たびたびすみません。
TeX Live 2015 Windows 8.1環境で作業しているのですが,description環境での字下げが制御できず困っています。
\documentclass[fleqn, dvipdfmx]{jsbook}
\usepackage[fleqn]{amsmath}
\usepackage{amssymb}
\usepackage{okumacro}
\usepackage{ascmac}
\usepackage{ceo}
\usepackage[varceo]{emath}
\begin{document}
\begin{description}
\item[数式モードでの空白]\mbox{}\\
数式モードでは自動的にスペースが調整されます。数式のコマンドではないスペースは無視されます。そのため,\verb|$y=ax+b$|も\verb|$y = ax + b$|も同じ$y=ax+b$という出力になります。スペースを強制的に指定したい場合は次の命令を使います。
\item[きまりごと]\mbox{}\\
\LaTeX で文書を作成するには,Microsoft Wordや一太郎などのワードプロセッサソフトにはない,いくつかのきまりごとがあります。
ワープロソフトでは,文書作成画面に文字を入力し,見出しを付けたり文字サイズを変更したり,図や写真を挿入してレイアウトを行い,印刷するという手順を踏むでしょう。それに対し\LaTeX では
\end{description}
\begin{description}
{\small \item[数式モードでの空白]\mbox{}\\
数式モードでは自動的にスペースが調整されます。数式のコマンドではないスペースは無視されます。そのため,\verb|$y=ax+b$|も\verb|$y = ax + b$|も同じ$y=ax+b$という出力になります。スペースを強制的に指定したい場合は次の命令を使います。
\item[きまりごと]\mbox{}\\
\LaTeX で文書を作成するには,Microsoft Wordや一太郎などのワードプロセッサソフトにはない,いくつかのきまりごとがあります。
ワープロソフトでは,文書作成画面に文字を入力し,見出しを付けたり文字サイズを変更したり,図や写真を挿入してレイアウトを行い,印刷するという手順を踏むでしょう。それに対し\LaTeX では}
\end{description}
\end{document}
デフォルトサイズでは2行目の段落は3文字下がっていますが,\smallにすると字下げは同じなのに見出しが小さくなり,結果として3文字以上下がっています。これを3文字にせよと指示されました。
\leftmarginはプラスの値しか設定できないので,強制的に2行目を左に移動することができません。
どうすれば良いのでしょうか。
\leftmargin が違うと,おかしくなるでしょうから,
題目をずらすことになるのだと思います。
(要求を無視するほうが良いような気もしますが...)
元のものは,フォントチェンジコマンド \small の位置が不適当で,
おかしな出力になっていると思います。
...
\renewenvironment{description}{%
\list{}{%
\labelwidth=3zw
\labelsep=1zw
\advance \labelwidth by -\labelsep
\let \makelabel=\descriptionlabel}}{\endlist}
\begin{document}
\begin{description}
... ...
\end{description}
{\small
\begin{description}
... ...
\end{description}
}
...
\end{document}
題目をずらすことになるのだと思います。
(要求を無視するほうが良いような気もしますが...)
元のものは,フォントチェンジコマンド \small の位置が不適当で,
おかしな出力になっていると思います。
...
\renewenvironment{description}{%
\list{}{%
\labelwidth=3zw
\labelsep=1zw
\advance \labelwidth by -\labelsep
\let \makelabel=\descriptionlabel}}{\endlist}
\begin{document}
\begin{description}
... ...
\end{description}
{\small
\begin{description}
... ...
\end{description}
}
...
\end{document}
すでに解決案が出ていますが、元の質問に気になるところがあったので。
> \leftmarginはプラスの値しか設定できないので,
これ、そうでしょうか?
具体的には、どこでどのように指定したのでしょうか。
\leftmargin は list 環境を直接使う場合のパラメータであって、
description 環境などの場合は、入れ子の階層を自動で検出したうえで
階層に合わせた \leftmargini や \leftmarginii などが \leftmargin に代入されて
list 環境に渡されるようになっています。(クラスファイルにもよりますが)
ですので、次のようにすればよいと思います。負の値も使えると思います。
{\small\leftmargini=3zw
\begin{description}
...
\end{description}}
> \leftmarginはプラスの値しか設定できないので,
これ、そうでしょうか?
具体的には、どこでどのように指定したのでしょうか。
\leftmargin は list 環境を直接使う場合のパラメータであって、
description 環境などの場合は、入れ子の階層を自動で検出したうえで
階層に合わせた \leftmargini や \leftmarginii などが \leftmargin に代入されて
list 環境に渡されるようになっています。(クラスファイルにもよりますが)
ですので、次のようにすればよいと思います。負の値も使えると思います。
{\small\leftmargini=3zw
\begin{description}
...
\end{description}}
> \leftmarginは正の値だけしか許されないけど,\leftmarginiは大丈夫
\leftmargin だって負の値でいいはずだと思って、実際に list 環境を直接使ってみたところ、
やはり \leftmargin に負の値を設定した場合も設定どおりになりました。
(設定した分量だけしっかり左にはみ出しました)
もちろん description 環境であれば \leftmargini に設定した負の値が効きます。
それなので、「\leftmargin は正の値だけしか許されない」と再び仰られるのが解せなくて、
Lamport のマニュアル『文書処理システムLaTeX2e』を見てみたところ、
なんと「負の値は指定できない」と書かれているのですね。
(索引で \leftmargini などからたどれるページにありました)
他のパラメータの説明にも「負の値は指定できない」とか「負の値も指定できる」とか
書かれていますね。
実際には負の値も機能するのに、どうしてこう書いてあるのか、謎ですね。
勉強になりました。お返事ありがとうございました。
\leftmargin だって負の値でいいはずだと思って、実際に list 環境を直接使ってみたところ、
やはり \leftmargin に負の値を設定した場合も設定どおりになりました。
(設定した分量だけしっかり左にはみ出しました)
もちろん description 環境であれば \leftmargini に設定した負の値が効きます。
それなので、「\leftmargin は正の値だけしか許されない」と再び仰られるのが解せなくて、
Lamport のマニュアル『文書処理システムLaTeX2e』を見てみたところ、
なんと「負の値は指定できない」と書かれているのですね。
(索引で \leftmargini などからたどれるページにありました)
他のパラメータの説明にも「負の値は指定できない」とか「負の値も指定できる」とか
書かれていますね。
実際には負の値も機能するのに、どうしてこう書いてあるのか、謎ですね。
勉強になりました。お返事ありがとうございました。