OTFパッケージの作者のWebで正式に「『何々prop』の存在はなかったことに。公開し続けることにはデメリットが大きいと判断した。」との旨の記載がなされました。
とありますが、現状「OTFパッケージについて」のページからは、今朝の段階で従前通りhirapropが引き続きダウンロードできるようです。なお、「狂王の試練場」からは「何々prop」を一切ダウンロードできなくなりました。
ライセンス上の問題であれば本丸の「OTFパッケージ」にも飛び火するような事態にもなりかねないと思っていましたので、その点では問題の切り分けができ、“安心”しました。
今 泉さんのふと沸いたと思われる小さな疑問がこれほどの事態になるとは、この方は掲示板に書いたときには想像だにしていなかったのではないでしょうか。この方を擁護するわけではないのですが、この方がTeXの世界から離れないでもらいたい、掲示板等の書き込み・流れ等に誤解を招くものがあったということは(きっと本人も反省しているでしょうが)反省し、今後の糧にしてもらいたいと思います。
私はかなり前からこのForumに接しておりました。そう遠くない時期に「moriprop」を使いたいという初心者と思われる方にこのForumで返信しましたが、適切なアドバイスをできなかったことを思い出します。これは掲示板を経て、このForumでも質問されましたが、いずれにおいてもフェードアウトしてしまった案件となってしまいました。
奥村先生の著書の5訂版の執筆に影響が出てしまいますね…。
ただ、私もhirapropを解析しましたところ、ごく一部ではありますが、AJ1-5にはないものの、AJ1-6には存在する従属欧文グリフにGbreve(CID+20335・U+011E)があります。
これはhirapropの守備範囲外ということになるのでしょうが、欧文であってもJIS90の字形とJIS2004の字形を変えているフォントベンダーもないわけではありませんので、hirapropの改訂が必要であると思えました。
ただ、元のhirapropが配布済みのものしかないとなれば、0から再構築するしかないのでしょうか…(私は一応持っています)。
OTFパッケージ・「何々prop」にあるofm・tfm・vfファイルについて、各フォントベンダーのライセンス上の問題がないかどうか、情報分野の専門家であられる奥村先生、念のため確認していただけるとありがたいです。
ただ、四六時中TeXと関わっているわけではないので、自身のペースに合わせての作成となりますが、できるだけ早く完成させるよう努力したいと思います。とりあえず、過去の書き込みを熟読させていただき、必要なら文献等を取り寄せるなどして、アルファ版の完成を目指します。
ただ、hirapropの原作者オリジナルのものとのコ-ドの書き方をまったく一致させることは不可能です。しかし、品質面では先に述べた上位互換が保たれた状態にしたい、といまのところ考えています。
>どなたか再構築していただければというつもりで書きました。私がライセンスの責任をとるので作業はlagrangeさんにお任せするというつもりではありませんでした。
>
>この機会にいろいろなかたがVFに取り組まれれば,TeXの可能性が広がると思います。
>フォントのメトリック情報などを調べることは一般論として特に問題ないと理解しています。
そうですね。では私は私なりに調べて作成してみたいと思います。何らかのアルファ版的なものができた場合には、奥村先生に使い物になるかどうかのテストに協力していただくことは可能でしょうか?
そういえば、「今昔文字鏡indexfont」のtfm・vfファイルもどこかで配布されていたように記憶しておりますが、ライセンスに関して、そちらに比べれば大日本スクリーン製造・モリサワのほうが比較的寛容だと思います。