質問用フォーラムです。ご質問の前に質問のしかたをご覧ください。

Korean TeX Society の大会

- KUROKI Yusuke の投稿
2月4日(土)に韓国で開催された,Korean TeX Society の大会で,TeXユーザの集いについて発表してきました.スライドを添付しておきます.

個人的には,2008年の,the Asian TeX Conference 2008 (AsiaTeX08) 以来の参加でした.2008年のときは韓国人以外の参加者も多く,その中でディスカッションすることも多かったのですが,今回はぽつんと一人だけ日本人がいる状態でしたので,新鮮な感覚でした.

今回の大会は,参加者50人弱で,ゆったりとしたプログラムが組まれていました.発表には,チュートリアル・啓蒙的なものが多く,AsiaTeX08とも,TeXユーザの集いとも雰囲気の違う感じでした.Dvipdfmx 共同開発者の ChoF さんと最もよく話をしていたのですが,今回の大会はフォーマルなものだということで,事前検討や構成などでそれなりの準備は必要なようでした.もう少し気楽な offline meeting も望まれているかもしれないということで,今の日本とも似たような課題を抱えているのかもしれません.

取り急ぎ,ご報告まで.

pmatrix環境の中での\@for

- 匿 名 の投稿
pTeX 3.141592-p3.1.10 (EUC) (Web2C 7.5.4)を使用しています. 奥村先生の本は読みましたが, マクロについて詳細に書いてある本は読んだことがありません.


やりたいこと:

\vector a,b,c,d ;

と書いたときに

\begin{pmatrix}
a \\ b \\ c \\ d
\end{pmatrix}

と展開されるマクロを作りたいです. 但し, 引数はコンマで区切られる任意個の列です. 安直に

\def\vector #1 ;{
\begin{pmatrix}
\@for \i := #1 \do { \i \\ }
\end{pmatrix}
}

としたのでは \vector a,b,c,d ; としたときに最後に空白が入って5列になってしまいます. そこで1列の場合は諦めて

\def\vector #1,#2 ;{
\let\i=X
\begin{pmatrix}
#1 \@for \i := #2 \do { \\ \i }
\end{pmatrix}
}

としてみると (a,X,X,X) となってしまいます. 然し

\def\vector #1,#2 ;{
\let\i=X
\begin{pmatrix}
\@for \i := #2 \do { \i \\ } #1
\end{pmatrix}
}

とすると (b,c,d,a) となり, TeXの挙動がなぜこの様になるのかよく分かりません.

また, http://note.golden-lucky.net/2006/05/latextex-cf.htmlのような文字列置換を使えばよいのではないかとも考えましたが, pmatrixの中では上手くいきませんでした.


期待する解答:
(1) 正しく動くマクロ. 願わくば1列の場合も期待した動作をするもの.
(2) 何故同じような書き方をしても (a,X,X,X) (b,c,d,a) のような違いになるのかを教えていただきたいです.

よろしくおねがいします.

MacOSX Lion + MacTeX2011 & TeX Live 2011 でのdvipdfm(x)のエラー

- Ryo Ichimiya の投稿
一宮@KEKです。

MacOSX Lion (10.7.2)に奥村先生の
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Mac#l0407136
に従って、MacTeX-2011 & TeX Live 2011をインストールしまいした。
具体的には、
  • MacTeX.mpkg.zipをダウンロードし、インストール。
  • TeX Live Utility.app にてアップデート。
  • tlptexliveリポジトリを参照して tlptexliveのインストール。
$ sudo `which tlmgr` update --self --all
$ sudo `which tlmgr` --repository http://www.tug.org/~preining/tlptexlive/ update --all
$ sudo `which tlmgr` --repository http://www.tug.org/~preining/tlptexlive/ install pmetapost pxdvi uptex
  • ヒラギノフォントのシンボリックリンク張り。
$ sudo mkdir -p /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiragino/
$ cd /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiragino/
$ sudo ln -fs "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W3.otf" ./HiraMinPro-W3.otf
$ sudo ln -fs "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W6.otf" ./HiraMinPro-W6.otf
$ sudo ln -fs "/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ Pro W4.otf" ./HiraMaruPro-W4.otf
$ sudo ln -fs "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf" ./HiraKakuPro-W3.otf
$ sudo ln -fs "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W6.otf" ./HiraKakuPro-W6.otf
$ sudo ln -fs "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Std W8.otf" ./HiraKakuStd-W8.otf
  • ヒラギノフォントのPDF埋め込み設定
$ updmap-sys --setoption kanjiEmbed hiragino (ヒラギノフォントを埋め込む)
です。
この設定で、
% platex latex-test1.tex
....

mendexでエラー

- 匿 名 の投稿
mendexを使おうとすると
> mendex -lrcg -s style -d dic idx
> This is mendex version 2.6f [14-Aug-2009] (sjis).
> Scanning dictionary file c:/Users/xxx/texmf/makeindex/dic.dict.
> Error: ふどうしょうすうてんすう is no entry in dictionary file
とエラーになります。辞書は見つかっているし、ひらがなでエラーになるというのが解りません。

なお辞書には、
> 浮動小数点数 ふどうしょうすうてんすう
と有ります。

どの様な間違いが考えられるでしょうか?

