己)成長の上で大事なわけで、そう考えると「必須科目4割って多いの?」「減らして大丈夫?」と思うんですけどねぇ。

週5制で時間が足りないのなら、毎日1コマ増やしたら土曜分カバーできるわけです。そういった企業努力が見えないのがちょっと疑問。
#部活動の時間が減る?
#入試入試いう人なら部活動はいらないですよね?

入試に特化させすぎているから能力低下が進むんじゃ?と思う今日この頃。ちょっと日本のこれからを心配してしまいます。

確かにwatayanさんの言

確かにwatayanさんの言うとおり、高校とも大学とも文部科学省からも独立した卒業資格認定機関が必要かな、と思います。まあ外圧が必要かな。
フランスのバカロレア、ドイツのアビトゥアのように、幅広い内容を問うて卒業資格=大学入学資格とすれば、(つぶれる高校やドロップアウトしてしまった人の対応が必要ですが)高等学校の教育の質も、大学入学者の質も担保できるでしょう。

あ、yodnさん、
社会という教科は今の高等学校にはありません。地歴と公民に分けられています。必修科目4割、というのは最低単位数に対しての4割ですから、実際はもう少し割合は低いハズですよ。

高校の教員が、何を学習させたらこの学校を卒業したことになるのか?というのを真剣に考えていかないことには、今回のような問題はずーーーーっと生じますよ。教員がお上の言うことをジッと待っているような状況を変えていかないと、生徒たちもじっと待っている状況になるのは当たり前ですわ。

 入試に特化してし

 入試に特化してしまうのは、入試でしか教師や学校の能力を測れないと思っている教師や学校や家庭や社会の姿勢の問題でもあると思います。まあ尺度が一つってのは比較するのも楽なんですよ。「心身ともに健康な国民の育成を期して」(教育基本法)はいないわけです。
 なもんで、alternativeな考え方を持った教員は疎まれたり煩がられたり煙たがられたり蔑まれたり馬鹿にされたりすることもあるわけです。

大学教育も、「大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。」(学校教育法)という中に、「高等学校等における教育の基礎の上に」とでも書いておいて、高校教育(等)をちゃんと受けてこないと困るぞ、と明示してもいいかもしれませんな。
#そういえば大学の道徳的能力ってなんでしょうか?

価値観・体質を変えるのは難しい。でもやってかないとなぁ…。

> だきわ様
コメントありがとうございます。
地歴公民は完全に別枠なんですね。

入試に特化してしまうのは、確かに社会の目がその人の人間性とか能力を出身校とかで見てしまう風潮があるからなんですよね。
しかもこういった価値観・体質をもっと広い視野でみていけるようにするのには非常に難しい…。

外圧も大事だとは思うんですが、今の価値観(大学合格が第一)のまま外部卒業認定機関を求めたとしても、今度はその認定の為の学習場になってしまうのでは?と危惧してしまいます。結局、高校の現状となんら変わらない気もするんです。高校以上は義務教育ではないのですから、様々な分野についの知識が身についてないとさらに上にはいけないぞ!いかせられないぞ!という「強い姿勢」を教育界は見せてほしいと思います。

教育の成果が入試や部活動等の結果でしか目に見えて評価できない難しさも影響してるとは思うんですが、やはり周囲の理解が得られないのが改善に向かない方向なんでしょうね。

#文科省はじめ教育界は言葉は悪いけれども
#もっとマスメディアを利用すべき

> そういえば大学の道徳的能力ってなんでしょうか?
地域・社会への研究成果の還元でしょうか?
最近産学協同成果物が市場に出回ったりしてますよね。

ええと、フランスの

ええと、フランスのバカロレアとかドイツのアビツアのような試験であれば、試験対策といっても、本人の考える力を極限まで伸ばさなければ合格できませんから、受験対策に走るようなことはできないでしょう。(そんな対策に走る教員や学校は駆逐される。)
#後は高校現場の気合と根性(笑)だけですわ。

フランスのバカロレアとかドイツのアビツアは、かなり試験内容が知識だけを覚えるのではないので、非常に難しいんです。(だからフランス人は日本の高卒者の割合を知るとびっくりするんですよ。)

高卒認定

> だきわ様
> フランスのバカロレアとかドイツのアビツアのような試験
なるほど、かなり考えられた試験なのですね。
無知でのコメント、失礼いたしました。

#でもそうすると…
#現状の大学より卒業が難しくならないんでしょうか(笑)。
#いやそれは非常にいいことなんですけどね。

> 後は高校現場の気合と根性(笑)だけですわ。
高校、大学(院)という非義務教育を比べた時に、
高校は生徒(学生?)に対して、過保護すぎる気がするんですよねぇ。

識字率を考えると日本ってすごい国なんですけどね。やっぱり。
#でもそれは義務教育の話なわけで…

http://www.ne.jp/asahi/yabe/m

http://www.ne.jp/asahi/yabe/masafumi/suite/essay005.html
バカロレアについてはいろんな説明がありますが、中身について結構書いてあったので紹介しておきます。もちろん日本とフランスで何を求められているのか、ということも考えないといけませんが、日本でやったら0点続出じゃないでしょうかねえ。

総合的な知識

> だきわ様
バカロレアの情報ありがとうございます。
採点側は大変そうだけど、
様々な視点から論述できそうで、
面白そうな試験ですね。

もっと長いスパンで

>教員がお上の言うことをジッと待っているような状況を変えていかないと、
>生徒たちもじっと待っている状況になるのは当たり前ですわ。
お上の言うことというより,入試状況をじっと見てるのが現状だと思いますが,教員がそうだから生徒たちも入試のことだけを見てる…という点ではやはり同じですね。
ずいぶん前にTVのニュースで小中一貫教育を始めた学校が取り上げられていたのですが,そこの教員が「小学校でも中学の内容を意識して授業をするようになった」と言ったのを聞いて驚きました。今まで何やってたんだ,そいつは。生徒たちがやがて大人になって社会の中心になっていく,そのために必要なことをそれぞれの段階できちんと考えていかないと,学校という存在の価値がなくなってしまう。

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