LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- 村上 TomOne の投稿
返信数: 8
LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォントを設定した場合、ルビの前に空きが入ります。
しかし、本文1行目を有効にした場合のように、最初にルビを使った場合には空きが入りません。
\rubyfontsetup{\rubyfamily} をコメントアウトした場合も空きは入りません。
今は最初にあえてルビを振ると誤魔化してますが、何か設定に足りない部分とかありますでしょうか?
また、
\usepackage[morisawa-pr6n,deluxe,expert,jis]{luatexja-preset}
でなく
\usepackage[uplatex,jis2004,expert,deluxe,scale=0.962216]{otf}
に切り替えて、upLaTeXでコンパイルした場合も空きは入りません。


\RequirePackage{plautopatch}

\documentclass[

tate,book,

% 括弧は段落頭二分行頭天付き, 句読点ぶら下げ有効

open_bracket_pos=nibu_tentsuki,hanging_punctuation]{jlreq}

%\usepackage{luatexja} % ltjclasses, ltjsclasses を使うときはこの行不要


\usepackage{bxpapersize}


\usepackage[morisawa-pr6n,deluxe,expert,jis]{luatexja-preset}

%\usepackage{luatexja-otf}

%\usepackage[uplatex,jis2004,expert,deluxe,scale=0.962216]{otf}



% ルビ設定

\usepackage{pxrubrica}

\rubysetup{<Hf>}

\rubyfontsetup{\rubyfamily}


\begin{document}


%\jruby{愛}{あい}してるを\jruby{知}{し}りたい。


愛してるを\jruby{知}{し}りたい。



\end{document}

村上 TomOne への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- 和田 勇 の投稿

これに誰も反応していないようなので情報提供だけです。

  • 問題点 (ファイル名情報は添付ファイルに収められていたもの)

    • A6L-ruby-aki-01.tex

      \begin{document} 直後の最初の行で「愛してるを\jruby{知}{し}りたい。」としてルビを振ろうとしたが、「を」と「知」の間に異様な?アキが生じる

    • A6L-ruby-aki-02.tex ... 01.tex」の代替案1

      「\jruby{愛}{あい}してるを\jruby{知}{し}りたい。」とすると「知」だけでなく「愛」の前にもアキは生じない

    • A6L-ruby-aki-03.tex ... 01.tex」の代替案2

      uplatex にすると問題は生じない

  • morisawa-pr6n を利用に必要なフォントを有していないので、このオプションを取り除いたり、簡単にテストできる haranoaji にすると「01.tex」の問題は発生しない。

    でも uplatex で処理する「03.tex」でルビ「し」のグリフが正しく表示されないが、とりあえずこれは無視しています :-(

  • 代替案2ができるなら「\jruby{愛}{ }してるを\jruby{知}{し}りたい。と「空」のルビを振ったらどうだろう

    morisawa フォントを持っていないので、苦肉の代替案ですが。

  • morisawa フォントを持っている方、「01.tex」を処理して「異様なアキ」が生じるかテストできる方がいれば良いのですが。

村上 TomOne への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- Yamamoto Munehiro "munepi" の投稿
TeX Live 2022 current, 2021 frozen, 2020 frozenそれぞれでlualatexでビルドを試しただけですが、添付ファイルd3999.pdfのとおり、本件を再現できませんでした。

* 元投稿とほぼ同一LaTeXコードです。
* % \RequirePackage{plautopatch}

(どうしたら本件を再現できるか、もう少し何か必要そうです。
予想としたら、LaTeX文章ファイルと同じディレクトリ配下に、何かtfm周りをいじった.luaファイルを置いていたりするかなど、気になります。)
Yamamoto Munehiro "munepi" への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- 村上 TomOne の投稿
和田さん、山本さんありがとうございます。


使用してるのは TeX Live 2022 で、2022/4/9 にインストールと
アップデートしたものです。
.luaファイルの追加はやってません。

試しに他のプリセットでもコンパイルしてみましたが、駄目でした。

morisawa-pr6n ×
morisawa-pro ×
hiragino-pron ×
kozuka-pro ×
yu-win10 ×
bizud × もっと広がる