図のcautionを改行したい

- 有瀬 恋 の投稿
奥村先生の「LaTEX2ε美文書作成入門(改訂第5版)」にてLaTeXとTeXWorksをインストールして論文を作成させて頂いています。ところで、図のcaptionを任意の場所で改行させたいのですが、うまく行きません。どうぞご教授お願いいたします。

例えば、図のcaption「てすとてすとてすとてすと」を

てすとてすと
てすとてすと

と表示させたいのですが、以下のようにソースを書いて

\begin{figure}[htbp]

\begin{center}

\includegraphics[height=60mm]{test.eps}

\caption{てすとてすと \\ てすとてすと}

\label{fig:test}

\end{center}

\end{figure}


TeXWorksのpdfpLaTeXでコンパイルすると

<test.eps>

! Argument of \@tempf has an extra }.

<inserted text>

\par

l.297 ...てすとてすと)}


となってしまいます。いろいろWebページで検索していたところ、いくつか解決法があったので試してみましたがどれもだめでした。


①「\\」を「\newline」にする→コンパイルできるが、改行されない

②「\\」を「\protect\newline」にする→コンパイルできるが、改行されない

③「\\」を「\protect\\」にする→コンパイルできるが、改行されない

④「\\」を「\protect\breakline」にする→コンパイルできるが、改行されない



コマンドプロンプトでバージョンを表示させたところ、pTeX 3.1415926-p3.1.11 (utf8.sjis)でした。環境はWindows7でTeXWorksのpdfpLaTeXを使ってコンパイルしています。どうぞよろしくお願い致します。

「win7」角藤版W32TeX (x86)をインストールしたらplaTeXのコンパイルが不可

- xueliang xueliang の投稿
この前の人とちょっと違って、今回はwindows7が使ってます。

角藤版W32TeX (x86)をインストールしたらplaTeXのコンパイルが一切不可能になってしまい,困っています.
エラーは以下のようなものです.


 C:\Xueliang\thesis_platex>platex thesis.tex
This is e-pTeX, Version 3.1415926-p3.2-110825-2.3 (sjis) (TeX Live 2012/dev/W32T
eX)
 restricted \write18 enabled.
entering extended mode
! I can't find file `thesis.tex'.
<*> thesis.tex

(Press Enter to retry, or Control-Z to exit)
Please type another input file name: 


別のtexテンプレートで

 C:\Xueliang\test>platex master.tex
This is e-pTeX, Version 3.1415926-p3.2-110825-2.3 (sjis) (TeX Live 2012/dev/W32T
eX)
 restricted \write18 enabled.
entering extended mode
! I can't find file `master.tex'.
<*> master.tex

(Press Enter to retry, or Control-Z to exit)
Please type another input file name: 




何か解決策がありますでしょうか?

bibunsho_5

- 匿 名 の投稿
こんにちは。
質問をお願いします。
「美文書」(5版)の95ページ の「5.25 数式の技法」の\newcommandの3行目を何度入力してもうまくいきません。
以上です。
失礼します。

PDF形式の図の挿入について

- 匿 名 の投稿
PDF形式の図を挿入したいのですが、図が表示されません。
但し、とりあえずコンパイルは完了するようなので、何がいけないのか良く分かりません。
以下は本文の抜粋です。
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}


\includegraphics[width=5cm,clip]{graph00.pdf}

このように書いてコンパイルしてみたところ、
** WARNING ** Invalid object label: 5 0
** WARNING ** Could not find a name object.
** WARNING ** Could not find a key in dictionary object.
** WARNING ** Didn't find "endobj".
** WARNING ** Catalog isn't where I expect it.
** WARNING ** pdf: image inclusion failed for "graph000.pdf".
** WARNING ** Failed to read image file: graph000.pdf
** WARNING ** Interpreting special command PSfile (ps:) failed.
** WARNING ** >> at page="21" position="(123.354, 484.901)" (in PDF)
** WARNING ** >> xxx "PSfile="graph000.pdf" llx=0 lly=0 urx=595 ury=841 rwi=1417 clip"
というエラー(?)メッセージがコンパイルが一通り終わった後に表示されてしまいます。
一体どうすればいいのでしょうか?

