新規のDebian 12 bookwormでのtexlive-dummyについて質問です。
先日のTeX WiKiでの質問を読ませていただいております。
当該の問題は解決したと思いますが、分からないことが有りますので
別途に質問をさせていただきます。
[https://texwiki.texjp.org/?texlive-dummy]
の説明では良く理解ができませんでした。
「texlive-dummy」をインストールする意味合いについての質問です。
今般、MacOS Big Sur(ver.11.7.6)でParalels Desktop(ver.18.2.0)上に
Debian 12をインストールしたDoom EmacsからTeX を使用するため
texlive2023-20230313.isoからインストールしようとしています。
新しい事に挑戦する意味合いも含めてtexlive-dummyの取り入れも
実施してみたいと思っております。以前作成して使用していた
Debian11での環境ではTeX Live2022をisoからインストールし、
そのまま気にもせず、普通に使っておりました。
今回の記事を読ませて頂いてから
「texlive-dummy」をインストールして使用すればより合理的に
TeX環境を整えられたのか?と思った次第です。
質問1:「texlive-dummy」をインストールしない場合に
起きえる問題点はどの様な事でしょうか?
例えば、パッケージ更新の際に
バージョン違いが発生してコンフリクトが起きる?
等の出来事を回避させる為なのでしょうか?
質問2:Linux ディストリビューションで提供される
余分な機能を取り込まない為の処置なのでしょうか?
或いは、『無駄な容量を使用してしまう』
単純に「使用する容量を節約」する為?など?
質問3:[https://tug.org/texlive/debian.html#vanilla]
此処の記事を読んでいて思い出したのがDebian 11での
Evince経由のファイルが奇妙な大きさだった事ですが。
texlive-dummyを実行していれば、正常に表示ができる。
と理解しても宜しいのでしょうか?
Linuxについて余りにも知識が乏しい小生の初歩的な
質問をお許しください。
お知恵を拝借願えれば幸甚です。若松久仁光拝
私が理解している範囲で回答します.
ディストリビューションから提供される各パッケージには依存性があり,(Aというパッケージに依存する)Bというパッケージをインストール
すると自動的にAもインストールされるというのが基本的な考えです.
ですので,ディストリビューションのtexliveに依存するパッケージをインストールする場合は,もちろんそのtexliveもインストールされるという
ことになります(本家の有無に関わらず).
ちなみにbookwormでのtexliveは2022の20230122版で,次のtrixieがリリース(2025年予定)されるまで2022のままです.
またtrixieのtexliveは2024となるはずです(その時点で本家は2025になっている).
回答1:今回の場合でいうと,本家のTL2023をインストールした状態でDebian bookwormの例えばklatexformulaをインストールすると,
bookwormのtexlive基本パッケージ一式(TL2022の20230122版)がインストールされます(klatexformulaがtexliveに依存するため).
本家とDebianではTLのインストール場所はそれぞれ異なります.
この状態を作ったことがないのでコンフリクトが起きるかどうかは私にはわかりませんが,例としてあげたklatexformulaの場合でしたら,使う
texバイナリがどちらなのかをフルパスで設定しておく必要があります(texlive-dummyを実行していない場合のデフォルトはDebian側だと思い
ます).
回答2:その認識で良いと私は考えます.
回答3:「奇妙な大きさ」というのがどういうことなのかがよくわからないのですが, https://packages.debian.org/bullseye/evince を見る限り
texliveに対する依存性はなさそうに思います.
ですので,texlive-dummyの実行の有無とは関係ないのではないかと思います.
ディストリビューションから提供される各パッケージには依存性があり,(Aというパッケージに依存する)Bというパッケージをインストール
すると自動的にAもインストールされるというのが基本的な考えです.
ですので,ディストリビューションのtexliveに依存するパッケージをインストールする場合は,もちろんそのtexliveもインストールされるという
ことになります(本家の有無に関わらず).
ちなみにbookwormでのtexliveは2022の20230122版で,次のtrixieがリリース(2025年予定)されるまで2022のままです.
またtrixieのtexliveは2024となるはずです(その時点で本家は2025になっている).
回答1:今回の場合でいうと,本家のTL2023をインストールした状態でDebian bookwormの例えばklatexformulaをインストールすると,
bookwormのtexlive基本パッケージ一式(TL2022の20230122版)がインストールされます(klatexformulaがtexliveに依存するため).
本家とDebianではTLのインストール場所はそれぞれ異なります.
この状態を作ったことがないのでコンフリクトが起きるかどうかは私にはわかりませんが,例としてあげたklatexformulaの場合でしたら,使う
texバイナリがどちらなのかをフルパスで設定しておく必要があります(texlive-dummyを実行していない場合のデフォルトはDebian側だと思い
ます).
回答2:その認識で良いと私は考えます.
回答3:「奇妙な大きさ」というのがどういうことなのかがよくわからないのですが, https://packages.debian.org/bullseye/evince を見る限り
texliveに対する依存性はなさそうに思います.
ですので,texlive-dummyの実行の有無とは関係ないのではないかと思います.