ちょっと古いが,8月1日のIT戦略本部(第31回)議事次第の資料10(村井純先生):
戦略IIでは、利活用の促進を大きな柱として取り組んでまいりましたが、昨今、教育(特に初等・中等教育)において利活用が重要視されすぎ、諸外国と比べて、はっきり言って、理系の力、すなわち、プログラミングやシステム開発のスキル、論理的思考力の育成についてかなり差がついているという問題があります。ITは自分の知的生産プロセスを支援する道具であり、次世代のIT社会を担う子供達は、問題を解決するために情報の力を使うということを身に付けていく必要があります。この力は、他人から提供されたものを使うという後追いの体制からではなく、実際にモノを作る過程で論理を組み立て、設計し、問題を解決していくことによって生み出されるものです。
まさに10月29日のシンポジウムでのわれわれの提言と同じことを言っていただいている。しかし,IT戦略本部(第31回)議事録のほうを読むと,戦略本部での議論が必ずしも村井先生やわれわれの考える方向には向いていないように思える。
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