ちなみに、graph00.pdfというのが挿入したいPDF形式のファイルで、同じフォルダ内にはこの本文とgraph00.bbというファイルもちゃんとあります。

dvipdfmxを用いてeps付きdviの変換

- 匿 名 の投稿
eps フォーマットの図が pdf 変換できない問題で困っています。
環境はWindows 7 32bit 使用エディタWinshell 3.3.2.4
Ghostscript 9.04。
もとのTeXファイルは以下のような感じです。

\documentclass{jarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}

\begin{document}

\begin{figure}[htbp]
\begin{center}
\begin{tabular}{c}

% 1
\begin{minipage}{0.33\hsize}
\begin{center}
\includegraphics[width=5cm]{fig1.eps}
\hspace{1.6cm} $\tilde{\gamma }=0$
\end{center}
\end{minipage}
% 2
\begin{minipage}{0.33\hsize}
\begin{center}
\includegraphics[width=5cm]{fig2.eps}
\hspace{1.6cm} $\tilde{\gamma }=0.1$
\end{center}
\end{minipage}

% 3
\begin{minipage}{0.33\hsize}
\begin{center}
\includegraphics[width=5cm]{fig3.eps}
\hspace{1.6cm} $\tilde{\gamma }=0.2$
\end{center}
\end{minipage}

\end{tabular}
\label{fig:lena}
\end{center}
\end{figure}
\end{document}

これはdvioutで正しく表示されましたが、なぜかdvipdfmxでdvi→pdfにしようとすると、以下のようなエラーが発生します。
cc:\works>dvipdfmx 1111F2
1111F2.dvi -> 1111F2.pdf
[1
** WARNING ** Filtering file via command -->gswin32c -q -dNOPAUSE -dBATCH -sPAPE
RSIZE=a0 -sDEVICE=pdfwrite -dCompatibilityLevel=1.4 -dAutoFilterGrayImages=false
-dAutoFilterColorImages=false -dGrayImageFilter=/FlateEncode -dColorImageFilter
=/FlateEncode -dUseFlateCompression=true -sOutputFile=c:/temp/1.pdf -c .setpdfwr
ite -f ./fig1.eps -c quit<-- failed.

** WARNING ** Image format conversion for "./fig1.eps" failed...

** WARNING ** pdf: image inclusion failed for "fig1.eps".

** WARNING ** Failed to read image file: fig1.eps

** WARNING ** Interpreting special command PSfile (ps:) failed.

** WARNING ** >> at page="1" position="(64.5789, 201.485)" (in PDF)
** WARNING ** >> xxx "PSfile="fig1.eps" llx=50 lly=50 urx=194 ury=150 rwi=1417 "

]
10202 bytes written

ovp2ovf WEB vs C, japanese-otf, OFM level-

- t tk の投稿
ovp2ovf, otfパッケージなどについて
WWW上の情報を読みあさっているのですが、
情報が錯綜としているので質問します。
どなたか教えていただけると助かります。

[1] 以下のように私は認識していますが、正しいでしょうか?
[1.1] ovp2ovfはTeXLive2011では、WEB版とC版がある。
defaultでは、C版のみが作られる。
[1.2] ovp2ovfのWEB版のソースコードは、TeXLiveでは以下。
/trunk/Build/source/texk/web2c/omegaware
最新版は 1.12
対応文字コードは0xFFFFまで。
[1.3] ovp2ovfのC版のソースコードは、TeXLiveでは以下。
/trunk/Build/source/texk/web2c/omegafonts
最新版は 2.1
実体は omfonts で、 ovp2ovf は omfonts へのシンボリックリンク。
対応文字コードは0xFFFFまで。
[1.4] otfパッケージは japanese-otf として TeXLive2011開発版に入った。ソースコードは以下。
/trunk/Master/texmf-dist/tex/platex/japanese-otf
[1.5] otfパッケージをovp2ovfのC版で作る試みは、2010年8月頃まで行われたが断念。
2010年8月2日から現在(2011年12月)まで、otfパッケージはovp2ovfのWEB版のみ対応している。
[1.6] upTeXでは、文字コード0xFFFF超えのために
ovp2ovf WEB版を0x10FFFFまで対応させたものを upovp2ovf として、ptetex3 ベースに作成。
[1.7] W32TeXでは、
ovp2ovf C版 → ovp2ovf
ovp2ovf WEB版 → wovp2ovf
ovp2ovf WEB版 upTeX拡張 → upovp2ovf
の3個を用意している。

[2] otfパッケージをovp2ovfのC版で作ろうとするときに障害となっていることはどんなことでしょうか?
今後ともotfパッケージをovp2ovfのC版で作る見込みはないのでしょうか?
TeXLiveとしては、「japanese-otf を作るのに、まず非標準のWEB版ovp2ovfを作ってください」
という状況にあると思うのですが、それが続くのでしょうか?
あるいは、W32TeXのように、ovp2ovfとwovp2ovfを分ける、という可能性はないのでしょうか?

[3] Omega/Alephでは、OFM level-0, level-1では文字コード0xFFFFまで対応であり、
文字コード0xFFFF超えにはOFM level-2を使う予定だったと聞いたような気がしますが、
OFM level-2の仕様はどこかで公開されているのでしょうか?
OFM level-2に対応したソフトはどれだけあるのでしょうか?

[4] ovp2ovf は、必ずOFMを作る仕様になっているように見えます。
otfパッケージとpTeX/upTeXはOFMを必要としないので、
OFMを作らないオプションを新設するというのもありかと思います。
ご意見をいただければ、と思います。

どうかよろしくお願いします。