\jruby{愛}{ }してるを\jruby{知}{し}りたい。

と全角空白を入れるのはコンパイルが通りませんでした。

\jruby{愛}{ }してるを\jruby{知}{し}りたい。
\jruby{愛}{}してるを\jruby{知}{し}りたい。

半角空白や、何も入れない場合はコンパイルが通り、空きは生じませんでした。

村上 TomOne への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- 和田 勇 の投稿
  • 山本さんの「% \RequirePackage{plautopatch} 」の変更でも、プリセットを外したり、haranoaji でも NG のようだということのようなので、プリセットオプションを外した場合であれば、私の環境と比較健闘で基礎なのでで、その情報を提供してください。

  • コマンドプロンプトで以下の手順で表示される情報を添付ファイルで提供してください。

 - 「 latexmk -C A6L-ruby-aki-01 」

   念の為、 .tex 以外の不要な情報を削除するため
  • 「 dir 」

  カレントに置かれているファイルの有無を確認するため

  以上で、山本さんが懸念されている情報の有無を確認できると思います。
  • 「 lualatex --kpathsea-debug=3 A6L-ruby-aki-01 」

  比較検証に必要な情報がたくさん出ます。読み込んだファイルのパス情報にホームディレクトリなどが含まれています。それらを晒したくない場合は notepad など適当なエディタ=に出力された情報を貼り付けて、伏字に一括変換してください。

  • なお、添付には A6L-ruby-aki-01.log も一緒にお願いします。

    • その他の対策

    • 「知る」以外のルビを振った場合はどうか

      「 ルビの\jruby{振}{ふ}りかたのテスト 」

 - TEXMFLOCAL や TEXMFHOME にカスタマイズしたものを置いていないか確認

  「 --kpathsea-debug=3」の処理結果や「A6L-ruby-aki-01.log 」からも判明はしますが、拡張したパッケージなどが置かれていないかどうか確認してください。
  • あまり積極的な方法ではないのですが C:\texlive\2022 を一旦リネームして、再度 texlive2022 をインストール
村上 TomOne への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- Yamamoto Munehiro "munepi" の投稿
> morisawa-pr6n ×
> morisawa-pro ×
> hiragino-pron ×
> kozuka-pro ×
> yu-win10 ×
> bizud × もっと広がる

ということは、お手元はWindowsということでしょうか?

また、お手元でlualatexでビルドした.texファイルに対する.logファイルを添付していただけますでしょうか?
村上 TomOne への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- はやて (h20y6m) の投稿

jlreq 2022-04-05 の不具合のようです。 最新版に更新すれば直ると思います。

はやて (h20y6m) への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- 村上 TomOne の投稿
ありがとうございます。
アップデートかけたら直りました。
さっさとアップデートしたら良かったですね。丁度本作ってる最中で怖くて。


一応、アップデート前のlogも添付しておきます。
村上 TomOne への返信

Re: LuaLaTeX + jlreq + pxrubrica でルビ用フォント設定時の空き

- 和田 勇 の投稿

アップデート前の log 添付ありがとうございました。

せっかくですので A6L-ruby-aki-01.log で読み込んでいるクラスファイルやスタイルファイル、フォント類のパス情報をチェックしました。

結果は、A-OTF-RyuminPr6N-Light.otf をTEXMFLOCAL から取り込んでいますが、そのほかは TEXMF からでしたので、カスタムファイルが影響している可能性は無いと判断できます。

はやてさんの報告のあった点に関しては、A6L-ruby-aki-01.log に以下のように記録されていますね。

      55-(c:/texlive/2022/texmf-dist/tex/latex/jlreq/jlreq.cls
      56-Document Class: jlreq 2022/04/05 jlreq

アップデート後は 56 行目の日付は 2022/04/11 になってるとおもいます。

なお、A6L-ruby-aki-01.log の結果が当方と一致していたら、環境変数などを調べるため--kpathsea-debug=3 付きで処理をお願いしていましたが、既に問題は判明しているので、再録等は不要です。