以前、dvips で dvi ファイルを PS に変換する際に、紙のサイズとlandscape の両方を指定する際は、-t landscape -t jisb4 のように 2 度 -t オプションを使うことになっていたと思います。現在もオンラインマニュアルにはそう書いてあります。-t オプションの説明のその部分を引用:
To rotate a document whose size is not letter, you can use the -t option twice, once for the page size, and once for landscape.
しかし、それが実際にやってみるとうまくいきません。
% dvips -t a4 -t landscape hoge.dvi
This is dvips(k) 2021.1 Copyright 2021 Radical Eye Software (www.radicaleye.com)
' TeX output 2022.08.10:2022' -> hoge.ps
dvips: both landscape and papersize specified: ignoring landscape
dvips: warning: -t selected paper may be too small
This is dvips(k) 2021.1 Copyright 2021 Radical Eye Software (www.radicaleye.com)
' TeX output 2022.08.10:2022' -> hoge.ps
dvips: both landscape and papersize specified: ignoring landscape
dvips: warning: -t selected paper may be too small
のように、両方つけるとだめ、と言ってきます。
TeX は texlive-2021 を使用しています (FreeBSD の texlive-20210325)。dvipsk は上に表示されているとおり、2021.1 というバージョンのようです。以前うまくいっていたバージョンは、多分 dvipsk-5.995 というものだと思います。
どなたか何かご存知でしたら教えてください。
なお、当初の目的は、現在の dvipsk ではむしろオプションなしで dvips を実行することで達成できているようです。