jlreqのnombre_fontの設定について

jlreqのnombre_fontの設定について

- たかぎ まき の投稿
返信数: 2
upLaTeX + jlreq で、本文とノンブルで異なるフォントを使用したいです。
具体的に使用したいフォントは
本文→源瑛こぶり明朝
ノンブル→源瑛ノンブル です。
(フォント配布先:https://okoneya.jp/font/download.html)

フォントの設定はpxchfonパッケージを使用していたため、「どうせゴシック体を使用する予定がないなら \setgothicfont で源瑛ノンブルを指定してノンブルのフォントを \gtfamily で指定すればいいのでは」と思いつきやってみたのですが、うまく反映されません。
プリアンブルから本文まで、以下のようになっています。



\documentclass[uplatex,
book, tate, twoside, % 縦書き、見開きレイアウト
onecolumn, % 二段組
paper={105mm,148mm}, % 用紙サイズ
fontsize=13Q, jafontsize=13Q, % フォントサイズ
line_length=38zw, % 一行の文字数(zw=全角一文字の幅)
number_of_lines=17, % 行数
gutter=17mm, % ノド側の余白
column_gap=10mm, % 段と段の空白
head_space=12mm, % 天の余白(天/地どちらか一方を指定)
%foot_space=15mm, % 地の余白
baselineskip=1.4zw, % 行送り
headfoot_verticalposition=1.5zw, % ノンブルと本文の間の空白
hanging_punctuation % ぶら下げ
]
{jlreq}

% ノンブル、柱の設定
\ModifyPageStyle{plain}{
nombre_position=bottom-left, % ノンブルの位置
nombre_font={\gtfamily\mdseries}, % ノンブルのフォント
running_head_position=top-left, % 柱の位置
odd_running_head={ここに柱}, % 奇数ページの柱内容
even_running_head={ここに柱}, % 偶数ページの柱内容
}
\pagestyle{plain}

% 先頭ページ番号
\setcounter{page}{67}

% パッケージ
\usepackage[utf8]{inputenc} % 文字コードはUTF-8
\usepackage{bxpapersize} % dvipdfmxでの用紙サイズ指定を不要にする

% 和文フォント(フォントファイルを用意して指定)
\usepackage[alphabet,unicode]{pxchfon}
\setminchofont{GenEiKoburiMin6-R.ttf}
\setgothicfont{GenEiNombre-Roman.ttf}


%===================

\begin{document}
ここに文章を書く
\end{document}


上記内容で、ノンブルのフォントが反映されない原因についてご教示いただければと思います。
なお、試しに nombre_font={\Large} を設定してみたところ、ノンブルのフォントサイズは正しく変わりました。
たかぎ まき への返信

Re: jlreqのnombre_fontの設定について

- 和田 勇 の投稿

Table of Contents

  1. 言い訳
  2. 検証手順

言い訳

  • 不得手な分野ですので勘違いがあるかもしれないので、あくまでも叩き台・参考までに!!

検証手順

  • 参考URL

    LaTeXで「源暎ノンブル」を使いたい話

    参考にした情報は下記二つの項目

    • 【「gennomパッケージを使ってみる」】
    • 【「源暎ノンブル」でノンブルしてみる】
  • 「gennomパッケージを使ってみる」を参考に同パッケージをインストール

    パッケージは を参考

  • gennom.sty を使うには …

    • 源英ノンブルフォント情報は「\def\bxfgn@font@file@name{GenEiNombre.ttf}」となってるので とりあえず GenEiNombre-Roman.ttf を GenEiNombre.ttf にコピー
    • documentclass に dvipdfmx オプションが必要みたい
  • 【「源暎ノンブル」でノンブルしてみる】を参考に改修してみる

    @@ -1,4 +1,4 @@
    -\documentclass[uplatex,
    +\documentclass[uplatex, dvipdfmx, % 要 dvipdfmx オプション
    book, tate, twoside, % 縦書き、見開きレイアウト
    onecolumn, % 二段組
    paper={105mm,148mm}, % 用紙サイズ
    @@ -15,10 +15,12 @@
    ]
    {jlreq}
    
    +\usepackage{gennom} %フォント名が違ってる
    +                    %下記 Modify 内の\gennomfamily があるので先に読み込む
    % ノンブル、柱の設定
    \ModifyPageStyle{plain}{
    nombre_position=bottom-left, % ノンブルの位置
    -nombre_font={\gtfamily\mdseries}, % ノンブルのフォント
    +nombre_font={\gennomfamily}, % ノンブルのフォント
    running_head_position=top-left, % 柱の位置
    odd_running_head={ここに柱}, % 奇数ページの柱内容
    even_running_head={ここに柱}, % 偶数ページの柱内容
    @@ -26,7 +28,7 @@
    \pagestyle{plain}
    
    % 先頭ページ番号
    -\setcounter{page}{67}
    +\setcounter{page}{1234567890}
    
    % パッケージ
    \usepackage[utf8]{inputenc} % 文字コードはUTF-8
    @@ -42,4 +44,10 @@
    
    \begin{document}
    ここに文章を書く
    +
    +1234567890 ←ここの数字は源瑛ノンブルフォントではない
    +
    +The Quick Brown Fox jumps over the lazy dog.
    +
    +--????-- 源瑛こぶり明朝を目視確認のため同フォントの外字見本から(外字なので通常表示できないようなので)
    \end{document}
    
  • 埋め込まれたフォント情報

    name                                 type              encoding         emb sub uni object ID
    ------------------------------------ ----------------- ---------------- --- --- --- ---------
    TNFFDS+GenEiKoburiMin6-R             CID TrueType      Identity-H       yes yes yes      4  0
    TNFFDS+GenEiKoburiMin6-R             CID TrueType      Identity-V       yes yes yes      6  0
    BBLWSR+GenEiNombre-Roman             CID TrueType      Identity-H       yes yes yes      7  0
    
  • 添付ファイル内容

    adding: useGenEiNombre.pdf (deflated 3%)
    adding: useGenEiNombre.tex (deflated 40%)
    adding: useGenEiNombre.log (deflated 75%)  ... 何かの参考のため
    
和田 勇 への返信

Re: jlreqのnombre_fontの設定について

- たかぎ まき の投稿
和田様

ご返信ありがとうございました。
結論から申し上げると返信でいただいた方法を検証できていない状態です。

もともとWeb上のLaTeXコンパイルサービス(Cloud LaTeX)を使用していたため、和田様からいただいた返信を機にローカル環境でのTeX環境を構築しようとTeX Liveをインストールしたのですが、ローカル環境を使ってWeb上でコンパイルしていたTeXファイルをコンパイルしたところ、tableofcontentsで出力していた目次のレイアウトが変わってしまい、(原稿の〆切も差し迫っていたため)ノンブルは諦めました。
そのため、ご返信いただいた内容での検証を行う以前の状態となっております。

そして余談なのですが、Cloud LaTeXが5/13に最新のTeX Live環境にアップデートされたところ、こちらでも目次のレイアウトが変わってしまいました……もともと組版を進めていた原稿も一段落ついたので、最新TeX Live環境+jlreqクラスでの目次について検証予定です……。