一般フォーラム

低速デバイス＝実デバイスに拘りすぎていた

昨日 sleep で代替できるのが判明したのに阿部さんの改修されたものへの応用するのを 忘れていました。:-(

ローカルにメディアからコピーして阿部さんの改修インストーラに置き換えて検証のため提示したコマンドバッチスクリプトで検証してみました。

改修インストーラの状況

はやてさんの方でも確認されたようですが、 こちらでも改修されたインストーラで問題なく インストールできることを確認しました。

以下のような「低速ドライブを sleep で代替」した スクリプト install.bat を用意しbibunshoTeXsetup.exe　におき 「install.bat 1200」で実験しました。

      @echo off
      set local

      :main
      call :date "wait %1 seconds for as copying TeXLive ISO image copy"
      call :sleep %1
      call :date "start bibunshoTeXsetup.exe
      bibunshoTeXsetup.exe
      exit /b

      :sleep
      powershell sleep %1
      exit /b

      :date
      for /f "usebackq delims=" %%i in (`powershell date`) do set  date=%%i
      echo %date% %1
      exit /b

「1200」の根拠は、添付したコマンドバッチスクリプトから、 マウント状況の情報は「900秒」をどうやらttl としているということが 昨日からの実験で確証を得ていました。なので、それを上回る 20 分の 1200 秒を指定して、遅いデバイス環境ををエミュレートしました。

添付したコマンドバッチスクリプトの実行環境など

• C:\temp に「check.bat」と「texlive2020-r56669.iso」を配置
• コマンドプロンプトで C:\temp に移動し「check.bat texlive2020-r56669.iso」
• sleep で情報アクセスを中断させているので２時間近くかかります。

添付したコマンドバッチスクリプトから判明したこと

• 900秒（15分）以上前回と間隔を開けて devicePath からドライブレターを得ようとすると 必ず１回目は取得できない

  以下は、コマンドバッチスクリプトの表示結果を見やすく編集したものです。 左から「試行回数」「日時」「発行コマンド概要」「ドライブレター」です。

    /// 960 ///　←　16分間 sleep の意
    2022年2月26日 17:41:34 "Mount-DiskImage with get DevicePath C:\temp\texlive2020-r56669.iso"
  
    1 2022年2月26日 17:41:56 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter"       ←取得できていない
    2 2022年2月26日 17:42:12 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" E
    3 2022年2月26日 17:42:23 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" E
    4 2022年2月26日 17:42:36 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" E
  
    2022年2月26日 17:42:52 "DisMount-DiskImage C:\temp\texlive2020-r56669.iso"
  
    /// 900 ///　←　15分間 sleep の意 ... この値が閾値ないし ttl のようだ
    mountISO 900 seconds sleeping ... ZZZ ZZz Zzz zzz .... as copying TeXLive ISO image
  
    2022年2月26日 17:59:55 "Mount-DiskImage with get DevicePath C:\temp\texlive2020-r56669.iso"
  
    1 2022年2月26日 18:00:08 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter"       ←取得できていない
    2 2022年2月26日 18:00:17 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" E
    3 2022年2月26日 18:00:24 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" E
    4 2022年2月26日 18:00:31 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" E
  
    2022年2月26日 18:00:38 "DisMount-DiskImage C:\temp\texlive2020-r56669.iso"
  
    /// 840 ///　←　14分間 sleep の意
    mountISO 840 seconds sleeping ... ZZZ ZZz Zzz zzz .... as copying TeXLive ISO image
  
    2022年2月26日 18:16:04 "Mount-DiskImage with get DevicePath C:\temp\texlive2020-r56669.iso"
  
    1 2022年2月26日 18:16:20 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" H　←取得できてる
    2 2022年2月26日 18:16:31 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" H
    3 2022年2月26日 18:16:39 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" H
    4 2022年2月26日 18:16:47 "(Get-Volume -FilePath \\.\CDROM1).DriveLetter" H
  
    2022年2月26日 18:16:56 "DisMount-DiskImage C:\temp\texlive2020-r56669.iso"
  

  ※ この手の powershell の起動は、通常おおむね 1 秒、2秒ですが...

  ※ 仮想環境プラス 複数数個の CPU/GPU ぶん回しプロセスがホスト側で動いているので一回の powershell 起動に時間を要しています。

• 参考

  dsevicePath を抽出するのではなく以下のようにするとどんな間隔でもドライブレターを取得できます

    (Mount-DiskImage C:\temp\texlive2020-r56669.iso > $null)
    (Get-DiskImage C:\temp\texlive2020-r56669.iso | Get-Volume).DriveLetter
  

• 呟き

  • Licence の関係からだと思うのですが ISO イメージではなくマウントした状態で美文書メディアを作成できていれば、以下のような簡単な バッチスクリプトになっただろうな

    cd CTAN  仮のディレクトリ
    install-tl-windows.bat
    NKF や texworks のインストール