Tufteの新著

Edward Tufte: Beautiful Evidence が届いた。SparklineやCognitive Style of PowerPointなど彼一流の話が満載。

[2006-09-01追記] Cognitive Style of PowerPoint ではスペースシャトル事故を防げなかった一つの原因は NASA に蔓延る PowerPoint プレゼンにあったと指摘している。この本が入手できなかったら少なくとも Ask E.T.: PowerPoint Does Rocket Science--and Better Techniques for Technical Reports というページに目を通されたい。

[2006-09-02追記] なかなか一気に書く時間がない。TufteのPowerPoint批判については2005-04-15あたりから書こうと思って書けていないのであった。そうしているうちにも高校の情報Aなどでちゃんとした論理的な文章の組み立て方ではなく単なる箇条書きをPowerPointで優れたプレゼンテーションに見せる偽術が教えられている。

[2005-09-05追記] コメント「PowerPoint 絶対主義」でたいへんおもしろい記事を教えていただいた(元記事:Absolute Powerpoint)。ついでに書き足しておくと,TufteのPowerPoint批判は2003-12-14のSlashdotで PowerPoint Makes You Dumb として取り上げられて有名になったのだ。ちなみにTufteが私の日記に登場したのは1999-07-21が最初で,Edward Tufte という最終更新日2000-11-22の書きかけのページも見つけた。

[2006-09-06追記] Moodleのドキュメント PowerPoint にPowerPointのファイルサイズを小さくする方法などとともにTufteの本や主張が紹介されていた。

[2006-09-07追記] 上に書いたPowerPointのファイルを小さくする方法とは画像をコピペせずJPEGやPNGなどの圧縮フォーマットで保存たものを配置すること。試しにKeynoteでやってみたら,コピペした画像はpict形式で挿入され,しかもページを複製すると内部の画像も二つになってしまうのに対して,保存された画像の配置では元のままのファイルサイズで,複製しても増えない。ちなみにKeynoteの保存形式は一つのファイルではなくディレクトリに構成要素が入るだけである。

PowerPointより先にSqueakでの表現を教える授業

高校でPowerPointを使わされる前に、小中学校でSqueakを教え、プレゼンテーションもSqueakで行う。
http://www.crew.sfc.keio.ac.jp/squeak/text/ver2/html/index_p4_c10_s1.html
これならPowerPointを購入しなくてすむし、Squeakで遊ぶこともできる一石二鳥。

参考までに:
http://opentechpress.jp/article.pl?sid=06/09/04/0637258&from=rss
Squak授業の例のひとつとして三重の授業の記事にもリンクさせていただきました。

SqueakをPowerPointに

どうもありがとうございます。三重の取り組みのちゃんとしたサイトがなくてすみません。PowerPoint,もともとの話は箇条書き+ポンチ絵ではなくちゃんとした論理的な文章を書く訓練をしようということだったのですが,Squeakなら論理の力も鍛えられるのでいいですね。

PowerPoint 絶対主義

こんなのを教えてくれた人がいました。紹介します。
http://www.blog.net/powerpt-j.htm

Re: PowerPoint 絶対主義

おーっ,これはおもしろいですね!ありがとうございます。

Beautiful Evidence、いいですよね

はじめまして。Beautiful Evidence、いいですよね。私もCGによる情報可視化の分野で研究しているものなので、特にTufteの分析は参考にさせて頂いています。

Tufteは基本的にはPowerPointを否定する姿勢をみせていますが、今後携帯端末やプレゼンテーションのように、解像度の関係で一度に提示できる情報が限られている環境での情報伝達の機会はますます増えてくるように思います。そうした時代に対応した、情報伝達の方法論が新たに確立できるといいですよね。

Re: Beautiful Evidence、いいですよね

コメントありがとうございます。もちろんPowerPointが向くところはありますし(セールスとか説得とか),もっとビットレートの低い情報伝達の方向を考えていくのもおもしろそうですね

Mac + Squeak のインストールと日本語利用について

お世話になります。昨年の金城大学でのワークショップなどでMoodleの使い方等についてご助言を頂きました原田邦彦と申します。

大学で古くなったMac数台を日進市の児童養護施設に寄付することができました。子ども達にSqueakで学んでほしいと思いネットで検索していましたら、このサイトにたどり着きました。

squeakland.jp にアクセスできず、Sqeak日本語版がダウンロードできません。Mac OS X 10.3.9とSqueakの組み合わせで日本語を使いたいのですが、サイトなど教えて頂けませんでしょうか。お忙しい所申し訳ありません。

原田

squeakland.jp

トラブルでアクセスできなかったようですが,今は大丈夫だと思います。

Re: squeakland.jp

まだトラブルが続いているようです。MTUに関係しているのかもしれないとか。とりあえず私のところからは大丈夫のようですので,ダウンロードされたいものを言っていただければこちらでgetします。あるいはプロキシを使ってもいいかもしれません。

Re: squeakland.jp

原因ではないと思いますが、DNSの設定も変です。

タフティ教授のセミナー

いま発売中の『エスクァイア』の特集でタフティ教授の一日セミナーが紹介されていました。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090225
記事は、セミナーの内容よりもむしろなぜアメリカの大学の先生の話は面白いのかという切り口ですね。
 ただしアメリカのセミナーに人が集まるのは、教授の面白さでもスティーブ・ジョブズ人気(笑)でもなく、教職免許の更新制度でインストラクショナルデザインや認知的デザインを学ぶことが要求されているのが大きいと思います。

Re: タフティ教授のセミナー

日本語版4月号でしょうか。探してみます。ありがとうございます。

Re: タフティ教授のセミナー

特集記事がオンライン公開されていました。
http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/esquire/2790/1.html

Re: タフティ教授のセミナー

「挨拶も自己紹介も世間話もなし」,日本のセミナーとは大違いですね!
最後の Don't tell them. Let them find it. は三重大学でも取り組んでいる problem-based learning の標語として使えそうですね。

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