「\UTF Undefined」が出るのは、おそらく TeXShop の環境設定で「utf パッケージ対応」を ON にしているからです。
pLaTeX では JIS 第二水準の範囲の文字までしか扱えないため、その外側にある漢字を含むソースを書くためには
otf パッケージを読み込んで \UTF{番号} と書く必要があります。しかし、いちいちユーザが番号を調べるのは面倒
ですし、「この漢字は JIS 外だろうか?」と毎回心配するのも嫌でしょう。そこで TeXShop には「utf パッケージ対応」
という機能があり、自動的に JIS 外の漢字を \UTF コマンドに置き換えて手伝ってくれます。
この機能を使う場合は、ユーザが必ず \usepackage{otf} とする必要がありますが、**見かけ上は** pLaTeX が
難しい漢字も扱っているように見えるので助かるという場合があるかもしれません。一方 otf パッケージの読み込みを
忘れると \UTF undefined になってしまいますので、逆にお節介に感じる人もいるかもしれない、というわけです。
詳しくは
TeX Wiki の TeXShop FAQ も参照してください。
青原 彰子さんのソースは、ご自身で \UTF と書いていなくても JIS 第二水準より外の漢字を知らないうちに使っている
のでしょう。そのように「この漢字が JIS 第二水準までに入っているかどうかご自身で判断付かない」場合、otf パッケージを
常に読み込む習慣にするとよいかもしれません。
「tex が不穏」とおおげさですが、エラー内容は単にそれだけのことですから、アンインストールするほどのことではないです。