なるべくローカルで頑張りたいと思っています。
(知人のひとりはCloud LaTeXを強く勧めてくれますが。)
ところで,ISOイメージをダウンロードして,batファイルを(管理者として)実行したところ,無事にインストールが始まりました。
それは非常に嬉しいことなのですが,添付の画面で2時間近く止まっています。
LaTeXのインストールはいつも,そこそこの時間がかかるものですが,同じところでこんなに長時間止まるというのはどうなんでしょう?
これはISOからのインストールだから遅いのか,それとも何らかのトラブルが起こっているのか,どう判断すればいいのでしょうか?
せっかく始まったインストールなので,とりあえずはこのまま放置しようと思います。
それでも動かなかったら,あらためて相談させてください。
無事にインストール完了したようでした。
簡単な文書でテストしてみましたが,ちゃんとコンパイルできました。
どういうわけか,下にスクロールしても「TeX Liveへようこそ!」がなかったので極めて不安だったのですが,「閉じる」が押せたので押してみたところ,大丈夫でした。
install-tl.logを添付します。
私は特に問題ないように思いましたが,もし何かお気づきの点がございましたら,ぜひご指摘ください。
この度は本当にありがとうございました。
ご丁寧にご指導くださり,本当に助かりました。
心より御礼申し上げます。
はやてさん、フォローありがとうございます。出先で見ていたものの来た帰宅してからと思っていたところでした。
花 花さん、install-tl.log には 無事インストールされている
との記録がありました。macOS でのログと
比較してみましたが、現時点では特に問題ないと考えています。TeX を楽しんでください。
さて、今後どうするかですが、もし必要なら tlmgr update --self --all
で最新にアップデートするかですね。
これもデータベースを一旦ダウンロードしてからの更新になるので当初質問された時と同じ現象になるのでは と危惧しています。ですので現状問題なければ放置しておいても構いません。
また来年春には TeXLive 2026 がリリースされますが、2025 でよければ無理して 2026 にアップグレード する必要はないと思いますが、移行されてもし問題があれば当フォーラムに新たな質問を投げてください。
後述:独り言ぶつぶつ
ここ続けて Windows 環境でのインストーがうまくゆかないというクレームがあった から考えて
現在、 Win11 24H2 が関係しているか不明ですが、TeXLive のインストールテストを行なっています。
状況は、当方のネットワーク環境が劣悪なのか、途中でダウンロードストップないし失敗が頻発します。 またダウンロードが 23H2 くらいだと 2h から 4h でしたが、丸一日経過しても終わりません。
参照しているリポジトリなのかどうかわかりませんが、 少なくとも 23H2 とは変わったように感じています。
何が悪いのか検討していますが 25H2 が出たら調査はそちらへ移行すると思います。
ようやく「閉じる」ボタンは押せる状態になりましたが、 2025年 09月 5日(金曜日) 17:24 - 花 花 の投稿 の記事に添付された状態と同じで「TeX Liveへようこそ」のメッセージが表示されませんね。 (TeXLive 的には最後のメッセージが表示されないのはちょっと問題かと思いますが)
ちなみに数日前 WIn 11 23H2 でインストールしたときは、こんなことはありませんでした。
前回、当方の環境でたびたびダウンロード失敗云々の報告をしましたが、 ログで調べるとリポジトリサーバは北陸先端、内容はチェックサム不一致。 いくつか追ってみたところリトライしてなんとかインストールできているようですね。
花 花さんの当初試された状況でも同じことが発生していたのではないかなと邪推しています。
対策はあるのかな?
はやて さま
この度は本当に本当に本当に,どうもありがとうございました!
これまでもLaTeXを使ってきましたが,インストールでここまで苦労したのは初めてでした。
(多少の苦労は過去にも多々ありましたが。)
インストーラがエラーメッセージを返してくれても,私の力では何が問題なのかさっぱり理解できず,「謎の動物」が走っているイラストのままにっちもさっちもで,完全にお手上げ状態でした。
お二人に助けていただかなければ,「せっかく高いお金を出してコンピュータを買ったのに,LaTeXが使えない」という絶望的な状況に陥ってしまうところでした。
言葉に尽くせないほど,感謝しています。
ありがとうございました。
和田さまが言ってくださったように,更新はやめておきます。
今のところ特に問題はないので,このままそっと,今のバージョンを使っていきます。
「TeX Liveへようこそ!」が出ないのは,割とよくあることのようです。
この投稿を見た知人が,以下のサイトの「図18」を見てみろと教えてくれました。
https://www.nagaoka-ct.ac.jp/ec/labo/visu/usb/tex2/texlive.shtml
でもこれでは,終わっていないと思って延々待つ人も出てきますよね。
何とかしてほしいものです。
私はコンピュータ関連は全く素人なのですが,和田さまの見立てだと,Windows11の問題なのでしょうか?
