長い数式と数式番号が重ならない設定

長い数式と数式番号が重ならない設定

- 小林 コウキ の投稿
返信数: 3
長い数式と数式番号が重ならない設定で質問があります.
内容は以下のようになります.

1. leqno(数式番号右寄せ)を使用して行頭に数式番号が出す設定にして,数式が長いと数式番号と重なってしまいます.

これを,数式と数式番号が重ならないようにしたい



2. 行末に数式番号が出る場合で,数式が版面よりも短いとき,数式が版面の左右中央に出ないで,
少し左にずれて出力されます.数式番号との間に少し開き出ます.

これを,数式番号を除いて,版面の左右中央に数式を出したい


この2点について,設定方法をご存じの方がいらっしゃいましたら,教えていただけないでしょうか.


TeXのヴァージョンは少し古く,以下になります.
Version 3.141592-p3.1.4 (sjis) (Web2C 7.5.3)


ファイルなど添付しておきます.

sampleフォルダ内にcomp.batを入れてあります.
ダブルクリックするとコンパイルがかかります.

よろしくお願いいたします.
小林 コウキ への返信

Re: 長い数式と数式番号が重ならない設定

- 和田 勇 の投稿

https://tex.stackexchange.com/questions/635751/how-to-adjust-the-distance-between-the-equation-number-and-the-right-margin-in-a
を見ると、
amsmath で定義している数式番号のマクロを書き換える数式番号の直後に \quad を加える方法と
mathtools を併用しその \ newtagform で「空白」を定義し
\usetagform で「空白」を利用したりデフォルトに戻したりする方法
が紹介されています。

前者は、二つの課題にはほぼほぼ OK ですが、
数式の表示幅が \quad 二つ分、計 2em 分狭まり、
通常見た目には分かりませんが、
右に数式番号を配置した場合 \quad 分の空きがくっついてしまいます。
また提示された長い数式の例より 2em 分短い数式の場合は、
右に表示した数式番号と数式がくっついてしまうかと思います。
この検証のために改修したソースを添付しますので参考にしてください。

後者の場合は、2番目の課題は解消できないと思います。
こちらは未検証です。

align を使っているのなら、長い数式は適宜改行すれば良いのだと思いますが ...
小林 コウキ への返信

Re: 長い数式と数式番号が重ならない設定

- はやて (h20y6m) の投稿
This is pTeXk, Version 3.1415926-p3.1.11 (sjis) (Web2C 2010)
pLaTeX2e <2006/11/10>+0 (based on LaTeX2e <2009/09/24> patch level 0)
Document Class: jbook 2006/06/27 v1.6 Standard pLaTeX class
Package: amsmath 2000/07/18 v2.13 AMS math features
という環境で試してみましたが、
\usepackage[leqno]{amsmath}
とするだけで(1)と数式が重ならなくなります。

amsmath.sty をみると
leqnoオプションを指定したときは \tagsleft@true 以外にもいろいろな処理をしているみたいです。
asmmath.sty を \iftagsleft@ で検索してみてください。
パッケージの読み込み時点でいろいろ切り替えています。
はやて (h20y6m) への返信

Re: 長い数式と数式番号が重ならない設定

- 小林 コウキ の投稿
和田 勇様
はやて様

返信が遅くなり,申し訳ありません.
他のことで手一杯になった後,腰を痛めて動けずにいました.


和田様の仰る通り,「長い数式は適宜改行すれば良い」のですが,
版面に収まる数式ならギリギリでも納めたいという思いがありました.
教えていただいた設定を見て,調整したいと思います.


はやて様
leqnoオプション,知らずにいました.勉強になりました.
ありがとうございました.
また,amsmath.sty内の\iftagsleft@部分を見ました.
かなり複雑に条件分岐していて,解読みたいと思います.

ご回答,ありがとうございました.