参考文献の表示方法を変更したい

Re: 参考文献の表示方法を変更したい

- 和田 勇 の投稿
返信数: 1

Table of Contents

  1. 改修方針
    1. FUNCTION {article} を変更しました
    2. 出版社(発行元) 未対応について

改修方針

FUNCTION {article} を変更しました

articlebook など様々な形態の title のような各要素の表現方法 を変更するならば FUNCTION {format.title} のような関数をいじれば良いのですが、 要件を見ると、article でもその要素の並べ方が、junsrt.bst と異なるので FUNCTION {article} の書き換えを行うようにしました。

ですので book などで、同様のご要望があれば、類似の書き換えが必要と思われます。

検証は、 junsrt.bst を myjunsrt.bst として複製したものを、 カレントに配置して検証しています。

以下は、myjunsrt.bst の article の [1]:著者名:雑誌名(論文名), までの変更です。

まだまだ修正の余地はありますが、暫定版としてレポートします。

@@ -786,18 +786,34 @@
 }
 FUNCTION {article}
 { output.bibitem
+  ":" *
   format.authors "author" output.check
-  new.block
-  format.title "title" output.check
-  new.block
+  ":" *
+
   crossref missing$
-    { journal emphasize "journal" output.check
+    {
+      % journal emphasize "journal" output.check
+      % 上記を使うと journal の直前に「.」生成されてしまう
+
+      journal emphasize *
+      % format.title "title" output.check
+      % 上記を使うと title の直前に「,」が生成されてしまう
+      "(" *
+      title *
+      ")" *

       format.vol.num.pages output
       format.date "year" output.check

 }
-    { format.article.crossref output.nonnull
+    {
+      % format.title "title" output.check
+      "(" *
+      title *
+      ")" *
+      new.block
+
+      format.article.crossref output.nonnull
       format.pages output
     }
   if$

出版社(発行元) 未対応について

ご要望されている 出版社(発行元) に関しては、どちらも publisher に なるので、後者の発行元は拡大解釈して techreport で利用されている institution で代用しても良いかと思いました。

記入がなければ表示しないと対応すれば良いのですが、要望された出力内容を 見ると、 参考文献情報として volume や number という必要なものが欠けて しまうので、ご意向を確かめたく publisher などを利用する修正を保留とし ました。

和田 勇 への返信

Re: 参考文献の表示方法を変更したい

- 直人 伊藤 の投稿

和田 様

ご返信いただきありがとうございます。

お詫びと訂正

質問にて、[1]:著者名:雑誌名(論文名), 出版社(発行元), ページ, 発行年. としておりましたが正しくは [1] 著者名:雑誌名(論文名), 出版社(発行元), ページ, 発行年. であり、[1]の後の:は不要でした。文章の推敲不足で申し訳ございません。

これについて、私なりに分析したところ、和田さんにご提供いただいたmyjunrst.bstの789行目を削除すればいいと分かりました。もし、これに問題があればご指摘いただけますと幸いです。

ご質問の事項について

ご質問の 出版社(発行元)の体裁についてですが私が体裁として挙げたものは実は私が考えたものではなく指定されたものでして[1] 著者名:雑誌名(論文名), 出版社(発行元), ページ, 発行年. の()の内の内容については論文を引用した場合を想定し私が加えたものです。

もともとは Word での作成が想定された原稿のため、TeX 用のフォーマットがなく、自分で整えようとしたのが今回の対応のきっかけでした。 現在、論文を引用する際の正式な体裁について確認中ですので、確認が取れ次第、あらためてご連絡させていただきます。