もしそうなら,Win10のサポート終了とか言って11への移行を強制しておきながら,困ったものです(MSあるある)。
すみません,出しゃばったことまで書いてしまいました。
おかげさまで今後もLaTeXで書いていくことができそうです。
もしまた何か壁にぶつかりましたら,ここで質問させていただきます。
そのときはどうかよろしくお願い申し上げます。
この度は本当にどうもありがとうございました。
花 花
しつこいですが、なんとなく原因が掴めたので、情報共有のため
Table of Contents
よもやま話
> MSあるある
Bird of Feather のような場で「オフレコ」であれば、尽きないネタですね … :-)
> 「謎の動物」
私が思うに「ライオン」です。CTAN: The TeX Lion が参考になると思います。
> 「TeX Liveへようこそ!」が出ないのは,割とよくあることのようです。
参考になります。ありがとうございました。
&、振り返ってみると、今まで Windows 環境でのインストールは Bat ファイル に -no-gui をつけていましたので、「インストール成功云々」のメッセージは 垂れ流されていました。正しくいうと GUI 画面での「インストール成功」は ほとんど見ていません。ごめんなさい。
> でもこれでは,終わっていないと思って延々待つ人も出てきますよね。何とかしてほしいものです。
gui でのインストールオプション変更もほぼ不要なので install-tl-windows -no-gui
で作業開始して I を入力してエンターキーの方が良いかもしれません。
この -no-gui は重要なメッセージをコンソールに確実に表示してくれるので、 経過状況が把握しやすいとおもいます。
> 走っているイラストのままにっちもさっちも 云々
報告していただいた内容、とりわけ Win11 24H2
がヒントになりました。
また、直前にも インストールの途中で止まってしまうけど … という投稿 がありましたので関係があるのではと直感ですがピンと来て、23H2 との比較 を考慮し、あれこれ試行錯誤してみました。
結果は、試行回数は各一回ですが、 23H2 ではパッケージなどのダウンロード 中に滞留することはありませんでした。
一方、 24H2 では、特定はできませんが、時々パッケージのダウンロードが滞っ てしまいます。数分待つものの、業を煮やして、ネットワークインタフェース をリセットすると、留まっていたパッケージに関しては Fail はしますが、 次のパッケージのダウンロードに移行していく様が観察できました。
このダウンロード失敗したものは、リカバリセッションでリトライされ、 問題がなければインストールされるので通常は問題ありません。
さて、この時々ダウンロードの滞る件について調べると、 curl on Windows is slow when output destination is on SMB #12750 や Internet ridiculously slow and only kind of works after 24H2 update などの記事を見つけ、どうやら 24H2 の問題かなと推測している状況です。
対処方法はあるようですが、近々 25H2 のリリースとの情報もあるので、 そのリリースを待って、再テストしたいと思います。
今後、同様の質問に対しては以下の方針で望めればと思います。
- コマンド netver で表示されるウィンドウに 24H2 が表示されている場合のみ
コマンドプロンプトで install-tl-windows.exe -no-gui でインストールしてもらう
- 最終的にインストールが終わった後のメッセージを確実に把握してもらうため
レアケースだと思いますが、万が一パッケージのダウンロード失敗した時のメッセージ確認のため
後述の「ダウンロード失敗の警告メッセージ」の項参照
時々ダウンロード状況を確認し、1分以上メッセージの表示が変わらなければ以下のような方法で ネットワークインタフェースのリセット
- Wi-Fi 接続断、再接続
- Lan ケーブル接続であれば同ケーブルの抜き差し
ダウンロード失敗の警告メッセージ
今回のテストではたまたま biblatex-chem lua-tikz3dtools simpleicons unbtex の パッケージに関してはリトライしたにもかかわらずダウンロード失敗しているため、 その対処方法 PLEASE READ THIS WARNING 以下が表示されました。
しかし、この情報は、install-tl.log にも記録されていませんでした。
install-tl-windows.exe -no-gui で確実にインストールできたか否かを確認できるかと思います。
TeX Liveへようこそ!
ドキュメントの一覧はC:/texlive/2025/index.htmlをご覧ください。
TeX Liveのウェブサイト(https://tug.org/texlive/)には
すべてのアップデートとコレクションの情報が掲載されています。
TeX Liveは全世界のTeXユーザ会有志による合同プロジェクトです。
TeX Liveプロジェクトをサポートしていただける場合
お好きなTeXユーザ会に入会することをご検討ください。
TeXユーザ会の一覧はhttps://tug.org/usergroups.htmlでご確認いただけます。
Logfile: C:/texlive/2025/install-tl.log
*** PLEASE READ THIS WARNING ***********************************
The following (inessential) packages failed to install properly:
biblatex-chem lua-tikz3dtools simpleicons unbtex
You can fix this by running this command:
tlmgr update --all --reinstall-forcibly-removed
to complete the installation.
However, if the problem was a failure to download (by far the
most common cause), check that you can connect to the chosen mirror
in a browser; you may need to specify a mirror explicitly.
******************************************************************
今回のトラブルでは,私自身は大変な思いをしましたが,それが和田さまの調査等のお役に少しでも立てたのなら,望外の喜びというものです。
トラブルにぶち当たって,むしろ良かったな・・・と。
どんなトラブルも,無駄にはならないものですね。
batファイル(exeも)を実行するとき,-no-guiをつけるとよいというのは,私も聞いていました。
でもこれまで,普通にexeファイルをぽちっとやれば問題なくできたので,認識が甘かったようです。
実行時にコマンドプロンプトから-no-guiをつけて行うというのは,とても参考になりました。
ありがとうございます。
ところで,あの動物はライオンだったのですか!
