Latin Modernではフォントサイズにより、
そのサイズに合ったフォントを割り当てていると思うのですが、
この割り当て方を変えるにはどうしたらいいでしょうか?
具体的には文書全体で、フォントサイズに関係なく、
12pt用のフォント(LMRoman12-Regularなど)を使いたいと思っています。
(T1 エンコーディング使用と仮定します。)
プレアンブルの
\usepackage[T1]{fontenc} \usepackage{lmodern}
の直後にフォントファミリの設定命令を記述します。
\DeclareFontFamily{T1}{lmr}{} \DeclareFontShape{T1}{lmr}{m}{n}{<->ec-lmr12}{} \DeclareFontShape{T1}{lmr}{m}{it}{<->ec-lmri12}{} % 以下他のシェープについて同様に
これらの命令の意味については「texdoc fntguide
」で表示される解説文書を参照してください。また、引数に書くべき値(it
とか ec-lmr12
の部分)については、ファイル t1lmr.fd(および他の t1lm....fd)の内容が参考になると思います。(OT1 を使うのであれば ot1lm....fd を参考にします。)
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{lmodern}
\DeclareFontFamily{T1}{lmr}{}
\DeclareFontShape{T1}{lmr}{m}{n}{<-> ec-lmr12}{}
\DeclareFontShape{T1}{lmr}{m}{it}{<-> ec-lmri12}{}
\DeclareFontShape{T1}{lmr}{m}{sl}{<-> ec-lmro12}{}
\DeclareFontShape{T1}{lmr}{bx}{n}{<-> ec-lmbx12}{}
別のファミリも同じようにできそうです。