\CID{}の引用符のグルー

\CID{}の引用符のグルー

- O Kay の投稿
返信数: 3
以下のように、\CID{}による引用符は、全角幅として表示されます。括弧類のように、二分グループラス二分幅のようにさせる方法はありますか?

\documentclass[uplatex]{jsarticle}
\usepackage{otf}

%\documentclass{jlreq}
%\usepackage{jlreq-deluxe}

\begin{document}

文の始まり

「文の」始まり

(文の)始まり

\CID{7608}文の\CID{7609}始まり

文の始まり

\end{document}
O Kay への返信

Re: \CID{}の引用符のグルー

- 和田 勇 の投稿

ご希望の回答とは違うと思いますが、 CID ではなくそのまま unicode で表現するとご希望通りになるようです。

ajmacros.sty から今回の問題に関するものを抜き出し、 主に横書き用のものですが unicode 化してみました。

\begin{tabular}{l c c}
  & CID & CID \\\hline
  文の始まり&&\\
  \CID{7608}文の\CID{7609}始まり&CID&指定\\
  「文の」始まり & &\\
  (文の)始まり & &\\
  (文の)始まり &   674 &   675\\
  〔文の〕始まり &   676 &   677\\
  [文の]始まり &   678 &   679\\
  {文の}始まり &   680 &   681\\
  〈文の〉始まり &   682 &   683\\
  《文の》始まり &   684 &   685\\
  「文の」始まり &   686 &   687\\
  『文の』始まり &   688 &   689\\
  【文の】始まり &   690 &   691\\
  〝文の〟始まり &  7608 &  7609\\
  〝文の〟始まり &  7956 &  7957\\
  〘文の〙始まり & 12129 & 12130\\
  ⦅文の⦆始まり & 12131 & 12132\\
  〘文の〙始まり & 12139 & 12140\\
  ⦅文の⦆始まり & 12141 & 12142\\
  〖文の〗始まり & 16197 & 16198\\
  〖文の〗始まり & 16329 & 16330\\
\end{tabular}
和田 勇 への返信

Re: \CID{}の引用符のグルー

- O Kay の投稿
和田様、いつもありがとうございます。

なるほど、直接の入力がよさそうですね。

実は、約10年前に、過去に作ったplatexの文書のうち、
必要な物をuplatex用にし、移行してきました。
最近はさらに、jlreqを試している最中です。

たまたま、遠い過去の文書を使う必要があり、引っ張り出してuplatex用にしたところ、グルーの入り方に気づきました。
当時はuplatexがなかったので、\CID{}を使っていましたが、そういえば、uplatexなら、U+301DとU+301Fの直接の入力で大丈夫ですよね。

おかげさまで解決しました。ありがとうございました。
O Kay への返信

Re: \CID{}の引用符のグルー

- t tk の投稿
U+301DとU+301Fの関連で昔何かあったような気がして調べました。
直接関係する話ではありませんが関連リンクを示しておきます。


直井さんのところ


まとめると、
日本語では U+301DとU+301F の組み合わせが縦組み、横組みの両方でまとも。
U+301DとU+301E の組はソフトにより不安定で上手くいかない場合があるが
uptex-fonts では一応手当がしてある。

中国語(簡体字、繁体字)では
U+301DとU+301Eの組み合わせがよい。
しかし縦組みはフォントが非対応。

韓国語はU+301D,U+301E,U+301Fの対応なし。