全くそうは見えないのは,私の目がおかしいのでしょうか。
私はずっと,「あまり可愛くない,謎の動物」と呼んでいました。
今後は「TeXのライオン」に修正したいと思います。
それにしても,ものすごく基本的なことで恐縮なのですが,「レポジトリからデータベースを取得するのに失敗する」って,なぜそんなことが起こるのでしょう?
何も分からずに使っているただのユーザからすると,「レポジトリにアクセスして持ってくればいいだけじゃん」と思ってしまうのですが・・・そういうわけにも行かないんでしょうね,きっと。
周囲の人たちに聞いても,「TeXのライオン」が走っても走ってもミラーサイトに到着しない,という事態を経験したのは私だけだったので,不思議でなりません。
すみません,TeXのことも情報分野全般のことも全く素人(物理化学系)なので,かなりレベル低めです。
よもやま話としてお聞き流し下さい。
私も、これから -no-gui を出来るだけ利用していこうと、今回強く思いました。
「Lion じゃない」ね、そうとも思えますがには、顔の周りのもしゃもしゃがライオンのタテガミのように自然と見えていました。 手塚治虫漫画に毒されているかもしれませんね。 それと昔の原本のマニュアルや絶版となっている TeX 関係の書籍の章扉のイラストを見慣れているからかな? 大学の図書館にはあると思いますので、覗いてみてください。
さて、レポジトリからのデータベース取得失敗」ですが、私が想像するに
... & あまり突っ込んでほしくはないのですが。
たくさんのミラーサーバがあることと、それらを相互に接続するネットワークの回線の容量(主に転送速度)や 混雑具合はバラバラだということ。それから、コンテンツであるアーカイブされたパッケージと、それが正しく ダウンロードができたか否かをチェックするためのハッシュ値などの情報などを埋め込んだ 「パッケージDB(tlpdb)」の作成の影響かな。これらが絡み合って、たまに発生するのだと思います。
通常は、問題はないのですが、たまたま親サーバと同期直前
にパッケージDB(tlpdb)を取得したとします。
親サーバとの接続回線は我々のものとは格段に違う性能なので、tlpdb 取得直後にはコンテンツは新しいものになっていると思います。
なので、ダウンロードしたコンテンツのハッシュ値と、パッケージDB(tlpdb)のハッシュ値情報に差異が生じる可能性が’あります。
それとインストール時は、現在 5000 近いコンテンツをダウンロードしようとします。 観測していると一コンテンツあたり1秒ないし2秒要しているので、 我々の環境では 5000 秒から 10000 秒、すなわち 1時間から 2時間以上要するので、 この間に親サーバとの同期が行われてしまうと ハッシュ値の違うものがダウンロードされる可能性は高くなると思います。
その他、可能性は低くなりますがホスト名解決のための DNS の仕組み、 サーバ設置阻止式での常時稼働のためのサーバ構成も。
いずれにしても物理的に複数のサーバにコンテンツなどをおけば、わずかな時間ではありますが、差異は発生すると思います。
ご説明を読んでいて,これまで私が「サーバとのやり取り」とか「ネットワーク回線」とか,そういうものに対して抱いていたイメージと,現実に起こっていることとは,まったく違うのだと気づきました。
私のイメージは,初心者向けの本などに描かれている「サーバと個人PCを線で結んだ絵」だったのですが,現実はものすごい量のコンテンツが,ものすごいスピードで,ものすごくあちこちと行き来しているんですよね。
当たり前のことなのですが,現実味をもって理解してはいなかったと痛感しました。
とても良い勉強になりました。
ありがとうございます。
ライオンも,なんだかだんだん「ライオンだ!」と思うようになってきました。
また,これまで「ちっとも可愛くない」と思っていたのも,だんだん可愛く見えてきました。
そのうち,「可愛いライオン」にしか見えなくなるかもしれません。
もっと、簡略な説明の方が良かったかなと反省していました。
お詫び ここを書きたくてフォローしました。
あちこちに不正確な表現が散見されますが、あくまで 私が想像するに
... ということでご勘弁をと思いましたが、
今読み返したら、最後の方に「 サーバ設置阻止式での常時稼働のためのサーバ構成も 」
とありますね。設置阻止式
?? なんじゃい ... 多分「設置方式」のような意味を込めて記したかったのだと思いますが、
いずれにしても誤変換に気がつきませんでした。
もしかしたら、悪意のある攻撃の阻止するためのことを書きたかった気持ちが勝ってしまったのかもしれませんが、 悪意の他、サーバ自体の定期点検などにより停止しなければならない状態は必ずあります。 そのため、一瞬たりともサービス停止はあってはならぬ重要なサーバは、 利用者からは見た目は一つのサーバだけど実は複数台構成となって 常時サービス提供を実現してる ... というようなことを書きたかったのだと思います。