MusiXTeX の新版1.39がリリースされました:
https://www.ctan.org/pkg/musixtex
MusiXTeX は TeX により楽譜を作成するという素晴らしいソフトであり、今も不定期に更新が続けられている MusiXTeX の最新の機能がマニュアルにより、日本語で読めたらいいなと思います。
森脇道雄氏が提供してくださっている、MusiXTeX 日本語版マニュアル: http://www.mab.jpn.org/musictex/musixtex_j.html#MusiXJdc
という、素晴らしい日本語texファイルがありますが、これは Version T.98j1(2001年1月2日)という、もう25年近く前のものであり、恐らく MusiXTeX のホットな話題や機能を拾えたものになっていないと思います。
そこで、MusiXTeX のマニュアルドキュメントmusixdoc.pdf を texソースファイルからコンパイルして作ることができれば日本語訳版も作ることができるだろうと考え、
http://icking-music-archive.org/software/musixtex/musixtex139.zip
に収められている \musixtex139\musixtex\doc\musixdoc\musixdoc.ltx
(← 必要なら拡張子を .ltx から .tex にリネームする)を platex でコンパイルしてみたのですが、これが少なくとも私の知見では簡単にタイプセットできないように感じています。それどころか、
%test.tex
\documentclass[twoside,11pt,notitlepage]{report}
\usepackage{musixdoc}
\startmuflex
\makeindex
\begin{document}
a
\end{document}
%--------------------
という texファイルを \musixtex139\musixtex\doc\musixdoc\musixdoc.sty(更新日付2025年6月17日、8:39:52)で platex で処理すると、コンパイルは終了するのですが、出来た musixdoc.dvi が dviout で正常に開けないファイルとなってしまいます。
このようにして、MusiXTeX のマニュアルドキュメントの最新版musixdoc.ltx をタイプセットする方法があれば教えていただくことはできますか?私の環境は、
Windows 11, TeX Live 2025(←ディレクトリ構造を少し変えています)です。logファイルを添付させていただきます。