type1cm 使用時に \fontsize の指定に対し欧文の文字サイズが単調増加にならない

Re: type1cm 使用時に \fontsize の指定に対し欧文の文字サイズが単調増加にならない

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私の「独り言」に対して、背景や経緯をご説明くださり、ありがと
うございます。そういうことでしたか。

このフォーラムでこんなことを申し上げても詮無いことですが、

> ・ 完成が近い浩瀚な書籍をお手伝いすることに

とのお話し、ご苦労のほど、わかりみが深すぎます…。

私は文系なので、TeX 組みの原稿の話ではありませんが、これまで
に何人かの大先生(いずれもご高齢の)のご出版のお手伝いをした
経験がありますが、どれも本当に大変でした。

編集の最終段階に至ってまで、これらの老先生方は「気が変わった」
とおっしゃって電話一本で体裁の変更をご指示して来られるのです
が、こちらとしては、「いやいや、この期に及んでそんな変更だな
んて、現場や出版社(や私)の作業量が大変なことになります!」
と申し上げても、まったく意に介されませんでした。

学術出版の特殊性(?)とか、「昔はこれくらい普通だった」とい
うご感覚のせいだとか、理由はいろいろと考えられるものの、実際
に作業に当たる側にとっては、何のなぐさめにもなりません…。


一応少しは TeX 関連の話を:

OT1 の Computer Modern でなくてもいいなら、T1 の Latin Modern
にするのが一番簡単な気がしますけれど、フォントを変更するとなる
と、改行位置や改ページ位置がズレる可能性が高いので、これはこれ
でちょっと怖いですよね…。

あと、本田さんが、

> 状況によっては
> \DeclareFontShape{OT1}{cmr}{m}{n}{
> <-> cmr10
> }{}
> に相当するような粗っぽいこともします(^-^;

とおっしゃっていますが、私も、自分用の欧文フォントの設定なら、

 \DeclareFontShape{T1}{myfont}{m}{n}{<-> [0.95] myfont-regular}{}

みたいな感じで適当に済ませてしまうことが多いです(オプティカ
ルなサイズで分けてリリースされている高級な欧文フォントでない
限り)。

ただ、編集の最終段階で欧文フォントを変更するなんて無理な話で
しょうし、それと、そもそも普段は LuaTeX をお使いなのかも知れ
ませんから、こういう、tfm を作って、\DeclareFontShape を書い
て…、という昔ながらの設定をご存じなかったかも知れません(既
存のフォントパッケージが存在するなら、こんな設定を自分でする
必要もありませんし)。

以上、つい余計な無駄話を重ねてしまいました。失礼しました。